エラーから始まる異世界生活

KeyBow

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第2章

冒険者登録

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 早速二人してギルドに向かおうとしたが、よくよく考えるとシェリーは入門許可証が無いんだよね。
 許可証を発行して貰う為に、門番の所に一度顔を出す事にした。

 丁度この間のおっちゃんが居たので、事情を説明してシェリーの許可証を作って貰う。
 盗賊盗伐の件は確認でき、今は懸賞金の計算中との事。

「今から冒険者登録してくるから、それが終わったらまた来ますね」

 と伝えギルドに向かう。
 ギルドの建物は、周りの建物と違い結構立派な石作りの3階建て。
 1Fは、入口付近に依頼の紙が貼ってある掲示板がある。居酒屋が併設してあり、数人の冒険者が昼間から酒を飲んでいたり、食事をしている者の姿がある。そして中央付近に受付カウンターが有った。その奥は事務所となっており、複数の職員が業務を行っているが、女性の数が多い。
 今の時間は丁度暇な時間帯のようだった。
 カウンターには4人の受付嬢が居た。カウンターは6つあるので交代で休みに入っているのかな?
 皆美人だ。

 左から二番目のカウンターが丁度空いたのでそこに向かう。
 銀髪のセミロング、茶色の眼をした20才位のきりっとした美人さんが居た。

「こんにちは」

 後30分もすればお昼になる時間であるので、そう声をかけた。

「こんにちは。ようこそおいで下さいました。本日は当ギルドへどの様なご用件でしょうか?」

 営業スマイルがかわいらしい優しい感じの声だった。
 ついつい谷間に目が行ってしまった。ブラウスにベストのような格好だが、ボタンちゃんと止まっていない。わざとなのかサイズが合わないのか、座っている女性を上から見る状態の為に、その見事な双丘が作り出す谷間が見えた。凝視する訳には行かないので一瞥するのに留めた。

『でかい』

 心の中で呟く。

「はい、今日は冒険者登録をしようと思いまして。彼女と二名でお願いしたいのですが、お願いしても宜しいでしょうか?」

 とにこやかにお願いした。
 受付嬢は少し驚いた表情で

「畏まりました。ではこちらの用紙に記入ください」

 登録申し込み用紙を渡された。記入する項目を教えて貰ったが、必要なのは名前、年齢、得意武器と得意魔法だ。
 俺は書けないので、一通りシェリーにお願いした。記入している間に受付嬢と軽く雑談をしたが、荒っぽい人が多い中、俺の礼儀正しい受け答えに驚いたそうだ。
 
 受付嬢は、提出された用紙をチェックして満足そうに頷くと、身分証とステータスカードを出すように言う。提出すると、足元から出してきた直径10cm程のオーブに手をかざすように言われたので、交互にかざす。二人とも白く輝き、受付嬢は満足そうに頷きオーブを元の位置に戻した。受付嬢が俺のステータスカードを見て、驚いて手をぷるぷるさせていたな。
 問題ないとの事で、登録に関して説明がいるかと聞かれた。お願いすることにした。

 冒険者ランクF,E,D,C,B,A,S,SS,SSS の順で通常はFランクスタートとの事
 貢献具合でランクアップして、ランクCで一度試験があるそうだ。
 色々決まりを説明してくれた(説明話で記述)
 先日の盗賊討伐は登録前の事だが、貢献度に反映してもらえるのだろうか?

「盗賊を討伐したのですが、貢献度は付くのでしょうか?」

「あっ!ひょっとして例の・・・ちょっと待ってて下さいね」

 と一言いうと後ろに行ってしまった。彼女の後ろ姿を見送ったが、脚が長くすらっとしていて、スカートの長さが気になった。そう短いのだ。ミニスカだ。
 程なく戻ってきて俺の横に立ち

「失礼しました」

 と言った直後に後方より

「おい!てめえらさっきからなにやっってんだよ。ここはガキの遊び場じゃねえんだぞ!」

 と下品な声がしてきた。やかましい奴らがいるんだな。喧嘩なら他所でやれば良いのにと思っていると、受付嬢さんが強ばった表情をしている。 
 万が一が有ると嫌なので、シェリーを俺の前に押し込んだ。すると

「おいてめえだよこら!さっきから無視してんじゃねえ!女連れだからっていい気になってんじゃねえぞ」

 と下卑た声がしてきた。多分俺の事なんだろうな、と思いつつ無視を決め込む。テンプレいらんと思っていると、受付嬢さんが震えながら後ろに指を指した。流石に無視も出来ず、振り向こうとしたら殴りかかられた。避ける事は出来たが大して強く無さそうだったし、避けたら隣に立っている受付嬢さんに当たってしまうので、庇うように向き合い、敢えて殴られる事を選んだ。わざと派手に吹き飛ばされて、食堂のテーブルに突っ込んだ。丁度四人組の冒険者が食事中だったが、食事もテーブルと同じで吹き飛んだ。飛ばされる方向を微調整して人に直接当たるのは何とか避けた。

 その場に居合わせた冒険者がこの暴漢者を取り押さえた。
 大騒ぎになっていたが、巻き込まれた冒険者が唸りながら立ち上がったが怪我は無いようだった。

「私のラビちゃんが!」

 と転がっているホーンラビットの姿焼きを見て愕然としている。美人だが残念さんのようだ。

 ギルドマスターを名乗る壮年の男が出て来て職員に事情を確認し、やたらでかい声で

「グッディ~ お前今度馬鹿やったらギルド資格剥奪って言ったよな!残念だ。誰かそいつのカードを取り上げて街の外に捨ててきてくれ」

 そう言い吹き飛んだテーブルを見てため息を吐きながら、食べ物を作り直しするように食堂の職員に指示をして金貨を投げていた。
 そして俺達と受付嬢にクイクイと指を曲げて、ついて来るように示した。

 ギルドマスターは俺より拳一つ分小さいが、筋肉質でダンディな雰囲気だった。
 俺と強さ似たり寄ったりかな。

 応接室に入り、座るように手振りをされたので、案内された上座に座ろうとしたシェリーを手で制止して、シェリーを下座に座らせ、俺も下座に座った。

「ほう」

 とギルドマスターが感心していた。
 受付嬢に顎で扉を示し一旦下がらせた。
 程なく受付嬢が四人分のお茶を持ってきた。その間ギルドマスターにやたらと睨まれ、何度も

「レジスット成功」

 と聞こえてきた。相変わらずレジストじゃないんだなと思うのだが、考えるべきはそこじゃなく、どういった意図で何をされたかなんだけどね。
 どうやら威圧を使ってきたようだ。俺の事を試してるっぽいな。

 ギルドマスターがため息をつく。

「すまなかったな。もっと早く追放しておくべきだった」

 ギルドマスターの言葉に、俺は当たり障りのない回答をする事とした

「いきなりだったので避けれませんでした」

 ギルドマスターは俺をジト目で見つつ

「ふん。まあそう言う事にしておくか。所で赤い狼団を壊滅させたのはお前達で良いんだよな?」

「名前までは知りませんが奴隷商人を襲った奴らと戦ったのは間違い有りません」

「やはりそうか。門番から黒髪黒目の少年が奴らのカードを持って来て、調査したらやはり死亡が確認できたと、取り急ぎ報告が有った。しかし元Aランクの頭領をよく殺れたな」

「偶々ですよ。略奪に夢中な所を後ろからぶすりと殺っただけなので」

 何かを言いかけたシェリーを手で制し、

「まあ死にかけましたし、シェリーがいなかったら実際くたばってましたからね。運が良かったんですよ」

「おいナンシー、こいつらにギルドカードを渡してやれ。お前らのようにいくら強くても、規則のせいでFランクスタートで悪いな。明後日にある初心者講習に先ずは参加しろ。その後に、適当な依頼をこなしてEランクになってくれ。そしたら盗賊討伐の功績でCランクにしてやる。本来はCに上がるのは試験があるが、試験と言っても盗賊の討伐か、死刑囚の処断で人を殺す事になるんだ。既にお前達は、一団丸ごと潰してるからクリアしている。それと、Cに上がったらナンシーを専属契約として、アドバイザーにしてやる。盗賊の懸賞金は講習が終わる頃に渡せそうだ」

 ギルドマスターが、受付嬢改めナンシーの背中をはたき挨拶をさせた。

「わたくしナンシーがランスロットさん達のアドバイザーを務めさせて頂きます。何分若輩者ですので至らぬ点も多々あるかと思いますが、どうぞ宜しくお願いしますね」

 俺はナンシーに手を差し伸べ握手をした。ここでも一瞬電気が走り、お互い驚いた。直感が告げた。俺の運命の女神だと。
 そしてナンシーの手に左手を重ね信頼できる人にする固い握手をし

「ミス・ナンシー、若輩者ですが宜しくお願い致しますね」

 一瞬だったが強く握ってきた。顔を見たら、何故か握手位で少し赤くなってモジモジしていたいたような気がした。可愛い方だなと思った。うぶなのかな?
 シェリーを見ると、俺を優しく生暖かい目で見ていた。何でだろう?

 ギルドマスターは何故か名乗らなかった。
 懸賞金は、渡せるようになったらカードに入れておいてくれると伝えられた。
 アドバイザーの斡旋は、本来Aランクの冒険者からだそうだが、有名な盗賊団を壊滅させた為、特別に対応をしてくれるらしい。既にAランクの実力があると認識しているそうだ。

 その後、手持ちのゴブリンとオークの盗伐部位を換金した。魔石は使う予定があるので、今回は換金しなかった。ゴブリンとオークは常時依頼が有り、全部で金貨3枚と銀貨3枚を貰った。
 ゴブリンは1匹1000G、オークは5000Gだった。
 提出したのはゴブリン13とオーク4
 それと、パーティー登録の仕方を教えて貰い、無事にパーティー登録が出来た。
 パーティー名は

「ブラックオニキス」

 にした。分かる人は分かる名前だ。

 取り敢えずギルドを後にして、昼食を食べて街の外に魔物を狩に行く事にした。
 シェリーがまたもや奴隷チックな行動を取ろうとしたので、慌てて止めたのは言うまでも無い。
 さて、これから冒険者としての第一歩を踏み出す。
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