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第5章
挨拶
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朝食を終えて一旦城に行き、見掛けたメイドさんにアリアを呼んで貰うと、現れるやいなやいきなり抱き着いて来た。朝の挨拶をすると二人を呼びに行った。
彼女の服は白の清楚な簡易的なドレスで城での普段着のようだった。
ロトナとドロシーは現れるとちゃんと優雅に挨拶をしてきたのだが、やはり簡易的なドレスで、薄い黄色、薄い水色で3人共色違いなだけのお揃いの恰好だ。
アリアに国王への謁見の話をすると残念な表情をしたが、
「君達を娶る事の話をする大事な事だよ」
と言うとパッと明るくなり、
「昼食をご一緒にお願いします。それと既に昨日の事は父上に伝えておりますので形式的な事で済むと思いますわ」
「分かったよ。それと今日はどうするの?皆は今日屋敷への引っ越しをして、引っ越しが終わったらそのまま住むし、俺は午前は槍の稽古だけど」
「良かったら見学をさせて下さい。私達の引っ越しは日を改めた方が宜しいかと。今日はわたくし達の部屋を決めるだけで良いかと思います。お屋敷が落ち着いてからでないとわたくし達が動くと混乱に拍車をかけてしてしまうかと思います」
「分かったよ。そうだよね。それとね、明日か明後日位に初心者ダンジョンに一緒に入ってもらいたいんだ。君達のレベルをリセットしてレベルを上げ直したいんだ。
俺の隷属者は俺の補正でかなり成長力が違うから、できれば後で隷属契約を行いたいのだが良いかな?妻の証とでも思ってくれたら良いかな。
隷属の紋章が刻まれるから、王族で有る以上胸元の大きく開いたドレスを着る事が多いだろうから、胸元は無理だから、胸の下側つまりおっぱい自体の下側に行うのでどうしても胸を触るから理解をお願いね。クロエに聞けばわかるよ。クロエと同じ場所を考えているから。ダンジョンは入るだけで良いんだ。俺が命を懸けて君達を守るし今後戦場に出る筈だから一般兵士よりは強くなる必要があるんだ」
3人は了解してくれたので動きやすい格好に着替えてきてもらい、メイドに行き先を告げて来てるのを確認して屋敷に連れ帰った。
屋敷 に 着くとタオとアレイ殿が3人を出迎えてくれて、既に来ていたマクキー殿へお姫様3人を紹介して今日の訓練が始まり、俺の上達速度の異常さをお姫様衆が見て驚きとうっとりとした目で見ていて、信奉者と言う感じだった。アレイ殿も言葉をなくしていたし、クロエも終盤出て来ていて、やはり信奉者となっていた。
訓練ももう終わりとなった時ギルドから急ぎとオリヴィアが来て話し始めた。
ダンジョンに活性化が見られ、騎士団より出来たら3日以内に入ってほしいという要請がきた。時折魔物が出てくるがA級まで頻繁に出て来ていて長く抑えられないという。
俺は急遽予定を変更して、明日初心者ダンジョンに潜り、その翌日からダンジョン攻略を開始するとした。
午後からは装備を整え、アリア達への隷属契約は今晩のうちに行う。
彼女達も戦いたいといい、冒険者として活動出来る服を買う事に成った。防具は城に彼女達用に作られた実用的なのが有るからそれを装着する。他国が攻めてきて城が戦場に成った場合を想定していて、王族は儀礼や式典用と実用的な二種類を作ってあるという。
ダンジョンアタックメンバーは俺とセチア、オリヴィア、ユリア、奴隷四人と言うとアリアが猛烈に意見を始めた
「私も連れていってください。多少は剣の訓練を受けております。今回のダンジョン騒ぎは国家の一大事で、父王がしきりに心配しております。王家からせめて誰か一人は同行しなければ民がついてこなくなり、いずれ内乱を招いてしまいます。わたくしがランスロット様をお慕いしており、片時も離れたくないと言うわけでは有りません。多少の魔法なら使えますし、回復も出来ます。恐らくこれから国王から同様のお願いをされると思います」
意外だった。おっとりとしていると思っていたが芯のしっかりした女傑のようで、有無を言わせない彼女の話にその熱い思いに圧倒された形で頷いてしまった。
ロトナとドロシーは剣の訓練を受けていない為連れていかないとなり、ダンジョン攻略をしている間の屋敷を任せるようにお願いして、アリアの部屋の準備もお願いしていた。
何人かお付きのメイドを連れてくると言うので、俺が雇い主となるそうだ。
家具は持ち込むらしいので今あるのをメイドさん達に使わせようと考えたのだった。
クロエは刻印者の関係で念話の要員となる。ギルドの要職でダンジョンに長期で入れないので連絡役となった。
城への食事は稽古後にそのままの格好で来るようにと言われてるので俺とアレイ殿、来れたらとクロエ、オリヴィア、セチアまで招かれているので、クリーンだけ掛けてゲートを開き食堂へ向かった。
食堂に行くと王様と王妃様がいたのだが、流石にアリア達の母親だけあって、歳不相応に綺麗な方だったが、挨拶をしようとしたら王妃様に先を越され、
「さあ息子よ席に着いて。まず食べ始めましょう。話は食べながらでしましょうね」
と母親のように言われてるので親類のみの日常の食事扱いで食べながら話が始まり、三人の事を報告すると、やはり三人共に娶るよう王妃と王に懇願さえされていた。それとダンジョンの事はアリアの言う通りになり、ロトナとドロシーが見た幻影についての話しになった時には過去に誰も大陸統一を達成出来ていないが、少なくともバルバロッサは討ち滅ぼすために既にカービング帝国と協議して討伐軍の派遣の計画が進んでいると言う。かなり他国と揉めているらしい。
俺が2国を治めれば大陸一番の大国になるから、ボレロに行く間に近隣の国の統一を考えるように言われてしまい、既に王権を譲渡するつもりと言われてしまったのだ。
ダンジョン攻略をしたらまずはカービング帝国にドロシーを娶る事の挨拶に向かう。
恐らく譲渡に応じるだろうと。二国の譲渡の書類と三姫を同行して、勇者の能力を見ればジャックナイフも傘下に入ると予測できるので、ジャックナイフに兵を終結させてボレロに圧力を加えたら無血占領出来ると言う。
それでバルバロッサを包囲すればまず勝てるとだろーうと。
話が飛躍しているが、一度統一したら、バルバロッサ以外は現在の国王を大公にして領地は現行の領土を与え自治を認め、街道を整備すれば経済的にも飛躍的に経済発展して金回りも良くなると言う。
戦争に備えていた軍備を半減できるので、経済発展に資金を注ぎ込めるのが大きいと言う。税は軍備に回していた分を 集め、バルバロッサ王家を取り潰した分の資金でバルバロッサを直轄にすれば良いという。その為に3宝姫の力が発揮されるし、ボレロにいる妻たちの中に元王妃がいるから領地経営は問題ないし、俺のスキルでいつでもゲートで来れるから相談も可能だと言い切る。
直轄が嫌であれば周辺国の王子を向かえて大公に任命して収めさせて、俺が初代皇帝に就任すれば良いという。
俺自身話についていけてないので、先ずは目先の驚異を排除する事に集中し、その後考える事となった。と言えば聞こえが良いが逃げただけなのだ。
食事を終えて皆で一旦屋敷に行き、部屋を決めてダンジョンに備える事とした。
彼女の服は白の清楚な簡易的なドレスで城での普段着のようだった。
ロトナとドロシーは現れるとちゃんと優雅に挨拶をしてきたのだが、やはり簡易的なドレスで、薄い黄色、薄い水色で3人共色違いなだけのお揃いの恰好だ。
アリアに国王への謁見の話をすると残念な表情をしたが、
「君達を娶る事の話をする大事な事だよ」
と言うとパッと明るくなり、
「昼食をご一緒にお願いします。それと既に昨日の事は父上に伝えておりますので形式的な事で済むと思いますわ」
「分かったよ。それと今日はどうするの?皆は今日屋敷への引っ越しをして、引っ越しが終わったらそのまま住むし、俺は午前は槍の稽古だけど」
「良かったら見学をさせて下さい。私達の引っ越しは日を改めた方が宜しいかと。今日はわたくし達の部屋を決めるだけで良いかと思います。お屋敷が落ち着いてからでないとわたくし達が動くと混乱に拍車をかけてしてしまうかと思います」
「分かったよ。そうだよね。それとね、明日か明後日位に初心者ダンジョンに一緒に入ってもらいたいんだ。君達のレベルをリセットしてレベルを上げ直したいんだ。
俺の隷属者は俺の補正でかなり成長力が違うから、できれば後で隷属契約を行いたいのだが良いかな?妻の証とでも思ってくれたら良いかな。
隷属の紋章が刻まれるから、王族で有る以上胸元の大きく開いたドレスを着る事が多いだろうから、胸元は無理だから、胸の下側つまりおっぱい自体の下側に行うのでどうしても胸を触るから理解をお願いね。クロエに聞けばわかるよ。クロエと同じ場所を考えているから。ダンジョンは入るだけで良いんだ。俺が命を懸けて君達を守るし今後戦場に出る筈だから一般兵士よりは強くなる必要があるんだ」
3人は了解してくれたので動きやすい格好に着替えてきてもらい、メイドに行き先を告げて来てるのを確認して屋敷に連れ帰った。
屋敷 に 着くとタオとアレイ殿が3人を出迎えてくれて、既に来ていたマクキー殿へお姫様3人を紹介して今日の訓練が始まり、俺の上達速度の異常さをお姫様衆が見て驚きとうっとりとした目で見ていて、信奉者と言う感じだった。アレイ殿も言葉をなくしていたし、クロエも終盤出て来ていて、やはり信奉者となっていた。
訓練ももう終わりとなった時ギルドから急ぎとオリヴィアが来て話し始めた。
ダンジョンに活性化が見られ、騎士団より出来たら3日以内に入ってほしいという要請がきた。時折魔物が出てくるがA級まで頻繁に出て来ていて長く抑えられないという。
俺は急遽予定を変更して、明日初心者ダンジョンに潜り、その翌日からダンジョン攻略を開始するとした。
午後からは装備を整え、アリア達への隷属契約は今晩のうちに行う。
彼女達も戦いたいといい、冒険者として活動出来る服を買う事に成った。防具は城に彼女達用に作られた実用的なのが有るからそれを装着する。他国が攻めてきて城が戦場に成った場合を想定していて、王族は儀礼や式典用と実用的な二種類を作ってあるという。
ダンジョンアタックメンバーは俺とセチア、オリヴィア、ユリア、奴隷四人と言うとアリアが猛烈に意見を始めた
「私も連れていってください。多少は剣の訓練を受けております。今回のダンジョン騒ぎは国家の一大事で、父王がしきりに心配しております。王家からせめて誰か一人は同行しなければ民がついてこなくなり、いずれ内乱を招いてしまいます。わたくしがランスロット様をお慕いしており、片時も離れたくないと言うわけでは有りません。多少の魔法なら使えますし、回復も出来ます。恐らくこれから国王から同様のお願いをされると思います」
意外だった。おっとりとしていると思っていたが芯のしっかりした女傑のようで、有無を言わせない彼女の話にその熱い思いに圧倒された形で頷いてしまった。
ロトナとドロシーは剣の訓練を受けていない為連れていかないとなり、ダンジョン攻略をしている間の屋敷を任せるようにお願いして、アリアの部屋の準備もお願いしていた。
何人かお付きのメイドを連れてくると言うので、俺が雇い主となるそうだ。
家具は持ち込むらしいので今あるのをメイドさん達に使わせようと考えたのだった。
クロエは刻印者の関係で念話の要員となる。ギルドの要職でダンジョンに長期で入れないので連絡役となった。
城への食事は稽古後にそのままの格好で来るようにと言われてるので俺とアレイ殿、来れたらとクロエ、オリヴィア、セチアまで招かれているので、クリーンだけ掛けてゲートを開き食堂へ向かった。
食堂に行くと王様と王妃様がいたのだが、流石にアリア達の母親だけあって、歳不相応に綺麗な方だったが、挨拶をしようとしたら王妃様に先を越され、
「さあ息子よ席に着いて。まず食べ始めましょう。話は食べながらでしましょうね」
と母親のように言われてるので親類のみの日常の食事扱いで食べながら話が始まり、三人の事を報告すると、やはり三人共に娶るよう王妃と王に懇願さえされていた。それとダンジョンの事はアリアの言う通りになり、ロトナとドロシーが見た幻影についての話しになった時には過去に誰も大陸統一を達成出来ていないが、少なくともバルバロッサは討ち滅ぼすために既にカービング帝国と協議して討伐軍の派遣の計画が進んでいると言う。かなり他国と揉めているらしい。
俺が2国を治めれば大陸一番の大国になるから、ボレロに行く間に近隣の国の統一を考えるように言われてしまい、既に王権を譲渡するつもりと言われてしまったのだ。
ダンジョン攻略をしたらまずはカービング帝国にドロシーを娶る事の挨拶に向かう。
恐らく譲渡に応じるだろうと。二国の譲渡の書類と三姫を同行して、勇者の能力を見ればジャックナイフも傘下に入ると予測できるので、ジャックナイフに兵を終結させてボレロに圧力を加えたら無血占領出来ると言う。
それでバルバロッサを包囲すればまず勝てるとだろーうと。
話が飛躍しているが、一度統一したら、バルバロッサ以外は現在の国王を大公にして領地は現行の領土を与え自治を認め、街道を整備すれば経済的にも飛躍的に経済発展して金回りも良くなると言う。
戦争に備えていた軍備を半減できるので、経済発展に資金を注ぎ込めるのが大きいと言う。税は軍備に回していた分を 集め、バルバロッサ王家を取り潰した分の資金でバルバロッサを直轄にすれば良いという。その為に3宝姫の力が発揮されるし、ボレロにいる妻たちの中に元王妃がいるから領地経営は問題ないし、俺のスキルでいつでもゲートで来れるから相談も可能だと言い切る。
直轄が嫌であれば周辺国の王子を向かえて大公に任命して収めさせて、俺が初代皇帝に就任すれば良いという。
俺自身話についていけてないので、先ずは目先の驚異を排除する事に集中し、その後考える事となった。と言えば聞こえが良いが逃げただけなのだ。
食事を終えて皆で一旦屋敷に行き、部屋を決めてダンジョンに備える事とした。
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