2 / 527
第1章
序章
しおりを挟む
45歳絶賛単身赴任中のリーマンの藤久 志郎は、日帰り出張の為新幹線の改札口に向かっている最中であった。
とある製品の設計開発の責任者をしており、部品メーカーとの打合せの為移動中だ。志郎は所謂おっさんである。強面でダンディーな感じのイケメンで、若い頃はブイブイ言わせていたが、今ではすっかり父親である。それでも飲みの席などでは、今でも女性から言い寄られるが。髪型は刈り上げでキリッとしていて、街のチンピラ程度ならば睨めば萎縮させる鋭さがある。普段はニコニコしている気のいいオヤジだ。身長は175cm、体格は普通だ。
子供は高校2年生の長男と中学校3年生の長女で、2人の父親である。
40歳を過ぎた頃、今の部署の責任者になるに当たり本社勤務となり、現在は単身赴任中である。
今は5月中旬である。社外に打合せの為グレーのビジネススーツを着ており、ビジネスバックを持った何の変哲もない出で立ちである。出来るビジネスマンという感じだ。
コンコースで、修学旅行に向かうであろう高校生の一団が集合している脇を通り過ぎようとしていたタイミングで、突如高校生を中心として、白く輝く魔方陣の様な物が浮かび上がった。
切符を財布から取り出そうと財布を触りながら歩いていた為に、魔方陣に気が付くのが僅かに遅れてしまった。
その為に魔方陣の端に足が掛かってしまったのだ。正にその瞬間に眩い発光現象が起こり、魔方陣の中に居た高校生の集団と一人のおっさんは、忽然と姿を消したのであった。
気が付けば、大理石の様な石の床の上に手をついて息を切らせていた。
「なんださっきの光は?」
そうつぶやき周りに注意を向ける。
周りには、先程見掛けた2クラス分位の男女半々程の高校生が、やはり志郎と同じく突然の出来事に戸惑いの声を上げている姿が有った。
少し離れた所に中世のだろうか、鎧を着て手には槍を持った兵士風の男達が、高校生達を取り囲んでいた。
建物はヨーロッパに有るようなお城の一角の広間と言った感じである。
ついつぶやく。
「えっなんで?今駅を歩いてたのに?マジですか?夢でも見てる?」
そんな中、兵士の一団の中から一人の若い上品なドレスを着た女性が突然出て来て、凜とした声で皆に声を掛けてきた。
とても美人である。色々とお相手願いたいものである。ちょっと口角がきついが、街を歩いていて見掛けたらつい振り向く容姿。髪は金色の縦ロール。初めて生で見た縦ロールに驚いた。
「皆様初めまして。私はこの国バルバロッサ王国第二王女ルシテル・グリーンウッドです」
とスカートを少し摘まんで優雅に挨拶をした。
「うわあ!あれが貴族ってやつか。優雅だな」
不覚にも見惚れてしまった。
後に彼女へ「小便ぶっ掛けてやるぞ」と憎悪を向けるようになる事、今後の人生で大きく関わる事には、今はまだ気がつくはずもなかったのだ。
「突然の事で混乱されていると思いますが、先ずはこちらにいらしてください。説明と検査を行います」
彼女はそう話をして「こちらです」と手振りでついてくるように促した。
自分の声なのか誰の声なのか
「うわーリアルお姫様だ!」
等と聞こえてきた。
「いよいよ俺の時代来た~」や「嘘、おうちに帰りたい」
とすすり泣く女子生徒の声
「ルシテルちゃんパネー」
「異世界来た~」
「ハーレム作るぞ~」
「馬鹿ね!あんたなんか真っ先に野垂れ死んじゃえ」
等と様々な会話が聞こえる。
周りが立ち上がり王女の後をついて行く中、俺も立ち上がり移動しようと思った時に、違和感に気づく。
「あれ?ベルトが緩いぞ」
太っては居ないが、若い頃に比べると少し体形が崩れており、お腹も少し出ている。
取りあえず、ベルトの穴を3つ分と言うか、一番締めるようにベルトを絞った。
それと何故か腰の痛みがない。長年酷使してきた体は、デスクワークが多い所為か肩凝りと腰痛が酷かった。
眼も老眼が始まっていたのに、近くの物がはっきり見える。
体の変化に戸惑っていると、近くに居た綺麗というか可愛い美人な女子高生に声を掛けられた。
「お兄さんこれって何だと思います?」
「うーん何だろうね?さっき駅に居たよね?君達は修学旅行かなんか?」
「ええ。これから行く所だったんですよ。家に帰れますかね?お兄さんはお仕事ですか?」
「お兄さんってこんなおっさんに?」
そう返答すると、女の子は不思議そうに首を傾げた。
「お兄さん私らと、そんなに歳変わらないでしょ?」
まさかの返事に混乱している内に、目的の小部屋についた。
小部屋と言っても、ちょっとした結婚式場のホール位は有る。王女が
「間もなく王が参ります。先ずはお掛け下さい」
王女に言われるので、皆が座り始めた。
俺は一人だけ皆と違う格好をしていた為、最後に部屋に入ったが、椅子が一つ足りずに慌てて兵士が椅子を持ってきた。
その様子を見ていた王女の眉がぴくついたのは気の所為だろうか?
人数を数えてみたが、高校生と自分を含め合計81名。
どうも王女達は、人数を二度程確認しているようだ。王女の周りで神官服を着ている中年の男が、少し慌てている素振りが見えた。
そうこうしている間に、王と思われるでっぷりとした見苦しい奴が、ローブを纏った複数の人を引き連れて入って来た。
ローブを纏った一団は王の少し後ろに控えている。
前方の豪華な椅子に王が腰を掛け、隣に王女が立ち、語りだした。
「こちらにおわすのは、私の父上にしてこの国の王のマクシミリアン・グリーンウッド三世であらせられます」
王女からの紹介の後に、デブ王が挨拶を行い色々説明を開始してきた。
「先ずは此度の勇者召喚に応じて頂き感謝する。
80名の勇者召喚を行ったのには訳がある。この世界は魔王の脅威にさらされておる。最近魔王が復活して、近隣の国々が魔王により苦しめられている。魔王軍に対応するには、我々だけでは残念ながら力が足りず、古の召喚術により皆様方を召喚し、皆様方には勇者として魔王討伐に力を貸して欲しいのだ」
所謂テンプレだなと思った所に、お約束と言うべきか、途中で声を挟んで怒鳴る者が居た。
生徒会長風の男の子が
「ふざけるな。俺達、これから修学旅行行く所だったんだぞ。お前達の事なんか知るか! 今すぐ元の所に返せ」
一気にまくし上げた。
「王に対するなんたる不敬か」
周りの家臣から不敬だとの声が出て、兵士の何人かは槍を構えたり腰の剣に手を掛けていた。しかし王は黙って片手を挙げて、周りを黙らせた。そして王が語り始めた。
「突然の召喚に混乱していると思うし、一方的に召喚したのには訳があるとは言え、そなた達にとっては突然の事で、怒るのは尤もな事である。申し訳ない事をした」
そう言い謝罪を行った。
「まず話を聞いて頂きたい。勿論魔王討伐の暁にはそれ相応の褒美と、元の世界に返す事を約束する。勇者一行よ、どうか我々を助けて欲しい」
周りの臣下が慌てて
「なにも王が頭をさげる事はありません」
等と言っている中、深々と頭を下げていた。
俺は冷めた表情で
『茶番だな』
とその様子を見つつ思っていると、頭に
「レジスット成功」
どこからか言葉が聞こえてきて混乱した。
「レジストじゃないのか」
と突っ込みを入れつつ周りに注意を払うと、ローブの一団の全員何やら小さな声で口走っていた。
文句を言っていた生徒は王の姿を見て
「分かりました。どうか頭をお上げください。我々にどこまで出来るか分かりませんが、この国の為に協力させて頂きます」
そう返事をしていた。
その様子を見ていて驚愕したが、誰も驚かないし、文句を言わないので黙って様子を見ている事にした。
自分自身の記憶が一部曖昧で、家族の顔も名前も思い浮かばなかった。一瞬子供達の所に帰れるかなと思った時に名前も出て来なかった為焦っていた。
そんな中、王が退出し、後を託された王女による説明が開始しされたのであった。
とある製品の設計開発の責任者をしており、部品メーカーとの打合せの為移動中だ。志郎は所謂おっさんである。強面でダンディーな感じのイケメンで、若い頃はブイブイ言わせていたが、今ではすっかり父親である。それでも飲みの席などでは、今でも女性から言い寄られるが。髪型は刈り上げでキリッとしていて、街のチンピラ程度ならば睨めば萎縮させる鋭さがある。普段はニコニコしている気のいいオヤジだ。身長は175cm、体格は普通だ。
子供は高校2年生の長男と中学校3年生の長女で、2人の父親である。
40歳を過ぎた頃、今の部署の責任者になるに当たり本社勤務となり、現在は単身赴任中である。
今は5月中旬である。社外に打合せの為グレーのビジネススーツを着ており、ビジネスバックを持った何の変哲もない出で立ちである。出来るビジネスマンという感じだ。
コンコースで、修学旅行に向かうであろう高校生の一団が集合している脇を通り過ぎようとしていたタイミングで、突如高校生を中心として、白く輝く魔方陣の様な物が浮かび上がった。
切符を財布から取り出そうと財布を触りながら歩いていた為に、魔方陣に気が付くのが僅かに遅れてしまった。
その為に魔方陣の端に足が掛かってしまったのだ。正にその瞬間に眩い発光現象が起こり、魔方陣の中に居た高校生の集団と一人のおっさんは、忽然と姿を消したのであった。
気が付けば、大理石の様な石の床の上に手をついて息を切らせていた。
「なんださっきの光は?」
そうつぶやき周りに注意を向ける。
周りには、先程見掛けた2クラス分位の男女半々程の高校生が、やはり志郎と同じく突然の出来事に戸惑いの声を上げている姿が有った。
少し離れた所に中世のだろうか、鎧を着て手には槍を持った兵士風の男達が、高校生達を取り囲んでいた。
建物はヨーロッパに有るようなお城の一角の広間と言った感じである。
ついつぶやく。
「えっなんで?今駅を歩いてたのに?マジですか?夢でも見てる?」
そんな中、兵士の一団の中から一人の若い上品なドレスを着た女性が突然出て来て、凜とした声で皆に声を掛けてきた。
とても美人である。色々とお相手願いたいものである。ちょっと口角がきついが、街を歩いていて見掛けたらつい振り向く容姿。髪は金色の縦ロール。初めて生で見た縦ロールに驚いた。
「皆様初めまして。私はこの国バルバロッサ王国第二王女ルシテル・グリーンウッドです」
とスカートを少し摘まんで優雅に挨拶をした。
「うわあ!あれが貴族ってやつか。優雅だな」
不覚にも見惚れてしまった。
後に彼女へ「小便ぶっ掛けてやるぞ」と憎悪を向けるようになる事、今後の人生で大きく関わる事には、今はまだ気がつくはずもなかったのだ。
「突然の事で混乱されていると思いますが、先ずはこちらにいらしてください。説明と検査を行います」
彼女はそう話をして「こちらです」と手振りでついてくるように促した。
自分の声なのか誰の声なのか
「うわーリアルお姫様だ!」
等と聞こえてきた。
「いよいよ俺の時代来た~」や「嘘、おうちに帰りたい」
とすすり泣く女子生徒の声
「ルシテルちゃんパネー」
「異世界来た~」
「ハーレム作るぞ~」
「馬鹿ね!あんたなんか真っ先に野垂れ死んじゃえ」
等と様々な会話が聞こえる。
周りが立ち上がり王女の後をついて行く中、俺も立ち上がり移動しようと思った時に、違和感に気づく。
「あれ?ベルトが緩いぞ」
太っては居ないが、若い頃に比べると少し体形が崩れており、お腹も少し出ている。
取りあえず、ベルトの穴を3つ分と言うか、一番締めるようにベルトを絞った。
それと何故か腰の痛みがない。長年酷使してきた体は、デスクワークが多い所為か肩凝りと腰痛が酷かった。
眼も老眼が始まっていたのに、近くの物がはっきり見える。
体の変化に戸惑っていると、近くに居た綺麗というか可愛い美人な女子高生に声を掛けられた。
「お兄さんこれって何だと思います?」
「うーん何だろうね?さっき駅に居たよね?君達は修学旅行かなんか?」
「ええ。これから行く所だったんですよ。家に帰れますかね?お兄さんはお仕事ですか?」
「お兄さんってこんなおっさんに?」
そう返答すると、女の子は不思議そうに首を傾げた。
「お兄さん私らと、そんなに歳変わらないでしょ?」
まさかの返事に混乱している内に、目的の小部屋についた。
小部屋と言っても、ちょっとした結婚式場のホール位は有る。王女が
「間もなく王が参ります。先ずはお掛け下さい」
王女に言われるので、皆が座り始めた。
俺は一人だけ皆と違う格好をしていた為、最後に部屋に入ったが、椅子が一つ足りずに慌てて兵士が椅子を持ってきた。
その様子を見ていた王女の眉がぴくついたのは気の所為だろうか?
人数を数えてみたが、高校生と自分を含め合計81名。
どうも王女達は、人数を二度程確認しているようだ。王女の周りで神官服を着ている中年の男が、少し慌てている素振りが見えた。
そうこうしている間に、王と思われるでっぷりとした見苦しい奴が、ローブを纏った複数の人を引き連れて入って来た。
ローブを纏った一団は王の少し後ろに控えている。
前方の豪華な椅子に王が腰を掛け、隣に王女が立ち、語りだした。
「こちらにおわすのは、私の父上にしてこの国の王のマクシミリアン・グリーンウッド三世であらせられます」
王女からの紹介の後に、デブ王が挨拶を行い色々説明を開始してきた。
「先ずは此度の勇者召喚に応じて頂き感謝する。
80名の勇者召喚を行ったのには訳がある。この世界は魔王の脅威にさらされておる。最近魔王が復活して、近隣の国々が魔王により苦しめられている。魔王軍に対応するには、我々だけでは残念ながら力が足りず、古の召喚術により皆様方を召喚し、皆様方には勇者として魔王討伐に力を貸して欲しいのだ」
所謂テンプレだなと思った所に、お約束と言うべきか、途中で声を挟んで怒鳴る者が居た。
生徒会長風の男の子が
「ふざけるな。俺達、これから修学旅行行く所だったんだぞ。お前達の事なんか知るか! 今すぐ元の所に返せ」
一気にまくし上げた。
「王に対するなんたる不敬か」
周りの家臣から不敬だとの声が出て、兵士の何人かは槍を構えたり腰の剣に手を掛けていた。しかし王は黙って片手を挙げて、周りを黙らせた。そして王が語り始めた。
「突然の召喚に混乱していると思うし、一方的に召喚したのには訳があるとは言え、そなた達にとっては突然の事で、怒るのは尤もな事である。申し訳ない事をした」
そう言い謝罪を行った。
「まず話を聞いて頂きたい。勿論魔王討伐の暁にはそれ相応の褒美と、元の世界に返す事を約束する。勇者一行よ、どうか我々を助けて欲しい」
周りの臣下が慌てて
「なにも王が頭をさげる事はありません」
等と言っている中、深々と頭を下げていた。
俺は冷めた表情で
『茶番だな』
とその様子を見つつ思っていると、頭に
「レジスット成功」
どこからか言葉が聞こえてきて混乱した。
「レジストじゃないのか」
と突っ込みを入れつつ周りに注意を払うと、ローブの一団の全員何やら小さな声で口走っていた。
文句を言っていた生徒は王の姿を見て
「分かりました。どうか頭をお上げください。我々にどこまで出来るか分かりませんが、この国の為に協力させて頂きます」
そう返事をしていた。
その様子を見ていて驚愕したが、誰も驚かないし、文句を言わないので黙って様子を見ている事にした。
自分自身の記憶が一部曖昧で、家族の顔も名前も思い浮かばなかった。一瞬子供達の所に帰れるかなと思った時に名前も出て来なかった為焦っていた。
そんな中、王が退出し、後を託された王女による説明が開始しされたのであった。
36
お気に入りに追加
4,393
あなたにおすすめの小説
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
スキルスティール〜悪い奴から根こそぎ奪って何が悪い!能無しと追放されるも実はチート持ちだった!
KeyBow
ファンタジー
日常のありふれた生活が一変!古本屋で何気に手に取り開けた本のタイトルは【猿でも分かるスキルスティール取得法】
変な本だと感じつい見てしまう。そこにはこう有った。
【アホが見ーる馬のけーつ♪
スキルスティールをやるから魔王を倒してこい!まお頑張れや 】
はっ!?と思うとお城の中に。城の誰かに召喚されたが、無能者として暗殺者をけしかけられたりする。
出会った猫耳ツインズがぺったんこだけど可愛すぎるんですが!エルフの美女が恋人に?何故かヒューマンの恋人ができません!
行き当たりばったりで異世界ライフを満喫していく。自重って何?という物語。
悪人からは遠慮なくスキルをいただきまーーーす!ざまぁっす!
一癖も二癖もある仲間と歩む珍道中!
ザ・タワー 〜俺にしかできない魔石を鑑定する能力!魔石を使っての魔法&スキル付与!この力で最強を目指す〜
KeyBow
ファンタジー
世界初のフルダイブ型のVRMMOゲームにダイブしたはずが、リアルの異世界に飛ばされた。
いきなり戦闘になるハードモードを選んでおり、襲われている商隊を助ける事に。
その世界はタワーがあり、そこは迷宮となっている。
富や名誉等を得る為に多くの冒険者がタワーに挑み散っていく。
そんなタワーに挑む主人公は、記憶を対価にチート能力をチョイスしていた。
その中の強化と鑑定がヤバかった。
鑑定で一部の魔石にはスキルや魔法を付与出来ると気が付くも、この世界の人は誰も知らないし、出来る者がいないが、俺にはそれが出来る!
強化でパラメータを上げ、多くのスキルを得る事によりこの世界での生きる道筋と、俺TUEEEを目指す。
タワーで裏切りに遭い、奴隷しか信じられなくなるのだが・・・
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
異世界の約束:追放者の再興〜外れギフト【光】を授り侯爵家を追い出されたけど本当はチート持ちなので幸せに生きて見返してやります!〜
KeyBow
ファンタジー
主人公の井野口 孝志は交通事故により死亡し、異世界へ転生した。
そこは剣と魔法の王道的なファンタジー世界。
転生した先は侯爵家の子息。
妾の子として家督相続とは無縁のはずだったが、兄の全てが事故により死亡し嫡男に。
女神により魔王討伐を受ける者は記憶を持ったまま転生させる事が出来ると言われ、主人公はゲームで遊んだ世界に転生した。
ゲームと言ってもその世界を模したゲームで、手を打たなければこうなる【if】の世界だった。
理不尽な死を迎えるモブ以下のヒロインを救いたく、転生した先で14歳の時にギフトを得られる信託の儀の後に追放されるが、その時に備えストーリーを変えてしまう。
メイヤと言うゲームでは犯され、絶望から自殺した少女をそのルートから外す事を幼少期より決めていた。
しかしそう簡単な話ではない。
女神の意図とは違う生き様と、ゲームで救えなかった少女を救う。
2人で逃げて何処かで畑でも耕しながら生きようとしていたが、計画が狂い何故か闘技場でハッスルする未来が待ち受けているとは物語がスタートした時はまだ知らない・・・
多くの者と出会い、誤解されたり頼られたり、理不尽な目に遭ったりと、平穏な生活を求める主人公の思いとは裏腹に波乱万丈な未来が待ち受けている。
しかし、主人公補正からかメインストリートから逃げられない予感。
信託の儀の後に侯爵家から追放されるところから物語はスタートする。
いつしか追放した侯爵家にザマアをし、経済的にも見返し謝罪させる事を当面の目標とする事へと、物語の早々に変化していく。
孤児達と出会い自活と脱却を手伝ったりお人好しだ。
また、貴族ではあるが、多くの貴族が好んでするが自分は奴隷を性的に抱かないとのポリシーが行動に規制を掛ける。
果たして幸せを掴む事が出来るのか?魔王討伐から逃げられるのか?・・・
素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
異世界召喚された俺は余分な子でした
KeyBow
ファンタジー
異世界召喚を行うも本来の人数よりも1人多かった。召喚時にエラーが発生し余分な1人とは召喚に巻き込まれたおっさんだ。そして何故か若返った!また、理由が分からぬまま冤罪で捕らえられ、余分な異分子として処刑の為に危険な場所への放逐を実行される。果たしてその流刑された所から生きて出られるか?己の身に起こったエラーに苦しむ事になる。
サブタイトル
〜異世界召喚されたおっさんにはエラーがあり処刑の為放逐された!しかし真の勇者だった〜
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる