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第3章
順調だった筈が
しおりを挟む今日の進行を始めたが、俺が奴隷の扱いについて知ってから、即奴隷契約関連のギフトである奴隷マスターを取得したのは皆わかっていた。
しかし俺の怒りが強く誰も何も言ってこない。
ステラ、アウラ、プリムラは状況をまだよく分かっておらず、今後の事を今は考える余裕が無かった筈だ。エミリーが身の上話や出来る事や希望を聞いている。
ギフトを調べると任意の相手の心臓付近に手を当て発動すると奴隷契約を一方的に行える。制限事項や期限を設定できる。また、任意に契約を破棄や契約を譲渡が可能。破棄は誰の奴隷でも可能だが、譲渡はその奴隷の主人に触れている必要がある。
かなりのギフトだ。一方的に奴隷に出来る。悪意を持つ奴を捕らえれば奴隷にできる。うーん
俺は考え事に夢中で枝にぶつかり落馬してなんと首の骨を折り即死したらしい。
覚えが無いが動かなくなった俺を慌ててミーナの所に連れて行き、死者蘇生で復活を遂げたらしい。
俺は馬に股がっていた筈だが何故かサーヤに膝枕をされていて心配そうに見つめるミーナの顔が近かった。
起き抜けに「ふえ?」
変な呻きを発すると
リーナ「あんたねえ、歩きスマホは危険って知ってるでしょ!なんの変哲の無い道で落馬して死ぬなんて恥ずかしいったらありゃしないわよ。バカね。ミーナがいなかったら私達処女のまま未亡人なのよ。まったくもう」
ぷりぷりしていて可愛かった。
皆から説明されて分かったが俺は考え事をしながら馬に乗っていて落馬して死んだんだと。皆から笑われた。俺もまさかの落馬死とは情けなかった。しかし今日はそのまま馬車の中だ。
昼に立ち寄った時に昨夜するのだったと反省したのはステラ達の服の購入だ。アジトで着せたのしかない。荷物を全部出して見繕う訳にも行かず、服を買う事にした。
ミーナ、リーナ、サーヤが、各人に1人づつ付いてやりぱぱっと移動用と普段着、下着を買って行く。
俺はテイクアウトの食事を7人分と収納にいれるのを合わせて大量買いをしていた。
三人は俺達と分かれると生活する当てがなく、娼婦になるしかないと言い出す。俺は彼女達がこれ以上穢されるのが耐えられず、思わず
聡太「分かった。そんな事をさせられない。君達はもう十分苦しんだ。俺の所に来い。何とか生きる手段を見つけよう。安全じゃないかもだが一緒に来い。ただ、暫くは戦闘が出来るメンバーの身の回りの世話を頼むよ。多分今後屋敷を買うから身の振り方が決まるまでメイドとして雇うというのでどうだ?」
皆満足そうな顔をしていた。
屋敷を買う前にメイドが出来たが俺は貴族の子女というのを忘れていた。いや、彼女達の体が俺以外の男に汚されるのを許せなかった。つまり、同情から嫉妬したようだ。
ちなみに処女厨なリーナも彼女達には優しかった。不思議だった。
ちゃんと履き物も買っていてほっとした。
因みに後で判明したが、まだ未開通だった。処女の方が高く売れるからと、陵辱こそして犯していたが、貫通だけは禁止していて、今日今俺達が向かっている街の近くで取引先に売る事になっていたらしい。ステラから先程別の者に売られる筈だった事だけを伝えられた。
リーナは俺が複数娶るのは受け入れるが、頑なに処女以外受け入れないと意見を曲げなかったから変だなとは感じていた。
昨夜リーナが処女チェックをして判明したのが受け入れていた理由だった。
俺が知るのは後日だ。三人はリーナのチェックで伝えられ俺が知っていると思い込んでいて直接言わなかったのだ。三人も驚いていたようだ。確かに意識がある時にやられてはいなかったが、気絶している時の事は分からなかったからで、大泣きだったらしい。
それより俺は、取引相手を潰したいと思いサイラーに相談するのであった。
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