31 / 66
第一章
第30話 ミンディーとメリッサ
しおりを挟む
奴隷商にてお金を払い、首輪から奴隷紋に切り替えて、僕を2人の主人にして貰う。
奴隷商さんから2人の名前をどうするか聞かれ、僕は元の名前を2人に聞いたけど、口を揃え命ぜられなければ言いたくないと言ったんだ。
嫌なら聞かなくても良いけど・・・さてどうするかな?シンディーさんになんとなく似ているから、近い名前にしよう!アリアは・・・
「じゃあ、銀髪の君はミンディー、金髪の君はアリア改めメリッサではどうかな?」
「チョッとご主人様?何でアタシの本名を知ってんのさ?じゃなくて知っているのですか?」
「へー!!その、偶然だよ。何となく知り合いに似ていたから、その人の名前に近いのを思い付いたんだ。嫌なら変えるよ。それと無理に言葉は直さなくても良いよ。なんで知ってんのさ?で大丈夫だから。メリッサはどう?」
「素敵なお名前ありがとうございます。メリッサと名乗らせていただきます。そう言えばご主人様のお名前は?」
「僕はバンスロット。みんな長いからバンって呼ぶんだ。今後のことがあるから君たちもバンっ呼んでね。悪目立ちしたくないからバンスロット様ってのは無しの方向で!ミンディーは名前どうする?」
「本当に偶々なんだよな?じゃなくて偶々なんですよね?うん。アタシ、親から付けられたのはもう忘れたけど、ご主人様、バン様が付けてくれたミンディーって名のるますぜ!あれ?」
「ほら、無理に言葉を変えようとするからそうなるんだって。じゃあ改めてミンディー、メリッサ、宜しくね!」
「お2人とも、バンスロット様は一緒にダンジョンに入ろうとなされております。知っての通りダンジョンで活躍している間は性的な奉仕の拒否ができます。奴隷紋がそうさせます。不同意に性行為を強硬、つまり犯されそうになった場合主人を殺すことが出来ます。ただし、貞操の危機と心の底から思う必要があります。バンスロット様、夢々忘れまするな。それと純粋に恋愛感情での体の関係は可能ですので、バンスロット様がお2人を性的に抱けるのは心を得ていないと無理にございますが、本当に宜しいので?」
「ちょっ!アンタ私たちを抱かずに戦闘奴隷として手元に置くって、ひょっとして不能なの?」
僕はその言葉に真っ赤になったけど、彼女たちにとっては大事なことなんだろう。
「僕は至って普通だよ。好きな人がいればその人と1つになりたいと思うけど、奴隷を無理やり犯して欲望を満たすのって無理だよ」
「確かに反応なさっておいでだと女将から聞いています。その、大きそうだと・・・」
僕は更に真っ赤になるしかなかった。
「こほん。メリッサ殿、確か初床はまだでしたな?」
「はい。まだ生娘でございます」
「バンスロット様、差し支えなければ、源氏名アリアとして彼女が身請けした時の衣、つまり今身に着けている服を初床前に身請けされた処女アリアの衣として、私共へ委託販売してみませんか?私の知る限り彼女の初床の権利は1000万gにまで上がっておりました。この衣は好事家に100万g程で売れると思います。私共はその中から1割の手数料を頂きますが」
「そんなになるのですか?メリッサ、その服に思い入れとかある?なければそのお金は君たちの服を買ったりするお金に回そうと思うし、取り敢えず今着られる服はあるよ」
「遊女の服なんて忌々しいですわ。本当は燃やしてしまいたい位なのですが、無視できない金額になるのですわね。バン様のお役に立てるのならば、是非ともお売りください」
そうしてアリアとして着ていた遊女の衣は、身請け証明共々オークションに掛ける手続きをし、2人には僕が持ってきた普通の服に着替えてもらう。
ミンディーの服は町中を歩くには少し目立つというか、何故かメイド服だった・・・
奴隷商さんから2人の名前をどうするか聞かれ、僕は元の名前を2人に聞いたけど、口を揃え命ぜられなければ言いたくないと言ったんだ。
嫌なら聞かなくても良いけど・・・さてどうするかな?シンディーさんになんとなく似ているから、近い名前にしよう!アリアは・・・
「じゃあ、銀髪の君はミンディー、金髪の君はアリア改めメリッサではどうかな?」
「チョッとご主人様?何でアタシの本名を知ってんのさ?じゃなくて知っているのですか?」
「へー!!その、偶然だよ。何となく知り合いに似ていたから、その人の名前に近いのを思い付いたんだ。嫌なら変えるよ。それと無理に言葉は直さなくても良いよ。なんで知ってんのさ?で大丈夫だから。メリッサはどう?」
「素敵なお名前ありがとうございます。メリッサと名乗らせていただきます。そう言えばご主人様のお名前は?」
「僕はバンスロット。みんな長いからバンって呼ぶんだ。今後のことがあるから君たちもバンっ呼んでね。悪目立ちしたくないからバンスロット様ってのは無しの方向で!ミンディーは名前どうする?」
「本当に偶々なんだよな?じゃなくて偶々なんですよね?うん。アタシ、親から付けられたのはもう忘れたけど、ご主人様、バン様が付けてくれたミンディーって名のるますぜ!あれ?」
「ほら、無理に言葉を変えようとするからそうなるんだって。じゃあ改めてミンディー、メリッサ、宜しくね!」
「お2人とも、バンスロット様は一緒にダンジョンに入ろうとなされております。知っての通りダンジョンで活躍している間は性的な奉仕の拒否ができます。奴隷紋がそうさせます。不同意に性行為を強硬、つまり犯されそうになった場合主人を殺すことが出来ます。ただし、貞操の危機と心の底から思う必要があります。バンスロット様、夢々忘れまするな。それと純粋に恋愛感情での体の関係は可能ですので、バンスロット様がお2人を性的に抱けるのは心を得ていないと無理にございますが、本当に宜しいので?」
「ちょっ!アンタ私たちを抱かずに戦闘奴隷として手元に置くって、ひょっとして不能なの?」
僕はその言葉に真っ赤になったけど、彼女たちにとっては大事なことなんだろう。
「僕は至って普通だよ。好きな人がいればその人と1つになりたいと思うけど、奴隷を無理やり犯して欲望を満たすのって無理だよ」
「確かに反応なさっておいでだと女将から聞いています。その、大きそうだと・・・」
僕は更に真っ赤になるしかなかった。
「こほん。メリッサ殿、確か初床はまだでしたな?」
「はい。まだ生娘でございます」
「バンスロット様、差し支えなければ、源氏名アリアとして彼女が身請けした時の衣、つまり今身に着けている服を初床前に身請けされた処女アリアの衣として、私共へ委託販売してみませんか?私の知る限り彼女の初床の権利は1000万gにまで上がっておりました。この衣は好事家に100万g程で売れると思います。私共はその中から1割の手数料を頂きますが」
「そんなになるのですか?メリッサ、その服に思い入れとかある?なければそのお金は君たちの服を買ったりするお金に回そうと思うし、取り敢えず今着られる服はあるよ」
「遊女の服なんて忌々しいですわ。本当は燃やしてしまいたい位なのですが、無視できない金額になるのですわね。バン様のお役に立てるのならば、是非ともお売りください」
そうしてアリアとして着ていた遊女の衣は、身請け証明共々オークションに掛ける手続きをし、2人には僕が持ってきた普通の服に着替えてもらう。
ミンディーの服は町中を歩くには少し目立つというか、何故かメイド服だった・・・
69
お気に入りに追加
195
あなたにおすすめの小説

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
八十神天従は魔法学園の異端児~神社の息子は異世界に行ったら特待生で特異だった
根上真気
ファンタジー
高校生活初日。神社の息子の八十神は異世界に転移してしまい危機的状況に陥るが、神使の白兎と凄腕美人魔術師に救われ、あれよあれよという間にリュケイオン魔法学園へ入学することに。期待に胸を膨らますも、彼を待ち受ける「特異クラス」は厄介な問題児だらけだった...!?日本の神様の力を魔法として行使する主人公、八十神。彼はその異質な能力で様々な苦難を乗り越えながら、新たに出会う仲間とともに成長していく。学園×魔法の青春バトルファンタジーここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる