異世界で穴掘ってます!

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第2章

ダンジョンで正座を

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 何故こうなった!
 皆と合流し開口一番

 モナ「あ、あの、皆様報告があります!この程お師匠様の妻の一人に迎えて頂ける様になりました!」

 なんとなく察していたのかユキリンとユリアがおめでとうと声を掛ける。

 所がミーナに首根っこを掴まれ

 ミーナ「ちょっとトニー君!?ここに座ろうね」

 鬼の形相である。リーナもサーヤも腕を組んで凄んでいる。何故かミーコも不機嫌だ。
 これはやばいと、絶対やばいやつだと認識して縮こまる。あそこもきゅっと引き締まる感じだ。

 リーナ「ちょっとちゃんと説明しなさいよ!私達って女がいるのにどう言う事よ!」

 サーヤ「あのねトニー!分かるように説明してくださるかしら!?」

 サーヤの話し方が一番怖い!

 ミーコ「あのね私達4人を娶るって、守ってやるって言ったのは何だったの?嘘なの!?私の事を抱きしめたのは何?忘れたの?」

 俺は覚えてなどいない。記憶をなくす前の話だ。ミーコを抱き締めたのは別の話だが、4人の事は勿論人として好意を持てるし、美人だし娶りたいか嫌かで言えば勿論娶りたい。段々好きだ、愛しているとも思えてきている。但しモナを娶るのとは訳が違う。思い出を共有したかったんだ。でももう先送りにはできそうにない。

 聡太「勿論娶りたいよ。ただ、もう少し待って欲しいんだ。記憶を無くしているから時間が欲しい。記憶を取り戻す時間が欲しいんだ。もし戻らなくても隣国に無事逃げ遂せて拠点を決めて、生活を安定させるまで間って欲しいんだ。今は君達と日本で凄した思い出がないんだ!でも君達との関係をちゃんと考えているよ。ただ、既にリリアとエミリーとは結婚してるし、モナとも婚約した。今は婚約に留めてくれないか!?それに一夫多妻制度の世界とはいえ俺でいいのか!勿論大事にするよ」

 ミーナ「ねえみんな、聞いたよね。トニーさん♡言質は取ったからね。婚約ね!ふふふ。正式な結婚は隣国についてからと。メモメモ」

 俺は今日二回目のやらかし=失言をした。まあいずれそうなるとは認識していたが、やはり時期が早まった。そんな感じにしておこうと思ったがもう一つ求められた。
 エスケープ計画のダンジョンアタック中は朝と夕にキスをする。当面はそれで妥協すると。
 勿論全力で首を縦に振りましたよ。元々リリアとエミリーはミーナ達を娶る事を了承していて、モナにはいずれ娶ると思うと伝えていたから問題はない。

 そうして61階層をスタートする。
 きのうの反省から皆慎重だ。先走る者もいない。一度だけ困ったのは魔物がトラップを発動し弓が大量に飛んできた事だ。想定外だった。
 何人かが手足に矢を食らったが大きな怪我はなく矢を抜きヒールを掛ける。そんなトラブルがあった

 一度そういうトラブルが有ったが今日は64階層を突破で終了となった。
 マップは違うがダンジョンの各階層の面積は殆ど変わらなさそうだった。
 主に魔物の出現が違っているのだ。

 そうしてミーナ達にキスをしてダンジョンを引き上げていったのであった。

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