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第3章
新メンバー初依頼
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day14
皆が朝早く依頼に行く準備をしていた。馬車に馬を二頭繋ぎ出発準備が出来次第ギルドに来るように伝えている。
夜ナンシーから連絡が入り、急遽馬車で半日の隣町のギルドへ荷物を届けて欲しいという依頼だ。ナンシーが帰りにギルドへ顔を出したら緊急依頼を誰か行けないか探しており、馬車を持っている我々に行けないか聞いて欲しいと言われたのが事の発端だ。報酬は15万G。護衛を考えると、とても割が合わないが、帰りにギルドへ持って帰る依頼もあるはずなので、今回はギルドへの貢献度目的として採算度外視である。往き道で4人のランクをEに、帰ってきたらDランクにしてくれるので受ける決断をした。
早に出れば夕方に十分戻れるので、新メンバーの初依頼として俺とシェリーも同行する事と決めた。夜のうちに弁当を作らせておいた。
まずは先に俺とグループリーダーのフレデリカがナンシーの所へ行き、依頼書を貰い受諾の手続きと荷物を貰った。
俺の収納に入れてギルドの外へ出たら、武装済みの4人が馬車にて丁度着いた所だった。
隣町へ急ぎ向かわせる。
俺の武装は収納に入れており、荷物は少ない。
馬車の客室も御者席も柔らかいクッションをふんだんに使っており、かなり痛みは軽減するようになっている。
早速シータとフレデリカの2人が御者席で進んでいく。途中で休憩を行い御者も交代で行う。俺も御者をしようというと全員で却下された。
そして俺は馬車の中で絶賛腐っていた。そうくずに成っていた。
クレアが俺の胸しなだれかかり、シェリーが左腕そしてエリシスを右腕で抱きしめている。
クレアが俺に抱き付く感じで、2人は俺の横に座っている。
揺れが刺激を産み俺はゲスパワー炸裂中で有る。皆が俺といちゃつきたいと求められて調子に乗ってしまったのである。
たまにモミモミって手のひらの運動をしている。何をもみもみしてるかって?あれですあれ!ゴニョゴニョ
そんな中スキルを確認すると隷属契約が2に上がっている。
追加能力でパーティー登録に縛られず、半径100mにいる奴隷メンバーで経験値を人数割りできる。とあるので、8人以上の大御所と成ってもパワーレベリングに問題はない。
獲得経験値補正もこのスキルの影響で距離に関係なく俺の奴隷であれば恩恵を受けられる。つまり隣町に居る時に別行動のナンシーが魔物を倒してナンシーが得られる経験値は5倍と言う事だ。便利だ。
俺が腐っている以外特にイベントは発生せず、途中馬を休ませる休憩を取り、馬の餌を収納から出し、生活魔法で水を与えた。御者がシェリーとエリシスに交代した位だ。
昼前に早くも街に着いた。普通は収納が無いので馬の餌やら調理器具や食料等で結構重くなり馬の速度は上がらない。
馬の世話班、食料の買い出し班、ギルドへの報告班とメンバーは各班2人づつに分かれて行動した。
俺とフレデリカがギルドへ。
まだ11時前だ。ギルドの緊急依頼の札を持っているので受付で並ばずそのまま応接室に通され、荷物の引渡、受領書への受け取りサイン等と達成手続きを行った。4人のギルドカードをフレデリカが提出してランクをDにあげて貰った。俺とシェリーのとナンシーのも出してパーティーメンバーの分として貢献を付けて貰った。提出した手紙に王都ギルドのギルドマスターの署名入りで急ぎの依頼の為メンバーが補給と馬の世話で全員がギルドに入れないので代表者が当人を含めリストの7名のギルドカードを持っていくので対応するようにと記載が有ったので、問題なく持ち帰り分の依頼も受注できた。
クレアが早く出発する事を薦めるので早々に出発した。クレアは予知能力で何となくだったり間違いようのない憑依者によりお告げが有る場合等様々だが色々あってその能力には俺も一目を置いていて、特に理由が無い場合クレアの言う事を採用している。
御者席はクレアとフレデリカ。
クレアが言うには胸騒ぎがすると言うので俺は警戒をし、3人にも警戒をさせていた。
俺の気配察知は50mとそこそこ有る。
街から30分、普通の馬車なら50分位の距離で異変を感じた。
前方で馬車が襲われている。急ぎ向かわせるが、襲っている連中もこちらに気づき、どうやら女2人が御者をしていて獲物と判断して今襲っている馬車を放置してこちらに向かってくるのが見えた。どう見ても盗賊だ。
俺は皆に一人も逃すな。何人かは生け捕りにする。と伝えている。
1台の馬車に20人位で襲っていたようだ。馬車の周りには護衛と思われる者が倒れていた。そしてでっぷりとした商人風の奴が馬車に張り付けにされて事切れていた。
シェリーを馬車の護衛に残して5人で飛びかかる。
俺は武器を使わず腹パンで5人を次々に気絶させる。中央に飛び込んだ4人が剣で斬り合うがステータスの違いからかあっと言う間に制圧して8人程殺していた。4人は躊躇なかった。俺はクレアを伴い馬車の確認。一人が馬車の中で縛られているのを除き全員が死んでいた。服が破られているが下半身を見て絶句した。金属の貞操帯を着けていた。首には隷属の首輪が。若い女だ。どうも見覚えが有り、向こうもこちらを覚えていたようだ。猿ぐつわを外していると首輪に手が当たったタイミングで
「奴隷7を獲得しました」
とアナウンス。
以前のメモを収納から出して確認すると
5 16才 77-52-80 白髪ロング 敗戦国の神官 奴隷歴5年 聖魔法 薄幸美人 こちらと目を合わそうとしない
先日のオークション奴隷だ。商人の体を物色すると貞操帯の鍵が出て来た。
クレアに服を脱がさせ俺も触診と目視で体を確認する。どうやら怪我は無いようだ。俺はゲスだがこの状況でエロい事を考えない。純粋に怪我の確認だけだ。おっぱい小さいなと少しだけ思ったけど、少しだから許してね。誰に許して貰うんだかね。
服は酷かった。彼女も臭かった。服は貫頭衣。俺はクリーンを掛けて、貞操帯を外してあげて、仲間の予備の服であるワンピースを収納から出して着せてあげた。驚いてお礼をしてくる。クレアに
「怪我が無いようなのでクレアに一旦世話をお願いする。申し訳ないが面倒を見てあげてね。」
と肩に手を置いたら頷いてくれた。
「畏まりました我が主よ」
と格好つけていた。5番の子に
「どうやら俺が君の主人になったようだ。確認しておいてね。後で君の事をちゃんと考えるが、今はまだ戦闘中だから、クレアの指示に従ってくれ。俺達は君に危害を加えない。性的な暴力もしないからね。つまり味方だ。彼女の事はオークションで見た事が有るはずだ」
馬車から出るその前にクレアに聞いた
「クレアは直接殺したか?」
「2人か3人を直接。他の3人も一人は殺してます」
と俺の聞きたかった事を察したのかそう話した。取りあえずパーティー登録だけはしておいて今のステータスを控えておいた。多少だが盗賊でパワーレベリング出来るだろう。後で不要だと気がついたが。
俺は盗賊の始末をする為に出ていった。
意識のある盗賊は誰も居ない。一応3人にも殺したか聞いたが全員が殺したと答えた。俺は盗賊のカードと盗賊以外の死体を集めるように指示をして、盗賊のカードを集めると女盗賊の死体と盗賊以外の死体をどんどん収納に入れていった。今回のリーダをフレデリカにしていて盗賊の処罰をフレデリカならどうするかと尋ねると
「どうせ生きて連れ帰っても鉱山送りですし、騎士団では可能なら尋問用で一人を除き全て即首を刎ねます」
俺も頷いた。馬車の中の奴隷に人を殺した事はあるかと聞くと首を横に振る。
これから必要になるので俺もするが処刑を一人して欲しいと言うと頷いた。スキルがどうでも良い奴の首を切らせた。まだ興奮している所為か淡々とこなした。相手が盗賊であり、奴隷とは言え処刑を若い娘にさせるなんて俺はやはり壊れてるな。ろくな死に方しないんだろうな。
5番の娘に
「殺しを強要させて悪かったな」
と言うときょとんとしていた。ちょっと可愛いなと思う。あとこの子オークションから日数経過しているけど何故か未使用品だった。ぼそ。
俺は一人を奴隷にして他を殺していった。商隊を襲い奴隷以外全員殺しているんだから情けを掛ける必要が無い。
生活魔法3、隠密4、投錨術2、気配察知3,槍、片手剣3、両手剣2、暗殺と言った具合だ。馬車は使えそうなのでクリーンを掛けて出発の準備をした。
奴隷にした盗賊にアジトを案内させて急襲する事にした。街道から10分位離れているだけなので全員で向かう。放置すると被害に合う者が増えてしまう。
アジトから50m程離れた茂みに馬車と5番の子と護衛にクレアとエリシスを残して盗賊を連れて襲い掛かった。俺が突っ込み、フレデリカが後ろを付いてくる。エリシス、シェリーには入り口で討ち漏らしと、アジトに戻ってくる者の対処を任せた。信頼の置けるシェリーに大事な事は任せたい。フレデリカは別働隊のリーダとして育て中だ。
アジトは10人位しかおらず、広さも30平米位の洞窟であっと言う間に制圧した。フレデリカにカードを回収して貰い、溜め込んでいたお宝を収納に放り込んだ。フレデリカよると盗賊を討伐したアジトにある物は討伐者に権利があるそうだ。
最近この世界の常識はフレデリカに聞く事が多い。4年前まで騎士団に所属していて居るからだ。シェリーは6才までの一般知識しか無いからだ。
スキルは統率、闇魔法、聖魔法、弓術2,生活魔法3片手剣2だった。おお闇魔法だ。これで6属性だなぁ。
囚われた女を解放してハーレムうはうはのイベントは無く、単なる盗賊討伐だ。奪った物はそこそこ良さそうな武器もあるし、盗賊の装備で良さそうなのは回収したが鎧は捨て置いた。ミスリルでも有れば良いが全員皮鎧だった。
装備品も色々有ったが収納に突っ込んだ。
シェリー達と合流して商人の馬車の荷物の殆どが重りにしか成らず邪魔なので収納にドンドン押し込んだ。
馬車の人員配置は元の馬車に俺とシェリーと5番の奴隷、御者はにクレア
商人の馬車にフレデリカとエリシス、御者はシータ
商人の馬車も2頭立てだ
商人の馬車には奴隷歴が浅いフレデリカがリーダとして配置するのが良いと思い、シェリーは俺の側近として傍に居て欲しかったからだ。
奴隷にした盗賊は奴隷解放してシェリーを倒したら見逃してやるとして武器を与え戦わせて、シェリーの対人実戦経験とした。カードを回収して出発した。俺も情け容赦無いなと自問自答し、人として壊れてるなと苦しんだ。
昼は交代で弁当を食べた。5番の娘にも命令で食べさせた。感謝してがつがつ食べて餌付け中の雛のようだった。時折顔に着いた食べかすを取ってやった。
そうして一路ナンシーの元へ急ぐのだった。
皆が朝早く依頼に行く準備をしていた。馬車に馬を二頭繋ぎ出発準備が出来次第ギルドに来るように伝えている。
夜ナンシーから連絡が入り、急遽馬車で半日の隣町のギルドへ荷物を届けて欲しいという依頼だ。ナンシーが帰りにギルドへ顔を出したら緊急依頼を誰か行けないか探しており、馬車を持っている我々に行けないか聞いて欲しいと言われたのが事の発端だ。報酬は15万G。護衛を考えると、とても割が合わないが、帰りにギルドへ持って帰る依頼もあるはずなので、今回はギルドへの貢献度目的として採算度外視である。往き道で4人のランクをEに、帰ってきたらDランクにしてくれるので受ける決断をした。
早に出れば夕方に十分戻れるので、新メンバーの初依頼として俺とシェリーも同行する事と決めた。夜のうちに弁当を作らせておいた。
まずは先に俺とグループリーダーのフレデリカがナンシーの所へ行き、依頼書を貰い受諾の手続きと荷物を貰った。
俺の収納に入れてギルドの外へ出たら、武装済みの4人が馬車にて丁度着いた所だった。
隣町へ急ぎ向かわせる。
俺の武装は収納に入れており、荷物は少ない。
馬車の客室も御者席も柔らかいクッションをふんだんに使っており、かなり痛みは軽減するようになっている。
早速シータとフレデリカの2人が御者席で進んでいく。途中で休憩を行い御者も交代で行う。俺も御者をしようというと全員で却下された。
そして俺は馬車の中で絶賛腐っていた。そうくずに成っていた。
クレアが俺の胸しなだれかかり、シェリーが左腕そしてエリシスを右腕で抱きしめている。
クレアが俺に抱き付く感じで、2人は俺の横に座っている。
揺れが刺激を産み俺はゲスパワー炸裂中で有る。皆が俺といちゃつきたいと求められて調子に乗ってしまったのである。
たまにモミモミって手のひらの運動をしている。何をもみもみしてるかって?あれですあれ!ゴニョゴニョ
そんな中スキルを確認すると隷属契約が2に上がっている。
追加能力でパーティー登録に縛られず、半径100mにいる奴隷メンバーで経験値を人数割りできる。とあるので、8人以上の大御所と成ってもパワーレベリングに問題はない。
獲得経験値補正もこのスキルの影響で距離に関係なく俺の奴隷であれば恩恵を受けられる。つまり隣町に居る時に別行動のナンシーが魔物を倒してナンシーが得られる経験値は5倍と言う事だ。便利だ。
俺が腐っている以外特にイベントは発生せず、途中馬を休ませる休憩を取り、馬の餌を収納から出し、生活魔法で水を与えた。御者がシェリーとエリシスに交代した位だ。
昼前に早くも街に着いた。普通は収納が無いので馬の餌やら調理器具や食料等で結構重くなり馬の速度は上がらない。
馬の世話班、食料の買い出し班、ギルドへの報告班とメンバーは各班2人づつに分かれて行動した。
俺とフレデリカがギルドへ。
まだ11時前だ。ギルドの緊急依頼の札を持っているので受付で並ばずそのまま応接室に通され、荷物の引渡、受領書への受け取りサイン等と達成手続きを行った。4人のギルドカードをフレデリカが提出してランクをDにあげて貰った。俺とシェリーのとナンシーのも出してパーティーメンバーの分として貢献を付けて貰った。提出した手紙に王都ギルドのギルドマスターの署名入りで急ぎの依頼の為メンバーが補給と馬の世話で全員がギルドに入れないので代表者が当人を含めリストの7名のギルドカードを持っていくので対応するようにと記載が有ったので、問題なく持ち帰り分の依頼も受注できた。
クレアが早く出発する事を薦めるので早々に出発した。クレアは予知能力で何となくだったり間違いようのない憑依者によりお告げが有る場合等様々だが色々あってその能力には俺も一目を置いていて、特に理由が無い場合クレアの言う事を採用している。
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俺は皆に一人も逃すな。何人かは生け捕りにする。と伝えている。
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シェリーを馬車の護衛に残して5人で飛びかかる。
俺は武器を使わず腹パンで5人を次々に気絶させる。中央に飛び込んだ4人が剣で斬り合うがステータスの違いからかあっと言う間に制圧して8人程殺していた。4人は躊躇なかった。俺はクレアを伴い馬車の確認。一人が馬車の中で縛られているのを除き全員が死んでいた。服が破られているが下半身を見て絶句した。金属の貞操帯を着けていた。首には隷属の首輪が。若い女だ。どうも見覚えが有り、向こうもこちらを覚えていたようだ。猿ぐつわを外していると首輪に手が当たったタイミングで
「奴隷7を獲得しました」
とアナウンス。
以前のメモを収納から出して確認すると
5 16才 77-52-80 白髪ロング 敗戦国の神官 奴隷歴5年 聖魔法 薄幸美人 こちらと目を合わそうとしない
先日のオークション奴隷だ。商人の体を物色すると貞操帯の鍵が出て来た。
クレアに服を脱がさせ俺も触診と目視で体を確認する。どうやら怪我は無いようだ。俺はゲスだがこの状況でエロい事を考えない。純粋に怪我の確認だけだ。おっぱい小さいなと少しだけ思ったけど、少しだから許してね。誰に許して貰うんだかね。
服は酷かった。彼女も臭かった。服は貫頭衣。俺はクリーンを掛けて、貞操帯を外してあげて、仲間の予備の服であるワンピースを収納から出して着せてあげた。驚いてお礼をしてくる。クレアに
「怪我が無いようなのでクレアに一旦世話をお願いする。申し訳ないが面倒を見てあげてね。」
と肩に手を置いたら頷いてくれた。
「畏まりました我が主よ」
と格好つけていた。5番の子に
「どうやら俺が君の主人になったようだ。確認しておいてね。後で君の事をちゃんと考えるが、今はまだ戦闘中だから、クレアの指示に従ってくれ。俺達は君に危害を加えない。性的な暴力もしないからね。つまり味方だ。彼女の事はオークションで見た事が有るはずだ」
馬車から出るその前にクレアに聞いた
「クレアは直接殺したか?」
「2人か3人を直接。他の3人も一人は殺してます」
と俺の聞きたかった事を察したのかそう話した。取りあえずパーティー登録だけはしておいて今のステータスを控えておいた。多少だが盗賊でパワーレベリング出来るだろう。後で不要だと気がついたが。
俺は盗賊の始末をする為に出ていった。
意識のある盗賊は誰も居ない。一応3人にも殺したか聞いたが全員が殺したと答えた。俺は盗賊のカードと盗賊以外の死体を集めるように指示をして、盗賊のカードを集めると女盗賊の死体と盗賊以外の死体をどんどん収納に入れていった。今回のリーダをフレデリカにしていて盗賊の処罰をフレデリカならどうするかと尋ねると
「どうせ生きて連れ帰っても鉱山送りですし、騎士団では可能なら尋問用で一人を除き全て即首を刎ねます」
俺も頷いた。馬車の中の奴隷に人を殺した事はあるかと聞くと首を横に振る。
これから必要になるので俺もするが処刑を一人して欲しいと言うと頷いた。スキルがどうでも良い奴の首を切らせた。まだ興奮している所為か淡々とこなした。相手が盗賊であり、奴隷とは言え処刑を若い娘にさせるなんて俺はやはり壊れてるな。ろくな死に方しないんだろうな。
5番の娘に
「殺しを強要させて悪かったな」
と言うときょとんとしていた。ちょっと可愛いなと思う。あとこの子オークションから日数経過しているけど何故か未使用品だった。ぼそ。
俺は一人を奴隷にして他を殺していった。商隊を襲い奴隷以外全員殺しているんだから情けを掛ける必要が無い。
生活魔法3、隠密4、投錨術2、気配察知3,槍、片手剣3、両手剣2、暗殺と言った具合だ。馬車は使えそうなのでクリーンを掛けて出発の準備をした。
奴隷にした盗賊にアジトを案内させて急襲する事にした。街道から10分位離れているだけなので全員で向かう。放置すると被害に合う者が増えてしまう。
アジトから50m程離れた茂みに馬車と5番の子と護衛にクレアとエリシスを残して盗賊を連れて襲い掛かった。俺が突っ込み、フレデリカが後ろを付いてくる。エリシス、シェリーには入り口で討ち漏らしと、アジトに戻ってくる者の対処を任せた。信頼の置けるシェリーに大事な事は任せたい。フレデリカは別働隊のリーダとして育て中だ。
アジトは10人位しかおらず、広さも30平米位の洞窟であっと言う間に制圧した。フレデリカにカードを回収して貰い、溜め込んでいたお宝を収納に放り込んだ。フレデリカよると盗賊を討伐したアジトにある物は討伐者に権利があるそうだ。
最近この世界の常識はフレデリカに聞く事が多い。4年前まで騎士団に所属していて居るからだ。シェリーは6才までの一般知識しか無いからだ。
スキルは統率、闇魔法、聖魔法、弓術2,生活魔法3片手剣2だった。おお闇魔法だ。これで6属性だなぁ。
囚われた女を解放してハーレムうはうはのイベントは無く、単なる盗賊討伐だ。奪った物はそこそこ良さそうな武器もあるし、盗賊の装備で良さそうなのは回収したが鎧は捨て置いた。ミスリルでも有れば良いが全員皮鎧だった。
装備品も色々有ったが収納に突っ込んだ。
シェリー達と合流して商人の馬車の荷物の殆どが重りにしか成らず邪魔なので収納にドンドン押し込んだ。
馬車の人員配置は元の馬車に俺とシェリーと5番の奴隷、御者はにクレア
商人の馬車にフレデリカとエリシス、御者はシータ
商人の馬車も2頭立てだ
商人の馬車には奴隷歴が浅いフレデリカがリーダとして配置するのが良いと思い、シェリーは俺の側近として傍に居て欲しかったからだ。
奴隷にした盗賊は奴隷解放してシェリーを倒したら見逃してやるとして武器を与え戦わせて、シェリーの対人実戦経験とした。カードを回収して出発した。俺も情け容赦無いなと自問自答し、人として壊れてるなと苦しんだ。
昼は交代で弁当を食べた。5番の娘にも命令で食べさせた。感謝してがつがつ食べて餌付け中の雛のようだった。時折顔に着いた食べかすを取ってやった。
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田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
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