エラーから始まる異世界生活

第１章

誘惑

　いつもの朝とは、ちと違った。
　裕美がくねくねし過ぎているのだ。
　朝から積極的だった。ごほん。えっとですな、積極的なのは出撃準備をしていると裕美が少し訓練を付けてほしいと言うので剣の稽古を付ける。
　という事です。

　裕美は覚えが早かった。
　男と女の体格差が出るので俺には勝てないが、１時間位で既にマクギー殿を超えている感じで驚いた。
　ただ、目的を聞くと、今からのフロアでおそらく美女、美少女の大群が出るので直接駆除したいというのが理由だった。

　それはともかく出撃する。シェルターを出ると魔物がわんさか湧いていた。胸がタプンタプン絶景だ。俺の鼻の下が伸びているので裕美が怒りまくり剣で切り裂いていく。俺は見れなかった。美少女が切り裂かれる姿は悲しかった。俺に抱きついて俺を求めてくる。誘惑するのだ。分かって入るが体は正直だ。
　手口は致している最中に体を張る切り裂くそんな感じだが、効果は高い。
　俺は引っかかりそうになっていたりする。

　一旦周辺を駆除すると俺は無言の圧力に屈してしまった。
　そう、サラマンダー先生に駆除をお願いするのだ。
　俺の目からはきっと血の涙が出ているのであろう。

　それはともかくとして、サラマンダー先生の活躍により格段にペースが上がった。
　俺の精神ダメージはとてつもなく大きいが。
　このダンジョンは俺にとって本当に相性が悪い。

　そんな感じで進んで行く。１０階層に毎趣向が変わった。ミニスカメイド、セーラー服、ミニスカポリス。何処からそんな服を用意したのか突っ込みどころ満載だが実際着ている。

　今日の夜は裕美がとても優しかった。俺がサラマンダーで攻撃をしたからだ。
　よくしつからも順調に進むが４１０からはそれはそれは気持ち悪かった。パンツ一丁の男が大量に出てくる。俺は怒りまくっています！キモいから頑張って殲滅です。
　その日は４０５でストップした。翌日に万全の体制で１００階層毎のボスに挑む。

　５００階層を切るとボスの難易度が一気に上がると予測していて、俺の心と体が持つのか心配だった。
　精神的な疲労が激しく、その日は早く寝ていくのであった。