エラーから始まる異世界生活

KeyBow

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第3章

アルヒオーネ大陸を

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 アルヒオーネ大陸を実質的に手中に納めたのだが、傷だらけでどうしようもない状態の国ばかりだった。大陸を手中に納めたと言えば聞こえは良いが、実質的に戦後処理という名の貧乏くじを引いたようなものだ。

 まあ、戦争が絶えなかった大陸を制したので、当然戦争を禁止し、国境は即時撤廃だ。国境警備隊は各地の兵に分配して、治安維持をさせる。特に盗賊の取り締まりに力を入れていくのだ。

 5つの地域に再編し、一時的にアリア達を総督に充てて、後任を育てて貰う。為政者が不足していた。

 色々な城に派遣していた。
 そして、4つの地区に総督を立てたが、問題は人が居なくなったあの地区だ。

 総督にはアルフレッドを充てる。俺の部下の中で古株であり、信頼している。真面目でちょっとひょうきんな奴だが、公明正大にしていくだろう。

 総督を命じると妻の前で気絶していた。

 滅びた街の一つにはドラゴニュート達が行くという。
 他の街も新規一転で移り住む者を募る。

 俺にしか出来ない事として奴隷を解放していっている。
 主人無しの奴隷が大量におり、多くの奴隷商も死んでいた。   
 殆どは城預かりで下働きをさせていたようだ。

 城に囚われていた者で、犯罪者では無い者は即時解放していく。

 欠損者には欠損修復を行い、街単位で日時を決めて対象者を集めた。動かせない者へは、代理の者に案内させ赴いたりして忙しくしていた。元兵士を中心に多かった。

 兵士の多くに街道の拡幅を命じていた。いずれ鉄道を整備する為で、資金は個人的に俺が出している。

 そして魔物の残党探索を打ち切ってから3週間位経過していた。滅びた街への移住の準備の為、兵やアルフレッド達を率いて各地の街を点検しに行く事にしたのであった。盗賊やならず者の確認だ。
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