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第1章
変則ダンジョン
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ボス部屋は50m四方位の正立方体の部屋だ。
出てきたボスはそれは恐ろしい奴が出てきた。
俺は思わずレニスのおしりに顔を埋めて隠れた。セリカも同じくレニスのお尻に顔を埋めて二人して泣いた。
「あり得ない、アレは駄目だ良くない!早く倒して消してくれ!頼む」
体長4m程だが問題は奴が黒く台所によくいるあのカサカサしている奴としか思えない格好だ。
アンバーは強かった。ホーネットも強いが敏捷力が違う。
奴の背中に飛び移ると羽と頭の繋ぎ目に拳を突き立て内部組織を引き抜いてあっさり終わった。
白い体液まみれの姿でアンバーは俺の所に褒めて貰にに来たのだが、俺は、その姿を目の前で見た瞬間泡を吹いて気絶した。そう、セレナと一緒に。
アレの体液を被っているのだ、自分に掛かったらと思うと耐えられなかった。
気がつくとレニスが膝枕してくれていて、シェリーがセレナを膝枕している。
「あれ?一体何が?俺どうしてた?」
レニスが困ったように
「アンバーがボスを倒した直後に二人共泡を吹いて気絶したのよ。大丈夫?」
「うーんなんでだろう?そういえばアンバーがボスを倒してくれたのは覚えてるんだよなー。アンバーおいで!」
アンバーは今は小奇麗だ。呼ばれて嬉しそうに駆け寄ってくる。
俺は、ぎゅと抱きしめて頭をなでてキスをして
「ありがとう。あいつキモかったろうに!本当にありがとう」
もう一度抱きしめると目覚めたセレナもアンバーに抱き着いて俺と二人して泣いた。
皆不思議そうに、大袈裟な俺の反応に戸惑っていた。
そしてアンバーが嬉しそうにドロップを差し出した。魔石とアンバー向けの武器付きの手甲だ。任意に爪を出し入れできる。俺はアンバーの手に装備してあげるのだが、アンバーはキョトンとしていた。
「おおー!アンバーに似合うな。うんうん。強化したからアンバーの助けになる武器?防具だよ」
アンバーは遠慮がちに顔を赤らめて
「頂いても良いのですか?」
「うん。君に使って欲しいんだ。今度服も買おうな。あまりおしゃれをしていないだろう?」
アンバーは泣いて喜んでいた。大袈裟だなあと思うもアンバーの過去に起因しているんだろうなと、たっぷりの愛情で心を溶かしてやらないとなと思いつつ尻尾をモフってしまった。ナンシーに小突かれて我に返り、先へ進む。
6-9階は大きさこそ今までのフロアと大して変わらないが、出てくる魔物がボス級ばかりだ。オーガナイト等で、全員がローテーションで先頭を代わって進んでいった。
途中腕を切り落とされたりした者が出たが、俺が回復し問題なかった。
今は恐らく夕方位になっているだろう、ようやく10階層に着いた。
ボス部屋の後におっさんがいると思うので
「多分おっさんはボス部屋の後にいるんだと思う。ここは俺が行こうと思う。レニスは俺のサポート、アリゾナは皆を守ってくれ」
皆が頷いたので扉を開けつつ中を伺うもただの部屋だ。
ボスが出るにしろ中に入ってからだろう。
ボス部屋へは全員が入れた。
そして中から一人の女が出てきた。何故かセレナだ。
「あれ?なんでセレナがそうやって出てくるんだ?」
俺は不用意に近づいてしまった。
アリゾナが
「駄目です敵です!」
と聞こえるとセレナの顔をしたそれは俺の胸に剣を突き立てた。
何故か俺の鎧が貫通した。
心臓が破壊された。時間がない。俺は後ろに転移して首を刎ねた。
そのままでも行けたが、セレナの顔をしているのだ、見ながらは・・・無理だった。
急ぎ欠損修復とヒールで治し、ドロップの確認をを行う。
ドロップは変化の衣という名のマントだ。指輪とは違い種族の変化が可能。任意で選択出来るのは種族のみで、性別の変更は不可、容姿は選択出来ない。これはおっさんへのプレゼントかな。人間界にて行動するのにあの見た目は宜しくない。
収納にしまい、開いた扉をくぐり中に入って行くのであった。
出てきたボスはそれは恐ろしい奴が出てきた。
俺は思わずレニスのおしりに顔を埋めて隠れた。セリカも同じくレニスのお尻に顔を埋めて二人して泣いた。
「あり得ない、アレは駄目だ良くない!早く倒して消してくれ!頼む」
体長4m程だが問題は奴が黒く台所によくいるあのカサカサしている奴としか思えない格好だ。
アンバーは強かった。ホーネットも強いが敏捷力が違う。
奴の背中に飛び移ると羽と頭の繋ぎ目に拳を突き立て内部組織を引き抜いてあっさり終わった。
白い体液まみれの姿でアンバーは俺の所に褒めて貰にに来たのだが、俺は、その姿を目の前で見た瞬間泡を吹いて気絶した。そう、セレナと一緒に。
アレの体液を被っているのだ、自分に掛かったらと思うと耐えられなかった。
気がつくとレニスが膝枕してくれていて、シェリーがセレナを膝枕している。
「あれ?一体何が?俺どうしてた?」
レニスが困ったように
「アンバーがボスを倒した直後に二人共泡を吹いて気絶したのよ。大丈夫?」
「うーんなんでだろう?そういえばアンバーがボスを倒してくれたのは覚えてるんだよなー。アンバーおいで!」
アンバーは今は小奇麗だ。呼ばれて嬉しそうに駆け寄ってくる。
俺は、ぎゅと抱きしめて頭をなでてキスをして
「ありがとう。あいつキモかったろうに!本当にありがとう」
もう一度抱きしめると目覚めたセレナもアンバーに抱き着いて俺と二人して泣いた。
皆不思議そうに、大袈裟な俺の反応に戸惑っていた。
そしてアンバーが嬉しそうにドロップを差し出した。魔石とアンバー向けの武器付きの手甲だ。任意に爪を出し入れできる。俺はアンバーの手に装備してあげるのだが、アンバーはキョトンとしていた。
「おおー!アンバーに似合うな。うんうん。強化したからアンバーの助けになる武器?防具だよ」
アンバーは遠慮がちに顔を赤らめて
「頂いても良いのですか?」
「うん。君に使って欲しいんだ。今度服も買おうな。あまりおしゃれをしていないだろう?」
アンバーは泣いて喜んでいた。大袈裟だなあと思うもアンバーの過去に起因しているんだろうなと、たっぷりの愛情で心を溶かしてやらないとなと思いつつ尻尾をモフってしまった。ナンシーに小突かれて我に返り、先へ進む。
6-9階は大きさこそ今までのフロアと大して変わらないが、出てくる魔物がボス級ばかりだ。オーガナイト等で、全員がローテーションで先頭を代わって進んでいった。
途中腕を切り落とされたりした者が出たが、俺が回復し問題なかった。
今は恐らく夕方位になっているだろう、ようやく10階層に着いた。
ボス部屋の後におっさんがいると思うので
「多分おっさんはボス部屋の後にいるんだと思う。ここは俺が行こうと思う。レニスは俺のサポート、アリゾナは皆を守ってくれ」
皆が頷いたので扉を開けつつ中を伺うもただの部屋だ。
ボスが出るにしろ中に入ってからだろう。
ボス部屋へは全員が入れた。
そして中から一人の女が出てきた。何故かセレナだ。
「あれ?なんでセレナがそうやって出てくるんだ?」
俺は不用意に近づいてしまった。
アリゾナが
「駄目です敵です!」
と聞こえるとセレナの顔をしたそれは俺の胸に剣を突き立てた。
何故か俺の鎧が貫通した。
心臓が破壊された。時間がない。俺は後ろに転移して首を刎ねた。
そのままでも行けたが、セレナの顔をしているのだ、見ながらは・・・無理だった。
急ぎ欠損修復とヒールで治し、ドロップの確認をを行う。
ドロップは変化の衣という名のマントだ。指輪とは違い種族の変化が可能。任意で選択出来るのは種族のみで、性別の変更は不可、容姿は選択出来ない。これはおっさんへのプレゼントかな。人間界にて行動するのにあの見た目は宜しくない。
収納にしまい、開いた扉をくぐり中に入って行くのであった。
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