エラーから始まる異世界生活

第３章

早苗さん

　真の魔王が魂食いだったとは！と唖然といていたが、先程浄化した時に早苗さんから最後の力で念話があった

「ありがとうございます！これで人して死ねます。できたら貴方のよき人に成り愛されたかったで」

　で途切れた。セレーシャを呼び、確認したが彼女で間違いがなかった。

　彼女も被害者である。
　バルバロッサが招いた魔王絡みはこれにて終結の運びとなる。



　責を問うべき者が既にに死んでいて歯切れの悪い結末だ。

　俺は相変わらず詰めが甘い。早苗さんの顔付きからあのような激しい残虐性、エロい言動があり得ないから、乗っ取りを考えるべきだった。

　彼女が死んだ今は顛末が分からない。彼女から聞き出すしか手がなかったのだ。
　彼女との念話から素晴らしい女性なのだと、あの短い会話で好きになっていた。

　取り敢えず頭部を拾い、綺麗に拭いてあげてから胴体と頭部に対して各々欠損修復をする事にし、シェルターの中で女性陣を引き連れておこなうごとにした。裸体を晒す事に成るからだ。

　彼女を生き返らせるつもりだ。万が一怖いので予備の体を準備するのだ。頭部からは見事な裸体が現れ、胸を少し大きく変えてあげた。念の為元の本体も妻達に清楚な服を脱がして貰い、胸を切り取り大きくなるように修復を行った。
　ちくびの再建は見本があるから大丈夫だ。
　AカップらかCカップに、上品な大きさにしていく。

　誰かに言われて大きくしたのだ。誰だったかは思い出せない。

　彼女は今は穏やかな死に顔だ。
　両方の体を裸にさせ、妻達が清楚な服に着替えさせてくれた。彼女にあのセクシーな服は似合わないからだ。

　その間に一部の強者以外はワーグナーに返し、残したのは護衛役とセレナだけだ。

　又もやこれから死者蘇生だ。

　シェルターの入り口で早苗さんの体を抱き抱え、いつもの如く左胸を直接掴み、死者蘇生を実行する。

　そうすると意識が朦朧としてきていたが、心臓が再鼓動開始し、何かの幻影を見た気がする。しかし、見始めた0.1秒には意識を失って行くのであった。