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第2章
報告
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ギルドに着いたがまだ少し早かったようだ。
受付を見るとエミリーが若い女の子、14歳前後位かな?を受付に座らせ斜め後ろで指導をしている。あの子は確か受付嬢さん達のサポートで駆けずり回てっいる子だったな。多分受付嬢になる為の下積み中の子の中で有望な子を昇格させるのだろう。まだ幼いが5年後はエミリーに負けず劣らずの美人さんになりそうだ。
彼女は生き生きと受付対応をしている。
寿退職はよくある事と言うかそれが目当てで受付嬢になる子が多く、回転率が高いから下積みの子が多いとエミリーが言っていたな。受付嬢になり3~4年で退職する事が多いそうだ。
エミリーは誰にでも朗らかに対応する正に女神だ。なので人気があった。
リリアは俺にづげづげと言う時と聡太様言う時とバラバラだが何か基準があるのだろうか。ふとそんな事を思って時間を潰していた。
暫くするとエミリーが俺に気がついたようで、新人ちゃんに受付を任せ俺の所に来てくれた。直ぐにギルドマスターの所に向かい、俺を会議室に案内してまた受付に戻っていく。
ギルドマスターが入って来て、促されて話を始める。
俺と共に召喚された召喚者が他に多数いて、俺の仲間が8名いるのと、それ以外の召喚者が洗脳されており壁の外で姦淫行為をしていて、見られていても平気だった状態にまで精神を壊されている旨を報告した。ギルドマスターも自らが確認すると。本当なら由々しき事体で、それこそこの国のトップが大陸全体に対する敵対行為と。
本来召喚の儀式は各国の代表が集まり協議の後、各国の立会の元儀式が執り行われ、各国に召喚者を分散させるのだという。
確認できればギルドとしてこの国のトップに対して警戒と他国に情報を発信するという。
俺達はこれから他国に逃亡すると伝え、俺の考えを伝えたが、何となく俺が召喚者だろうと思っていたと。
ギルドとして全面的に協力してくれるという。
ステータスカードを人数分発行してくれる。これで道中に色々な街へ入れる。
但し髪の色を染めろと!
黒髪黒目の者が10人もいれば目立つと。
俺は失念していた。俺達はエイリアン(異邦人)なのだ。
外国の者が多いとおかしいと思うだろうと。俺は納得した。
この後各種毛染め剤を買わなきゃだ。
俺のプランを伝えると俺をしげしげと見てニッコリ笑う。
ギルマス「ほう、確かにそれだけの期間ダンジョンに潜って出てこなければ普通は食料が持たぬから死ぬわな。分かった。お主はどうするのだ!?」
聡太「それなんですけどね、きのう考えたプランを少し変更します。約一ヶ月潜った後に冒険者から彼らのステータスカードが届けられたと、未到達階層へ踏み入った冒険者が見つけたと報告するのはどうでしょうか?確かダンジョン内で死亡した場合、装備や体は魔物に何もされなくても丸一日でダンジョンに吸収されるが、ステータスカードだけは吸収されないのですよね?」
ギルマス「うむ。確かにその通りだが、その意図はなんだ?」
聡太「城は3つの可能性をを考えるでしょう。既に死亡していて冒険者が本当にカードを拾った。もう一つは偽装の為ステータスカードをダンジョンの奥に捨て去った。かなり奥の為発見を遅らせるが、カード自体はいずれ発見させたかった。その場合既に遠方へ逃亡済み。最後が何処かに潜伏していて、そのカードを届けた冒険者が共謀し、死亡を偽装してこれから逃亡を図る。因みに一ヶ月籠もるのはダンジョンの入り口付近に一ヶ月近くは出入りを監視する者がいると思うからです。カード発見の報告を王城街のギルドへ行うのは俺達がダンジョンを出てから2日後以降だと有り難いです。敢えて報告するのは混乱に拍車を掛ける為です。それと俺達が向かうべき国が分からないんですよ」
そう話をしているとドアがノックされて美菜達が面談を申し込んで来たと伝えられ、ギルドマスターは通すように返答をするのであった。
受付を見るとエミリーが若い女の子、14歳前後位かな?を受付に座らせ斜め後ろで指導をしている。あの子は確か受付嬢さん達のサポートで駆けずり回てっいる子だったな。多分受付嬢になる為の下積み中の子の中で有望な子を昇格させるのだろう。まだ幼いが5年後はエミリーに負けず劣らずの美人さんになりそうだ。
彼女は生き生きと受付対応をしている。
寿退職はよくある事と言うかそれが目当てで受付嬢になる子が多く、回転率が高いから下積みの子が多いとエミリーが言っていたな。受付嬢になり3~4年で退職する事が多いそうだ。
エミリーは誰にでも朗らかに対応する正に女神だ。なので人気があった。
リリアは俺にづげづげと言う時と聡太様言う時とバラバラだが何か基準があるのだろうか。ふとそんな事を思って時間を潰していた。
暫くするとエミリーが俺に気がついたようで、新人ちゃんに受付を任せ俺の所に来てくれた。直ぐにギルドマスターの所に向かい、俺を会議室に案内してまた受付に戻っていく。
ギルドマスターが入って来て、促されて話を始める。
俺と共に召喚された召喚者が他に多数いて、俺の仲間が8名いるのと、それ以外の召喚者が洗脳されており壁の外で姦淫行為をしていて、見られていても平気だった状態にまで精神を壊されている旨を報告した。ギルドマスターも自らが確認すると。本当なら由々しき事体で、それこそこの国のトップが大陸全体に対する敵対行為と。
本来召喚の儀式は各国の代表が集まり協議の後、各国の立会の元儀式が執り行われ、各国に召喚者を分散させるのだという。
確認できればギルドとしてこの国のトップに対して警戒と他国に情報を発信するという。
俺達はこれから他国に逃亡すると伝え、俺の考えを伝えたが、何となく俺が召喚者だろうと思っていたと。
ギルドとして全面的に協力してくれるという。
ステータスカードを人数分発行してくれる。これで道中に色々な街へ入れる。
但し髪の色を染めろと!
黒髪黒目の者が10人もいれば目立つと。
俺は失念していた。俺達はエイリアン(異邦人)なのだ。
外国の者が多いとおかしいと思うだろうと。俺は納得した。
この後各種毛染め剤を買わなきゃだ。
俺のプランを伝えると俺をしげしげと見てニッコリ笑う。
ギルマス「ほう、確かにそれだけの期間ダンジョンに潜って出てこなければ普通は食料が持たぬから死ぬわな。分かった。お主はどうするのだ!?」
聡太「それなんですけどね、きのう考えたプランを少し変更します。約一ヶ月潜った後に冒険者から彼らのステータスカードが届けられたと、未到達階層へ踏み入った冒険者が見つけたと報告するのはどうでしょうか?確かダンジョン内で死亡した場合、装備や体は魔物に何もされなくても丸一日でダンジョンに吸収されるが、ステータスカードだけは吸収されないのですよね?」
ギルマス「うむ。確かにその通りだが、その意図はなんだ?」
聡太「城は3つの可能性をを考えるでしょう。既に死亡していて冒険者が本当にカードを拾った。もう一つは偽装の為ステータスカードをダンジョンの奥に捨て去った。かなり奥の為発見を遅らせるが、カード自体はいずれ発見させたかった。その場合既に遠方へ逃亡済み。最後が何処かに潜伏していて、そのカードを届けた冒険者が共謀し、死亡を偽装してこれから逃亡を図る。因みに一ヶ月籠もるのはダンジョンの入り口付近に一ヶ月近くは出入りを監視する者がいると思うからです。カード発見の報告を王城街のギルドへ行うのは俺達がダンジョンを出てから2日後以降だと有り難いです。敢えて報告するのは混乱に拍車を掛ける為です。それと俺達が向かうべき国が分からないんですよ」
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