111 / 527
第5章
ダンジョン攻略開始
しおりを挟む
朝目覚めると今日は大人しくユリアが寝ていた。軽く肩を揺すると目が覚めたようなのでランニングとなるが、今日はこれからダンジョンなので短めだ。
早朝訓練も程々に朝食を食べ屋敷の全員で向かう。子供達はまだ屋敷要員ではない。
その前に城へ行き三宝姫とお付のメイドさん、城の兵士10名を連れて屋敷に戻る。
本日は初心者ダンジョンに全員で行くので屋敷が留守になるので城の兵士等を警備に当たらせるという。全員が居ないという異常事態は避けたいので本来は日をずらすが、国からの無理で動いているので人員を出してもらっている。
全員でダンジョンに向かうというより、ゲートで行くのだが、今日は国の貸し切りとなっており、ダンジョン入り口に多くの兵士が待機していた。
ダンジョンに入った事の無い兵士8人を集め臨時の護衛が付き従うというような仰々しい事になってしまっていた。
オリンズ達はパーティー名をバトルシップにしており、バトルシップに使用人夫婦と親子を同行させてパワーレベリングを行う事になり一班、俺、セチア、クロエ、オリヴィア、ユリア、三宝姫路の第二班で向かう。
今回は非戦闘要員に戦闘経験を積ませるのが目的となり、ある程度進むまでは戦闘に長けた者のみで戦い、レベルが上がってきたら非戦闘要員に戦わりとしていた。
ロトナ達も護衛しつつ戦わせ、自衛力をつけさせている。
昼前に最下層まで順調に来ていて昼食をとってからさくっとボスを倒したのであった。
そうするとアイテムが入った宝箱が人数分ドロップされていて、中を開けると、ある者は魔法が付与されている外套、別の者は鎧と皆は装備品だったが、志朗の時は皆の期待を裏切らず、事前にクロエに揶揄されていたがいつものあれであった。
あれです!
少しだけ待つとボーイスカウトもとい、護衛の兵士が来たのでダンジョンを出た。
そしてダンジョンアタック組以外を屋敷や城に戻して志朗達は目的のダンジョンに着いたが、異変があったのだ。
入り口付近にオーガが20匹位いて、志朗が転移して踊り始めたのだ。ではなく剣舞だと言うより流れるように剣を振り、舞うように剣を振り屍を量産していった。お陰で大量の肉体再生をゲットしたのものだから志朗はうはうはだった。
死体を全て収納して入り口に足を踏み入れようとしたら何かの気配がしたので一歩下がると真っ赤なミノタウロスが出てきた。
真っ赤なのは血だった。その手には人間の頭が握られていて、その者を殺した時の血なのだろう。
もう一方の手には血塗れの愛剣である大剣が握られていた。
おもむろにその頭部を投げつけてきたのだが、ユリアに向かって飛んでいく。咄嗟にユリアの前に転移して、飛んできた頭部を剣で受け流したが、兵士達が居る方へ飛んで行き、兵士達の悲鳴と怒声がが聞こえた。
志郎はミノタウロスの背後に転移して一気に首を刎ねた。そうすると兵士達が駆け寄ってきて死体の処理をしてくれていた。魔石だけ貰い今度こそダンジョンに一歩を踏み入れるのであった。
そこには先の頭部の奴の残りの体があったが兵士達に託し中へ進んでいく。兵士は入り口から出てくる魔物を管理している者になる。
出口に向かっていたミノタウロスと遭遇しさくっと倒していく。
このダンジョンは地下型で有るが、本来最下層付近に居るはずの魔物が低階層まで移動してきているので通常のダンジョンとは毛色が違う。今のフロアは洞窟といった感じだった。
ダンジョンに入ったメンバーは志郎、セチア、オリヴィア、ユリア、アリア、オリンズ、シカゴ、ホーネット、アリゾナの9人だ。最初は念の為俺が先頭で様子を見て対応を決める事とした。
志郎は自らの変化に悩んでいた。それは自分を含めまともにステータスが見れなくなった事だった。先に一度心臓が止まる前は奴隷のステータスが確認できたがそれが出来なくなり、奴隷からの自己申告かステータスカードの確認しか出来ない。不思議とアイテムの鑑定は問題ない。
テントも手帳の記載通りに出来たので快適なダンジョンになる筈だ。
そういえば隷属の首輪を外したからユリアのギフトが使えるようになった筈だが何だろう?聞くのすっかり忘れていたんだよな。夜落ち着いたら確認だな。
今日は5階層を目指す。時折下層から上がってきたやつと遭遇するが基本はゴブリンやオークが多く、本来出没する魔物のはずだったのだろう。
3階まで来ていて魔物の出没状況が概ね分かったので、一旦俺は先頭から退き皆に任せてピンチの時は助けるとしたが、オーガが出てもサラッと倒すのでオーガはスキルの関係でトドメは俺が刺すとお願いした。
5階層はボス部屋があったが、あっさりと終わってしまった。
ドラゴニュートのアリゾナが剣を一閃するとオークジェネラルの胴が分断され終わったのだ。
ボス部屋を出て階段の所の近くに隠し部屋があったのでそこに入ると何もない上に中から施錠が出来るので野営場所としてテントを2帳設置して布団を置いて準備をした。
見張りは4班に分けた。2人組になるので一番最初に俺とユリアの番にして貰い、夕食後何事も無く終わりシカゴに代わり俺は眠りについたのだった。ダンジョン攻略初日の終わりだった。
早朝訓練も程々に朝食を食べ屋敷の全員で向かう。子供達はまだ屋敷要員ではない。
その前に城へ行き三宝姫とお付のメイドさん、城の兵士10名を連れて屋敷に戻る。
本日は初心者ダンジョンに全員で行くので屋敷が留守になるので城の兵士等を警備に当たらせるという。全員が居ないという異常事態は避けたいので本来は日をずらすが、国からの無理で動いているので人員を出してもらっている。
全員でダンジョンに向かうというより、ゲートで行くのだが、今日は国の貸し切りとなっており、ダンジョン入り口に多くの兵士が待機していた。
ダンジョンに入った事の無い兵士8人を集め臨時の護衛が付き従うというような仰々しい事になってしまっていた。
オリンズ達はパーティー名をバトルシップにしており、バトルシップに使用人夫婦と親子を同行させてパワーレベリングを行う事になり一班、俺、セチア、クロエ、オリヴィア、ユリア、三宝姫路の第二班で向かう。
今回は非戦闘要員に戦闘経験を積ませるのが目的となり、ある程度進むまでは戦闘に長けた者のみで戦い、レベルが上がってきたら非戦闘要員に戦わりとしていた。
ロトナ達も護衛しつつ戦わせ、自衛力をつけさせている。
昼前に最下層まで順調に来ていて昼食をとってからさくっとボスを倒したのであった。
そうするとアイテムが入った宝箱が人数分ドロップされていて、中を開けると、ある者は魔法が付与されている外套、別の者は鎧と皆は装備品だったが、志朗の時は皆の期待を裏切らず、事前にクロエに揶揄されていたがいつものあれであった。
あれです!
少しだけ待つとボーイスカウトもとい、護衛の兵士が来たのでダンジョンを出た。
そしてダンジョンアタック組以外を屋敷や城に戻して志朗達は目的のダンジョンに着いたが、異変があったのだ。
入り口付近にオーガが20匹位いて、志朗が転移して踊り始めたのだ。ではなく剣舞だと言うより流れるように剣を振り、舞うように剣を振り屍を量産していった。お陰で大量の肉体再生をゲットしたのものだから志朗はうはうはだった。
死体を全て収納して入り口に足を踏み入れようとしたら何かの気配がしたので一歩下がると真っ赤なミノタウロスが出てきた。
真っ赤なのは血だった。その手には人間の頭が握られていて、その者を殺した時の血なのだろう。
もう一方の手には血塗れの愛剣である大剣が握られていた。
おもむろにその頭部を投げつけてきたのだが、ユリアに向かって飛んでいく。咄嗟にユリアの前に転移して、飛んできた頭部を剣で受け流したが、兵士達が居る方へ飛んで行き、兵士達の悲鳴と怒声がが聞こえた。
志郎はミノタウロスの背後に転移して一気に首を刎ねた。そうすると兵士達が駆け寄ってきて死体の処理をしてくれていた。魔石だけ貰い今度こそダンジョンに一歩を踏み入れるのであった。
そこには先の頭部の奴の残りの体があったが兵士達に託し中へ進んでいく。兵士は入り口から出てくる魔物を管理している者になる。
出口に向かっていたミノタウロスと遭遇しさくっと倒していく。
このダンジョンは地下型で有るが、本来最下層付近に居るはずの魔物が低階層まで移動してきているので通常のダンジョンとは毛色が違う。今のフロアは洞窟といった感じだった。
ダンジョンに入ったメンバーは志郎、セチア、オリヴィア、ユリア、アリア、オリンズ、シカゴ、ホーネット、アリゾナの9人だ。最初は念の為俺が先頭で様子を見て対応を決める事とした。
志郎は自らの変化に悩んでいた。それは自分を含めまともにステータスが見れなくなった事だった。先に一度心臓が止まる前は奴隷のステータスが確認できたがそれが出来なくなり、奴隷からの自己申告かステータスカードの確認しか出来ない。不思議とアイテムの鑑定は問題ない。
テントも手帳の記載通りに出来たので快適なダンジョンになる筈だ。
そういえば隷属の首輪を外したからユリアのギフトが使えるようになった筈だが何だろう?聞くのすっかり忘れていたんだよな。夜落ち着いたら確認だな。
今日は5階層を目指す。時折下層から上がってきたやつと遭遇するが基本はゴブリンやオークが多く、本来出没する魔物のはずだったのだろう。
3階まで来ていて魔物の出没状況が概ね分かったので、一旦俺は先頭から退き皆に任せてピンチの時は助けるとしたが、オーガが出てもサラッと倒すのでオーガはスキルの関係でトドメは俺が刺すとお願いした。
5階層はボス部屋があったが、あっさりと終わってしまった。
ドラゴニュートのアリゾナが剣を一閃するとオークジェネラルの胴が分断され終わったのだ。
ボス部屋を出て階段の所の近くに隠し部屋があったのでそこに入ると何もない上に中から施錠が出来るので野営場所としてテントを2帳設置して布団を置いて準備をした。
見張りは4班に分けた。2人組になるので一番最初に俺とユリアの番にして貰い、夕食後何事も無く終わりシカゴに代わり俺は眠りについたのだった。ダンジョン攻略初日の終わりだった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
4,341
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる