エラーから始まる異世界生活

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第6章

帰還

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 ダンジョンから城に戻るとアリアとセチアが迎えてくれた。
 予測より長かったので気が気じゃなかったようだ。

 俺は頭を撫でて、留守を託していた事のお礼とお詫びをした。

 メイベルとドロシーは国王を呼びに行っている。

 俺達が不在の間は時折魔物が攻めて来たが、精々1000匹が纏まって来る位だったと報告を受けた。

 ダンジョンの入り口近くで監視を置いていたが、新たな魔物は沸かなかったようだ。

 俺は国王にダンジョンの攻略宣言を出して、王都周辺を兵士1000名単位での巡回殲滅を命じた。

 皆の前で命じてハットなった。まだ彼は国王だ。
 しかし恭しく命令を受理し側近に色々な命令を出していった。

 ワーグナーの兵士はゲートで城に返した。
 既に夕方近くだった。今日はドロシーをカービングに残して、ゲートでワーグナーの屋敷に帰った。ドロシーは連絡役だ。明日朝またカービングに向かう等。

 屋敷に戻るとクロエとロトナに熱烈に迎えられた。

 夕食の準備が出来ていたので、久し振りの屋敷での食事となった。

 それと風呂の後、クロエの指示どおりに皆の部屋を訪問していった。
 おかしいと気が付くべきだったのだが、アリアとロトナの二人を双子セットで、不思議な経験をした後、最後の訪問がもとい、寝室への訪問者がドロシーだった。
 可愛がっている時に違和感があった。
 そう嵌められたのだ。というかドロシーは連絡役でカービングにいるのだ。

 熱烈合体を始めた当初、それが生娘である事に気が付かず、合体した時にようやくメイベルと気がついた。俺は焦った。刻印の儀式を急遽行う事になったからだ。もうしちゃったからね。後戻りできない。用意周到で、腕を結ぶ紐も持っていた。

 ダンジョンで一緒だったのだ。デートはしていないが、一緒に戦った仲間だし性格も、人格も尊敬できる。何より愛していた。俺の心配は、致し始める時に、ドロシーと思い込んでいた事だ。その為に、抱いている女性を、愛しているとの強い思いが有るからとはいう、無事刻印が刻めれるかわからないのだ。彼女と長い年月を共に過ごしたいと思う。だから無事刻印が完成していて欲しいと祈ったのだ。

 しかし、疲れからか猛烈に眠かった。メイベルを大事に抱き寄せながら眠りについたのだった。

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