エラーから始まる異世界生活

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第3章

指名依頼

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day16

 朝早く目覚め、二人を起こさないように庭に出て木刀で素振りをする。
 鈍ってるなと危機を感じトレーニングを始める事にした。
 暫くするとフレデリカが出てきた。

「おはよう」と「おはようございます」

 とハモった。
 彼女は動きやすい服を着ている。上はシャツ一枚だ。胸の突起が気になるがスルーする。彼女自身は余り気にしていないようだ。後で注意しよう。見て良いのは俺だけと。

「稽古ですか?私も奴隷になる前は日課だったんですよ。良かったら手合わせをお願いします。」

 と言うので、ウォーミングアップの後軽く始めた。

 ステータス頼みにせず打ち合うと俺は手を打たれ脚を打たれていく。ちゃんと修行した者の動きとは違うな。打たれる度に

「申し訳ありません」

「俺が強く成るためだ。手加減するな。手加減こそ主への反抗と思ってくれ」

 と30分位やってると、エリシスが呼びに来た。朝食がもう少しで出来るので、準備が出来ているので風呂にどうぞと言うので、風呂に行く事にした。

 フレデリカと一緒に入る。やはり引き締まっていて凛としている。背中を洗い合う。
 訓練の後は流石に俺でも色メガネで見ない。訓練場や冒険中は湯あみ場や風呂場は男女混合だ。もしもエロい目で見る奴が居ると周りから袋叩きにされるという。
 男は特に分かりやすいので雑念を捨てざるを得なくなる。冒険中の着替えなんかは目の前に異性が居ても下着まで恥ずかしがらずに着替えるし、洗濯の当番も下着を見ても何の反応をしないようになっていく。それでもプライベートでは事情が違う。

「なあフレデリカ悪いが出来たら毎朝稽古つけてくれないか?」

 と言うとぱっと明るくなり

「私なんかで良ければいつでもお相手致します。その、ベッドの上でも」

 と赤くなってくねくねしている。

「はははフレデリカでも冗談言うんだな」

 とお互いに背中を拭きあい食堂に行く。フレデリカの、目がジと目だったのは気の所為だろうか。しかしあの堅物のフレデリカがね。実は今一番気になるのがフレデリカだ。愛し合いたい。

 今日の予定を告げる。
 ブラックスワンは初心者ダンジョンに。失念してて行ってなかったのには驚いたものだ。丁度きのうはレベルリセットを行ったので丁度良い。スキルには影響がないので、ランクDの彼女達なら問題ないなだろう。

 俺は指名依頼に行く。
 残りのメンバー全員で騎士団に行く事になった。

 新人の訓練に上級冒険者の指導が欲しいとの事で稽古の相手をする依頼だ。
 ナンシーがギルマスに、今は出せる最大戦力が俺達で、今回女性が多いので、女性が多い俺達に是非と頼まれた。

「城からの依頼で困り果てている。どうか頼む」

 と頼まれて困ったと相談してきた。
 ナンシーが困ってるのと、クレアが行くべきと言うので嫌な予感しかしないが受諾した。1日だけと念を押して。行くべき理由がクレアにも分からないが予知で感じたという。

 今日は新たに買った鎧を試す。ヘルムもセットなのでばっと見誰かは分からないとシェリーに言われた。
 トリシアに致っては

「ランスが格好良く見える。馬子にも衣装っつう奴かな。がはははは」

 と言われるが、崇拝者達はうっとり見つめてくる。
 トリシアは何人かに何処かに連れ込まれ

「ぎゃーぼえーヴァぐう」

 と女の子が出しちゃ駄目な声を出していた。何やってんだか。といつの間にか笑っていた。
 シェリー達が驚いていた。

「ああランスロット様が笑うの初めて見た。感動だね」

 と聞こえた。
 そう言えばこの世界に来てから自然と笑ったの初めてだな。 

 こんなゲスでろくでなしの壊れ者だが慕ってくれる娘がいるんだよな。嬉しいな。
 ふと気がつくとリンダがハンカチで俺の目を拭ってくれてた。

「いや、あのこれはだな、その目にゴミが入ったんだわ。ちょい顔を洗ってくるらー」

 とその場から逃げた。皆の生暖かい視線が心地良かった。
 何の事もない平和な日常に俺は餓えていた。実は女を抱くより、心の安息を必要としていたのだった。でも女も抱きたい。ぼそ

 ふとシェリーの念話が聞こえた。フレデリカのも。同時だった。

「大丈夫ですか?」

 おかしい。念話の指輪は一組しかない。
 二人に聞くと驚いていた

「ひょっとしてご存知ないのですか?念話の事?」

 と聞かれ頷いた。

「君達が取得したのは知らなかったよ」

「えーとそうじゃなくてですね、刻印を刻んで頂いたので使えるんですよ。後、ソウルメイト同士も出来るんですよ。これでいつでもランスとお話出来るんだよ。えへへ」

 とシェリーがどや顔で教えてくれた。
 段々本来の性格が出てきててるようで良い事だ。
 しかし刻印の事を今一分かっていなかった。

 そうかなる程。それでフレデリカ達は連携が凄かったのか。

 ナンシーに指輪を渡された。

「もう必要無いので使って下さい」

 と。リギア達に後で持たせようかな。
 そんなこんなで皆出発した。

 騎士団の建物に着いたがまだ少し早かったようだ。
 いし作りの3階建ての立派な建物だ。コの字型に建っており、中央に練兵場が有る。
 厩舎が見えないので建物の裏手に有るのかな。

 騎士達が早朝訓練をしていた。
 副団長を名乗る男が挨拶をしてくる。
 40前半の中肉中背で筋肉質な如何にもという軍曹みたいな感じだ。
 回りの騎士の視線が冷たい。
 俺が美女7人を引き連れてるからだろう。

「このヒモめ」

 と聴こえ、若い騎士が

「おい兄ちゃん朝からお盛んだな。昨日はどの娘をうっふんあっはんと言わせてたんだ」

 と言うと周りの若いのが

「だはははは」

 と笑っている。それを見たフレデリカが

「我が主への狼藉は許せません」

 と言い腰の剣に手を伸ばす。
 俺は左手を挙げ制する。
 副団長が申し訳ないと謝罪するが、俺は

「おい坊や、ここは子供の遊び場じゃないんだ。帰ってママのおっぱいでも吸ってろ」

 と挑発する。

「てめえ女の前だからって格好つけてんじゃねえ」

 と仮称騎士Aが殴りかかってきた。
 俺は派手に一本背負いを決めて周りをしーんとさせた。

 副団長が、

「良かったら少し打ち込みに付き合ってくれないか?」

 と言うので頷いて訓練場に行ったが何故かいつの間にやら先の騎士Aと向き合っていた。そして誰かが

「ほらよ」

 と木剣を投げてきた。掴むと同時に

「ヴおおお」

 と突っ込んできましたよ。
 はっきりいって遅いです。あくびが出そうです。
 その場を動かず左手で剣をちょいちょいと振る。
 体はナンシー達の方に向けて手を振ってにこやかにしている。横を向いて適当にあしらい、鼻をほじって欠伸をする。
 飽きてきたので騎士Aの足を払い、土の上に転がしてやり、おでこに鼻くそをねじ着けて脳天にチョップをくれてやった。

「今のが戦場なら五回は死んでいるぞ。幼年学校から出直してこい!」

 と言い放った。決まった。ちょっと格好良いかな!?とついつい思う。
 皆唖然としていた。そう彼らの中でも実力が有る者が完全に遊ばれていたからだ。

 副団長が手を叩き、

「もう時間ださっさと片付けろ!」

 と解散させた。

「彼奴には良い薬になったよ。悪かったな。お前さん俺より強いだろう?」

 と己を弁えていたようだ。

「さあてどうだろうな。まあこれでも伊達にA級冒険者をしていないつもりなんだよね」

「そうか。今団長を連れてくるからちょっと待っていてくれ」

 と建物の中に入っていった。

 程なく副団長が一人の女騎士を伴って戻ってきた。
 女騎士が俺に近づいて来るなり、いきなり俺の股間目掛けて蹴りを放ってきた。両手をクロスさせてガードする。重い。
 間髪入れず木剣を振り俺の首元を狙ってくる。
 20台中頃か後半位だろうか。俺より10cm位低いが女性としてはかなりの身長だ。
 顔はきりっとしていてセミロングのブロンズ。中々の美人で大人の女性だ。鎧は着ておらず、動きやすい感じの騎士団の制服っぽい。
 スタイルはすらっとしているが、決して小さくない立派な物をお持ちだ。

 いきなり攻撃して来るなんてけしからん。お仕置きをしてやろう。そんなふうに思っている俺の顔は下品に歪んでるんだろうな。
 30合程度付き合ってやり、遂にゲスモード発動!
 段々スピードを上げて、後ろに回りお尻を撫でる。

「ぐう」

 と聞こえる。
 次に前に回りしゃがんで下から胸を揉む。剣は口にくわえて持っている。
 攻撃を躱しつつ時折剣で胸をちょこんと突く。
 調子が出て来て剣を弾き飛ばすと後ろに回り、後ろから胸を

「モミモミモミモミモミモミ」

 と言いながら揉んでやった。


「ああああ」

 と意味不明な呻きを発する。怒りで震えているっぽい。
 そのまま後ろから股間に腕を差し入れ、股から腕が伸びてる感じにして

「にょきっとな」

 と中指を立てた。爽快で有る。よく子供と遊んでいる時にやったが、大人には出来る筈もなかったが、やってやった。ぐはははは

 そしてしれっと

「一体何なんなんだあんたは。いきなり殴りかかるって物騒じゃ無いか」

 と言うとわなわなと震え涙を浮かべながら

「お前の実力を見ただけだ。今日の訓練に相応しいか否か」

「そうか。で?あんた誰よ?」

 と言うと

「失礼した。私は第4騎士団団長のチャカハーンだ。今日は宜しく頼む」

 と握手してくるので、わざと左手を添えてやった。ナンシーが顔を押さえて下を向いている。多分わなわなと震えてるんだろうな。一瞬幻影が見えた。何故かこの城の前で、再会の握手をしている。かなりやつれていて、側に俺に短剣をくれたトマスが立っている。知らない者達が俺の後ろにいる。訳が変わらない。彼女は戸惑っているがそれより握手の仕方に反応した。

「き、貴様愚弄するか」

 とつい力が入ってしまい握り返してしまったようだ。


「ほう、握り返してきたか。なんだハーレムに入りたいのか?ん?入れてやらんでもないぞ」

 とゲス一直線である。そう言うと首を振る。

「済まんな既に心に決めた者が居る」

「そうか。まあ気にするな。いきなり襲ってきた分のお返しだ。冗談だよ。でも揉み応え有って良い胸だったぞ!」

 と団長より俺が強いと皆が理解した。

 そうこう言っていると時間になり、訓練対象が連れて来られたのであった。

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