エラーから始まる異世界生活

KeyBow

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第4章

事後処理

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 俺達は馬車小屋から出て来て屋敷に向かった。

 ギルドマスターが、事後処理を手配してくれて、もう休めと言うから従う事にした。

 皆俺を怪訝な目で見ていたが誰かがクリーンを唱えて血を綺麗にしてくれた。俺はまだ興奮していて血に飢えた肉食獸にように血走っているか為、中々近づけれ無い。

 屋敷に入ると男性陣が何かを大事そうに抱えて、慌ててるシェリーとシータと話しをして風呂場に向かっていった。

 ふとナンシーが怪我はないかと手を握ってきた。
 俺は我慢が出来なかった。
 ナンシーの手を取り、乱暴に寝室に連れていき、鎧を脱いだ。

 何をしたかぼんやり覚えていたが、ふと正気に戻ると、息を切らした破れた服を着ているナンシーに組伏せて犯した後だった。

 記憶が戻る。興奮していて滾りを押さえられずナンシーを乱暴に扱い、服を破り捨てておら、残骸が部屋に転がっているのが分かる。

 殴る蹴るはしていないが、手荒くやってしまったのだか、ナンシーは俺に恍惚の目を向けていたが俺は真っ青になった。
『取り返しのつかない事をしてしまった。』
 と思いナンシーに恐る恐る

「あの、その手荒な事をしてしまった。大丈夫か?」

「ああランス激しくて素敵だったわ。次もああいう風に接してくれると嬉しいの。今までは壊れ物を扱うように丁寧で優しく扱ってくれてたけど、私は乱暴にして欲しかったの。嬉しいのどうして私の希望が分かったの?やっぱり愛のなせる技かしら!優しいのはそれはそれで嬉いんだけども、お願い!」

『あいやーーまさかのどMだったなんて。清楚なイメージが瓦解っすわー
 やらかしましたと真剣に悔やんだ俺の想いを返せーーー』と言いたいが意外や意外。
 もう一度優しく愛し合い食堂に向かった。

 そこでは皆が俺を待っていた。
 男衆が俺に土下座を行った。四人共に。一番若いアルフレッドが言う。

「ランスロットの兄貴、勝手な行動で本来奴隷ごときがご主人様にお願いとはあり得ない事ですが、この命と引き換えで構いませんのでお願いを聞いて下さい」

 なんか仰々しい。おまけに兄貴と言われる。まあ聞くか。と頷いて先を促す。

「この女性達を助けて下さい。」

 うーん言ってる意味が分からない。ここに居る女性は全て俺の女なんだが、それ以外が見えない。
 俺が首を傾げていると、クレア達から何かを各々受け取り、

「この女性達です。」

 と言う。俺ははっとなった。ダルマにされてる女性か!と。
 そう言えばこいつ等地下で何かを大事そうに必死に守るように抱いてたな。

「何でもします。俺の命を差し出しても良いので、できればどうか治してやって下さい」

 とアルフレッドが言うと抱きかかえられていた女性が言う

「アルフレッド様、命を救うて頂いただけで十分です。貴方の命と引き替えなんていけません」

 と言っている。何となく状況は掴めたが、一応確認をする。

「お前達この女性達は一体どうしたんだ?」

「オルクス家に突入した後兄貴に言われて俺達地下に行ったじゃないっすか、そこで見張りを倒して中を見ると彼女達がこのような状態で牢に入れられていて、救出したんです。
 その時何人かが降りてきて必死に彼女達を守ったんです。何とか倒した後思ったっす。兄貴なら彼女達を治してくれると。兄貴の状態が興奮していて恐ろしくてその場では言えなかったんです。何とお願いしやさす!」

 と呂律がおかしいがお願いしてくる。

 彼女達を見るとやはり顔は原型を保っていない。酷いもんだ。ステータスを見ると奴隷では無く一般人かメイドのようだ。皆若い。一番上でもセバスチャンが抱いている26才だ。

「分かった。治そう。お前達、連れてきた以上命を掛けて守ってやれよ。君達も彼らに守って貰え。良いな?」

 8人とも頷いた。

「身の振り方が決まるまでは一旦俺の奴隷として、あっ言っておくが自分から契約解除と言えば契約解除出来る特殊な契約だ。一旦ここでのメイドとして雇おう。それと修復は各自立ち会うか?性質上裸にせざるを得ないし、彼女達の裸を俺が見る事になる。どうするか?」

 アルフレッドに抱えられた女が言う。

「アルフレッド様に出来たら立ち会って頂けると嬉しいです」

 と言うので、他の3人に聞くも助けてくれた者を立会人に求めていた。

 クレアとシータにも立ち会いを、ブラックスワンに脱衣場での着替え等をお願いして風呂場に向かった。
 やはり胸も切り取られていた。

 手足を復元して胸の再建となりサイズや乳首のイメージを伝えるように言うと、4人はそれぞれ俺にだけ聞こえるように言っていった。
 4人共にパートナーに聞いてその通りに再建して欲しいと言う。つまりパートナーの好みに作り替えて欲しいと。
 俺が今まで救ってきた娘と同じなのかな?救ってくれたアルフレッド達に惚れたのかな?
 アルフレッド達はあの状態を見てショックだったろうな。保護欲を掻き立てられて、面倒を見ると覚悟を決めたのだろう。
   一度男達を個別に緊急面談して、性癖と好きな胸のサイズなどを聞いたが、性癖はとても彼女達に言える内容じゃ無かったとだけ言っておく。
  そんなわけで、彼女達の胸は変態男子4人各々の理想となった。後々本当にそれで良かったのか苦悶したとかしなかったとか・・・・・

 胸の再建後俺が触診をするわけにはいかず、各自の男に胸を揉ませて感覚が有るかを確かめた。
 これは実は真面目に行っていた。自分で揉むのと異性が揉むのとでは感覚が違うからだ。

 と4人は無事に治療されてた。

 俺はサービスを行っていた。美人に成るようにと念じ治療し、処女膜を回復してあげた。

 皆を一旦出させて、俺と彼女達だけにして告げた。

「君達の処女膜を再建できているはずだし顔付きも恐らく違うはずだ。」

 と言うと皆確認して頷いた。

「俺がその事を墓場まで持っていくが君達を犯したのは屋敷の関係者か?」

 と聞くと4人共に頷いた。

「男はな、未経験と聞くと殆どは喜ぶんだ。ロマンを見るんだ。彼等には出来れば話さないでやって欲しい。あいつらが初めてとしておいてくれ。君達の膜が再建されたのは俺と君達しか知らない事なんだ。後な、顔が元の顔より綺麗になっている自信がある。これも心の中だけにしておいてね。俺からのちょっとしたサービスだ。」

 と言うという4人共泣いていた。

 俺は4人を脱衣場から出して、シータに相談をした。
 あの即席カップルの部屋割りだ。
 4部屋用意をお願いした。ベッドも何とかなったので、男性陣は早速引っ越しである。

 4人の身の上を聞くと一人は調理人として、3人はメイドとして屋敷で仕事をしていたが、マーガレットに捕まり手足を切断されて牢屋に閉じ込められたという。
 4人は驚いた事に救ってくれた各々の相手を心の底から好きになり、結婚したいと各々言う。各自にパートナーとの部屋を与えるとしたら喜んでいた。

 何だかんだともう19時を回っていた。既に夕食を準備していてくれてたので皆で食事をした。短時間で何とか作ってくれたようだ。

 ナンシーはこの後ギルドにて事後処理があるからと帰って行った。

 今日は本人達の希望でとある二人部屋にて親子丼だった。
 初めての親子丼で不思議な感じだったとだけ言っておく。
 二人はお互いの顔も判らなくなる年数会う事が無く今親子の時間を取り戻しているそうだが、時間の使い方を間違ってるなあと、その間違いの元が思っていたりする。
 でも親子の温もりは良いなあ。俺には既に親は他界し、子供にはもう会えないから、再会をした彼女達が羨ましく眩しかった。
 俺の寝室以外でこの屋敷で寝るのは初めてだった。
 二人に挟まれて幸せな気分で眠りに落ちていった。
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