エラーから始まる異世界生活

KeyBow

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第3章

おおいなるやらかし

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 エリシスの復活とスキル付与でバタバタしていたが、スキル付与の後にスキルの整理をしている間にすっかり暗くなっていた。

 色々あり夕食の準備は当然出来ていなかった。
 夕食をいつもの宿で頂く事にして、先にシェリーとナンシーに席取りで向かって貰った。
 着替えを済ませて4人を引き連れて向かう。何とか夕食に出掛けられるくらいに回復していた。
 因みにエリシスはと言うと鎧がダメになっただけで、特に何ともなくケロッとしていた。

 宿の食堂は普段より混んでいた。
 席に着くとシェリーとナンシー居たが一緒に見知った4人組も座っていた。
 テーブルをもう1個繋げて大テーブルにしており、俺の顔を見るとナンシーが

「ごめんなさいね。以前彼女達と一緒に食事をと約束していて、先程たまたま出会ったの。どうせならみんなで食事とのことになったの。勝手に決めましたがダメでした?」

 と愛しのナンシーが上目遣い言うんだダメの訳が無い。勿論即0K牧場と返事しきょとんとされちゃいましたよ。

 エリシスの事はあくまで大怪我としか言わないでと言っていたが、周りに俺の蘇生能力は伏せるように出かける前に厳命してある。それと4人の位置づけは解放奴隷である。シェリーはそもそも奴隷とばれていないが、クレアはともかく3人はオークションで顔を知られていて、奴隷である事を隠すのは不可能だ。

 その為に首輪が無い理由を説明できない。奴隷紋は宮廷で登録された奴隷商組合の幹部組織でしか取り扱っておらず、俺に出来ると知られると大きなトラブルに成るため、解放奴隷であるが、俺のことを慕って自らの意思で仕えているハーレムメンバーとしている。

 俺はナンシーに引っ張られて新人冒険者4人組の中に押し込まれた。フレデリカ達はシェリーが面倒を見てくれる。
 料理は既にシェリーとナンシーで頼んでいた。

 4人はこんな感じだった。みんな同じ歳で15-16とのこと
 男装の麗人はレフトアイ・ロヘス 剣士、 青い髪に黒目の美人さんで後ろで髪を縛っているロングヘア。男装をする位なのでフレデリカのように鍛えられてすらっとしている。
 82-54-84 処女 と表示が出た。チョット知りたいなと思うと出てくる。

 俺の隣に居るのは トリシア 赤髪のショートヘアで可愛い美人だがチョット粗野な感じ。姉さんといった感じでとても明るい。髪は気にしないのかボサボサ。前衛の片手楯剣スタイル。80-54-82 処女 胸は主張が少なそうだ。

 向かい側に ライトアイ・ロヘス 青い髪に黒目にすらっとしたおっとりとした優しい感じの美人さんで回復職。2年位しておっとりしたのがきりっとするだろうから強烈な美人になりそうだ。男装美人と双子 学級委員タイプかな 86-56-86 処女 うおおナイスバディだ。

 最後が リギア 88-56-86 処女 ナンシーと張り合いそうなけしからんボディだが、金髪黒目の以前俺が残念さんと言っていた、テーブルを吹き飛ばされたときにわなわなと震えていた娘である。しゃべらなければこの4人の中で一番好みの顔をしている。きりっとした美人で睨まれたらたまら感じだ。一応4人のリーダーをしている。色々しゃべるたびにリギアはライトアイに突っ込みを入れられて頭を叩かれている。

 俺の能力はやはりすけこましとしか思えない。何せチョットスタイルが気になったら3サイズと処女の場合処女って出るんだもん。勿論ナンシーからは消えてますよ!3サイズ表示の能力って男のロマンの詰まった能力だよね!

 隣のレフトアイに話をする。胸は大きいのだが、今は細いが胸板のしっかりある男にしか見えない。俺の隣にいるのでチョット聴いてみた。

「失礼なことを聴くと思うので嫌なら答えなくても良いのですが、男装をしてる時って胸はどうされてるんですか?俺、初心者講習の時も最後に講師が前衛の女性を集めるまで男性と思い込んでいましたので不思議だなと思っていたんですよ。」

 レフトアイは聞いて下さいと言わんばかりにどや顔になった

「うん、そうなんですよね。私ってそこそこ胸がある方じゃないですか、なのでいつもの事とは言え苦労するんです」

 と俺の腕を組んで胸に押し当ててくる。以外と積極的だな。

「なのできつめにさらしを巻いて貰って無理やり押さえつけて、男性用の鎧を着ているんです。」

 と恥ずかしい素振りも無くさらっと言う。
 剣の使い方で質問をされた。まじめな子だ。こんな子好きかも。

 と真面目な話をしていると隣に赤毛が割り込んできて酔っ払いの勢いで色々聞いてくる。ナンシーとはもうやったのかと訊くので俺はむせてしまった。ナンシーは顔を赤くうつむいてしまった。ライトアイから頭を叩かれて

「貴女はそんなだからいつまでも告白の一つもされないんですよ」

 と言われてしゅんとなった。

「がはははそりゃそうだよな。」

 と俺に耳打ちで

「もう誰か1人位はやったんだろう?」

 と訊いてくるので、俺もこっそり

「もう全員とですよ。興味あるようなので貴女もこれからどうですか?」

 と言い耳にふうっと息を吹きかけたら急に大人しくなり顔が赤くなりモゾモゾしている。意外とこの子好きかも。ちょっと可愛いいし、いじられキャラだな。

 チョットからかい過ぎたかもと思い

「冗談ですよ。貴女も年頃の綺麗な女性なんですから下ネタはほどほどに。普通にしていれば周りが放っておかずモテると思いますよ。」

 と言うとパット明るくなり俺の腕に抱き付いてきて嬉しそうに

「本当か兄ちゃん。そんな事を男に言われたの初めてだ」

「鏡を見たことは無いのですか?顔付きは割とて好みですよ」

 と言うと喰らいついてきてたライトアイも一言言う

「常々言ってるんですけどね、貴女は顔はよいのだからがさつささえ直せばモテますよって。」

 因みに回りも会話に注視してきている。俺も

「そうですね確かに勿体ないですね。」

 と言うとトリシアは手を広げて嫌そうに

「そんな鏡なんて見る必要は無い!」

 と言うのでダンジョンで使う予備として買っていた鏡を出して

「ではごらん。そこに何が映っているか」

 と彼女の手を右手で取り、左手を添える形で鏡を渡してしまい、周りから

「きゃーいやーんトリシアに春が来た」

 とか聞こえてきた。トリシアが恥ずかしそうにしてギュッと握り返してから鏡を見ている。ナンシーとかシェリーとかチョット震えてモゾモゾしているのが気になる。

「良ければお近づきの印に差し上げますよ」

 と言うと戸惑いつつも嬉しそうに 

「俺なんかで良いのか?」

 と言うので

「貴女だから良いのですよ!良かったら女物の服を買ってあげますよ。絶対化けますから。見てみたいな君のスカートの姿を」

 と鏡を嬉しそうに受け取っていると思っていたんですよこの時は。
 彼女は

「私のような女は嫌いなんじゃ無いのですか?」

「ううん。ちょっとがさつなところがありますが、中々面倒見が良いようで、トリシアさんの様な方は好きですよ!」

 と当たり障りの無い返事をしておいたら、周りから

「チャンスよこんなチャンスは滅多に無いよね。6人のハーレム主から誘われるなんてきゃー」

 と聞こえる。どういう事か。
 トリシアはおろおろしていて可愛かったが、3人にどうしようどうしようと狼狽えて訊いていた。
 席を一旦離れたので俺はエリシス達を見に行った。何ともないか大丈夫かとしきりに聞いたが何ともないと、心配してくれてる礼を言われた。

 何だかんだでそこそこ時間が経っていて、お開きに。帰り際にレフトアイにこっそり言われた。

「私達明日からクエストを受けるので、宜しかったら帰ってきたらまたお食事をお願いします。」

 そして照れながら

「トリシアへの事は私達4人もと言うことで良いでしょうか?」

 と訊かれたので、まあ、お金はあるしギルドでの事も有るし服くらい買ってあげようと

「勿論です。4人全員で大丈夫ですよ」

 と言うとガッツポーズをしてくねくねしていた。

「勇者様に・・・」

 と聞こえた。俺の事勇者って知ってたんだなとちょっと思った。
 またもややらかしたのだが、この後とんでもない事に成るとは知らなかった。その後ナンシーに正座させられるとかされないとかごにょごにょ。

 宿を後にしてナンシーは宿舎の片付けもあるので帰り、数日以内に屋敷に移ると言って帰って行った。俺は5人を連れて屋敷に帰った。

 今日は添い寝の番をシェリーがしますと寝室に来ていた。躰が大丈夫かと聞いたが大事ないと言うので忘れる前にシェリーへ1枚のコインを渡した

「このコインが俺とシェリーを引き合わせたんだ。実は道を決めるのにコイントスで使ったんだ。一度は街道の進む方向、もう一度は争いの音が聞こえていて逃げるか介入するか。判断出来なくて運に任せたのがこのコインなんだ。だから幸運のコインだと思うんだ。だからシェリー渡すよ」

 と言い渡した。
 俺はハーレム主として6人を相手に不公平の無いように接する必要が有るので、誰かとばかりかまっていたり、誰かを放置というのは不味いよなと思っていてシェリー訊いたら、既にシェリーも考えていて、ローテーションを考えているそうだ。俺も後で考えるとしよう。XYZ 俺の第2婦人と暫くしてから眠りに落ちた。今が幸せの絶頂期と幸せ一杯だった。
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