エラーから始まる異世界生活

KeyBow

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第4章

盗賊討伐依頼

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 day26

 朝6時に昼食を食べて出発となった。
 ダンジョン組は今日は初心者講習

 馬車は2台。ムーンストーンにフレデリカ、ブラックオニキスにクレアと5*5だ。

 道中何も無かったが、俺はトイレ事情を劇的に変える事に成功した。

 昨日デート中に小さな物置小屋を売っていた店を見かけて、思う所があり買った。畳一畳程度の大きさだ。
 小屋の床に穴を開けて周りを補強した。
 こちらの世界はまだ簡易トイレなのだ。以前家の予備にと買って置いたのを使う。
 トイレを床に固定して完成だ。
 使う時は地面に魔法で孔を開けて小屋を収納から出して設置。用を足したら、たらいの水で流す。水は予め魔法でたらいに入れる。 
 撤収時は小屋を外したら穴を土で埋め戻す。

 きのう帰ってから寝る前に工作をしていた。
 まあ、自分で言うのもあれだが器用なのでサクサク行けたのさ。
 2X4の六尺材とコンパネで、物置小屋なんかも一人で作っていたりDIYは得意で、子供にも教えてたりした。
 工作も何人かが怪訝な目で見てたが、早くも日の目を見た。

 最初のトイレ休憩では皆が俺に抱きついて喜んだものだ。
 2台目3台目をせがまれた。俺は調子に乗りドヤ顔で誉めて誉めてと言うとキスの嵐だった。
 英雄だった。ザッツトイレマン。トイレ万歳。ビバトイレ。

 今までは仲間が警戒しながら外でお尻丸出しだ。そりゃ喜ぶさ。魔導ランプを引っ掛けるフックも完備だ。抜かりはない。擬音装置さえ有れば完璧だが!

 しかし隣街には昼には着いてしまった。
 昼食を店で済ませ更に先を進む事にした。
 4人を馬の世話係にして、途中で昼食を食べたメンバーと交代した。俺は武器屋に仕入れに行った。強化のベースにする武器を調達する為だ。

『野営にでも襲ってきてくれないかな』
と暇な道中呟いていた。

 馬車の中では俺はショートソード、ブロードソード、ロングソード、エストック、短槍、長槍、槍、大剣、両手剣、短剣各5本に魔石を組み込みプラス3-5をひたすら作った。

 途中でオークが出た以外は何も無かった。
 丁度街間の半分位で夕暮れになったので野営の場所を決めて、テントを三張設置した。

 ゲートを出して交代交代で風呂に食事に家に行き来する。
 転移の部屋を決めてあり、セレナのテレポートと俺のゲートの位置を対角にしてある。今回は盗賊討伐の為野営をする。
  
 まあ襲われるとしたら明け方かな。
 見張りを決めてあり、俺は明けの前二つだ。
 多分ここがヤバイ。
 セレナは最初にする。

 もしも攻めてきたら、家にゲートを繋ぎ、皆を連れてきて、テントに入れておく。
 そのテントはアイスウォールで囲う。護衛にニーベリングとシータ、エリシスを残しそれ以外で殲滅し、パワーレベリングを行う。なので屋敷の面子は戦わないが戦場には来るようにしている。

 day27

 誰かが俺を起こした。ナンシーだ。
 気配を探るが特に無し。

 見張りの相棒はトリシアだ。
 とりとめの無い話をしているとふと気配を感じた。
 50m先だ。俺は頷いてテントに入り皆を起こした。屋敷と繋ぐテントに入り、中を広げてゲートを繋いだ。
 全員を起こしてテントにゲートで送りこみ中央に集めた。
 外に出てからテントを囲むようにアイスウォールで囲んだ。
 奴らは20mまで来ていた。
 矢が飛んできた。それを掴むとアイスアローをそこらに撃ちまくった。スキルストックが聞こえた。20人以上に囲まれていたようだ。頭上に魔力を込めたライトを出して周囲を照らす。俺には必要が無いが、他の面子が必要としている。

 一斉に飛びかかってきた。
 俺は腹パンを繰り出し、転移の繰り返しで10人程を捕まえた。
 制圧したので、林の中の死体を回収して回った。

 戦闘系メンバーで人を殺した事が無いメンバーに一人づつ処刑をさせた。
 ブラックスワンも全員初めてだ。
 元々話をしていた。いざと言う時に躊躇うと仲間の危機に繋がる為だ。
 二人を残して処刑をし、武器とお金を回収した。
 そして死体を収納に入れた。

 二人を奴隷にしてアジトを案内させる。テントを収納して、屋敷組は一旦屋敷に帰り、朝食と装備をさせて玄関へ待機にした。

 アジトは馬車で20分位の脇道に入った所だ。
 脇に入り5分位進むとアジトが見えてきた。洞窟を根城にしているようだ。藪から20m先に入り口が見えた。
 少し戻ってゲートで皆を連れてきた。
 護衛に屋敷の三人とシェリーを配置する。
 馬車は屋敷に置いて来た。

 俺とトリシア、フレデリカが洞窟に突撃。

 入り口に残りのメンバーが陣取り、中と外を各々見張る。

 中には30人位居そうだ。
 見張りをナイフの投擲で倒して突き進む。
 直ぐにT字路になり、俺が右に突っ込み二人は左だ。
 右は牢屋で見張りが二人いただけだ。速攻で倒して二人に念話を送り戻るように伝えるが遅かった。乱戦で二人共囲まれていた。
 俺が駆けつけると二人は血まみれで、瀕死のフレデリカを傷だらけのトリシアが守っていた。転移で割り込み、入り口にゲートを開き二人をセレナに預けて回復を任せた。
 俺はアイスアローを撃ち込みまくった。
『あの二人が倒されるなんて』
 と普通の強さじゃ無い、変だと思っていると生き残りが予想より多かった。

 長剣の一撃を辛うじて避けた。
 おかしい。盗賊の一撃じゃ無い。
 正規の訓練を受けた手合いの剣戟だ。先日の女騎士団長より強いしああいった剣筋だった。
 俺も囲まれた。転移で先程の一撃を入れてきた奴の後ろに跳び首を刎ねた。
 そいつの体ごと貫いた剣が俺の鎧を掠る。脇に当たったので横に反れたが、俺のステータスによる補正でも躱しきれなかった。
 剣の実力では敵いそうに無い。
『こいつらA級からS級の実力が有る』
 俺は唸った。
 ステータスに頼り切った戦闘の付けだ
 フレデリカ達の所に行かせたくない。
 俺が討ち漏らすと彼女達の所に行ってしまう。多分実力が彼女達より上の者が生き残っている。

 余裕が無くてステータスを確認できない。一旦後方に転移して距離を置いて、コンボ技に出る事にした。大きく魔力を込めてアースホールを実行する。

 通路一杯の深さ10m位のが出来た。残りの奴が6人程落ちていった。
 それでも生き残りが居る。

 穴の底にアイスアローを30発ばかり打ち込むと生き残りは居なくなった。

 急いで外に出ると、フレデリカ達の治療が終わっていた。
 奴隷にした奴に尋問をした。命令で嘘をつくなと言い、

「これから聞くことに正直に答えろ。お前達は盗賊では無いな?盗賊の振りをしている何処かの組織に属している者達だろう。お前達は何処の所属だ?若しくは誰に命ぜられて盗賊行為を行っている?」

 と聞くと片方がしゃべり出した。

「俺達は他のエリアから移ってきた只の盗賊だ」

 見る見る苦しんでいる。嘘をついている証拠だ。

「嘘をついているのは分かっているんだ。そのまま嘘をつけばお前死ぬぞ。お前達は何処から来た?雇い主は誰だ?」

 と言うといきなり

「うがああああ」

 と唸ると俺に襲いかかってきた。
 奴隷紋の力で呼吸が出来なくなり、やがて息を引き取った。

 中の気配を探ると牢屋の中以外で生きている気配は何も無い。

 周辺を警戒させつつ俺は一旦ニーベリング達の所にゲートを開き、待避所に移った。
 次に皆を屋敷に送り、馬車を持ってこさせた。
 馬車を木に繋ぎ皆の所に戻り、シェリー達に馬車を持ってくるように指示をして牢屋に向かう。
 中には若い奴隷の女が4人居た。高級奴隷のようだ。しかし女だけで奴隷商人の姿が無い。ステータスによると処女のままだ。次回のオークションの為に向かっていたが襲われて監禁されていたという所か。

 やはり盗賊では無い。盗賊ならば彼女達は既に犯されている。

 牢を壊して助けようとするが、恐らく警戒するだろう。ナンシーとレフトアイを呼んで3人で牢の前に行き声を掛ける。

「大丈夫か?盗賊共は俺が倒した。君達を助ける。取り合えず身の回りの世話は彼女達に頼むから心配するな。一体何が有った?」

 と言うと一人が答えた

「冒険者様、助けて頂き有難うございます。私共は隣国より月に一度の奴隷市にてオークションに掛ける為にバルバロッサの首都に向かっていると聞いていました。2日前に盗賊共に襲われて、オークションに掛けられる私達4名の奴隷以外は、恐らく全員殺されております。護衛も屈強な方が20名もおりましたのに。
一方的に倒されておりました。我々も犯され殺されると思っておりましたが、こちらに閉じ込められ、食事も出ていました」

 俺は頷き

「取り合えず分かりました。一旦安全な所に避難しましょう。先ずは牢を出て外に行きましょう。仲間の女性が外に居ますので」

 と言い、牢から出すときに一気に4人の首輪に触れて仮主人から俺に主人を変更した。

「奴隷25を取得しました」
 と28まで流れてきた。
 女奴隷24人か。まあ6人は違うんだけどね。

 今回の子達も超美形揃いだ。
 皆驚いている。奴隷の主人が出来たのだから。
 もう笑うしか無いよね。買っていないのに奴隷がまた増えた。

 外に出ると皆口をぽかんと開けて只驚くばかりだ。
 セレナはプルプル震えている。
 取り合えず馬車に乗せる。
 2号車にセレナとクレアに移って貰い、当初の目的の街に向かう事にした。

 俺以外一旦待機して俺は死体の回収とお宝探索に出た。
 死体を全て回収し、武器も確保。鎧こそ皮鎧だが、武器は騎士がよく使うロングソードが殆どだ。
 金目の物は意外と少なかった。今回の奴隷商人を襲った分くらいしか無い。おかしい。稼ぎを既に上納した後のようだ。
 金目の物を回収して牢はファイアーボールを撃ち込んで破壊してきた。
 アジト入り口はアースウォールを使い塞いだ。他の盗賊に悪用されないように。
 アースウォールの場合発動したら消せないので、その場に残るので蓋をするのに適している。

 そして街道に戻り次の街を目指した。
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