53 / 166
第2章
中級層へ
しおりを挟む
時は俺が6階層へ降りるちょっと前に遡る
リリアとエミリーが俺を待っている時だが、先行するパーティーから話し掛けられていた。
女性「こんにちは。二人でダンジョンに潜っておられるのですか?」
リリア「いえ、夫と妻二人の3人パーティで、今は夫が来るのを待っているのですよ。そちらは?」
女性「いいなあー夫婦でパーティーか!憧れるわ。こちらはね8人なの。本当は9人なのだけれども、リーダーが行方不明なの。今は時間を見つけては仲間で捜索をしているのだけれども中々見つからなくって。って初対面の方にするような話じゃなかったですね」
男「おーいりっちゃん!何やってるの?置いてくよ!」
女性「もう少しお話していたかったけれどもまたご縁があればね!それではお先に失礼します!」礼儀正しくお辞儀して去っていく女性と別れるが、リリアはどこか引っ掛かっている。
リリア「ねえエミリー、あの女性達どこかで見た気がするのだけど見た事無い?」
エミリー「少なくとも私が受け付けた事はないわね。食堂か何かで見たのかもね」
リリア「そうよね。しかしトニーは何をしてるのかしら。遅いわね」
そんなやり取りの後俺が現れたのだった。
実は5階層までは1時間位で行けている。
10階層迄は特に何もなく、先のパーティーが魔物を倒しているからだろうか?ほぼ出ない。
楽をして進ませて貰っている。通常魔物がリポップするまで1時間程という。勿論ボス部屋は違うが。
彼らには悪いが俺達の露払いを担って貰おう!俺は基本的に楽をしたい。手抜き大好きだ!
討ち漏らしとか、偶々リポップのタイミングとかで僅かに相対するので終わる。
一時間位でボス部屋に着いたが、既に扉は開いていた。
聡太「先行している奴ら中々早いな」
エミリー「8人組と言われてましたよ」
聡太「そうか、人数が多いからサクサク行くんだろうな。俺達もついて行くぜ」
リリア「あれ?追い越そうぜ!じゃないの?」
聡太「なんで?中級層抜けるまでは大して強いのはいない筈だから、奴らが露払いしてくれるなら楽で来るからさ」
リリア「呆れた~体が鈍るわよ!」
聡太「夜に使う体力は残したいからね!」
リリア「トニーのあほたれ!もうしょうがないわね。ふふふおばかさんなんだから」
聡太「やっとリリアが笑ったな!さあ行こうか!」
ボス部屋はオークナイトがオーク2匹を引き連れていた。
聡太「一人一体ねまずリリアが選び、次エミリーね。俺は余り者つー事でね!行くよー」
結局俺にナイトを回してきたがあまいい。袈裟懸けに切り付けるが剣でガードするも力任せに強引に切り裂いた。
二人もステータスの高さにものを言わせさくっと倒す。
ドロップは魔石と乗用馬車だ。馬はいないが、魔力を込めるか魔石を使えば重さが軽減される特別仕様だ。内装はチープだったが。
聡太「俺なら問題がないが、こんなん普通持ち帰れないやろ!何故だ!?」
リリア「別にいいんじゃないの?私達が困らなければ」
聡太「そうだな。まあいっか。じゃあ先に行こうか!」
軽いノリで先に進む。
そこから一時間しないうちに五階位を進み、軽く昼休憩をする。通路を見張る形でお互い背を向けてだが、20分程の休息でまた進み出す。
更に一時間位進み20階層のでボス部屋に着いたが、今は戦闘中のようだ。
5分位で開き即中に入るが異常な光景があった。
死体は無いが、ドロップの馬車と多分女性の二の腕より先の切断された腕が落ちていて、状況に混乱していると、扉が鈍い音共に閉まるのだった。ボス部屋に放置された物は一時間したらダンジョンに吸収される筈だった。
リリアとエミリーが俺を待っている時だが、先行するパーティーから話し掛けられていた。
女性「こんにちは。二人でダンジョンに潜っておられるのですか?」
リリア「いえ、夫と妻二人の3人パーティで、今は夫が来るのを待っているのですよ。そちらは?」
女性「いいなあー夫婦でパーティーか!憧れるわ。こちらはね8人なの。本当は9人なのだけれども、リーダーが行方不明なの。今は時間を見つけては仲間で捜索をしているのだけれども中々見つからなくって。って初対面の方にするような話じゃなかったですね」
男「おーいりっちゃん!何やってるの?置いてくよ!」
女性「もう少しお話していたかったけれどもまたご縁があればね!それではお先に失礼します!」礼儀正しくお辞儀して去っていく女性と別れるが、リリアはどこか引っ掛かっている。
リリア「ねえエミリー、あの女性達どこかで見た気がするのだけど見た事無い?」
エミリー「少なくとも私が受け付けた事はないわね。食堂か何かで見たのかもね」
リリア「そうよね。しかしトニーは何をしてるのかしら。遅いわね」
そんなやり取りの後俺が現れたのだった。
実は5階層までは1時間位で行けている。
10階層迄は特に何もなく、先のパーティーが魔物を倒しているからだろうか?ほぼ出ない。
楽をして進ませて貰っている。通常魔物がリポップするまで1時間程という。勿論ボス部屋は違うが。
彼らには悪いが俺達の露払いを担って貰おう!俺は基本的に楽をしたい。手抜き大好きだ!
討ち漏らしとか、偶々リポップのタイミングとかで僅かに相対するので終わる。
一時間位でボス部屋に着いたが、既に扉は開いていた。
聡太「先行している奴ら中々早いな」
エミリー「8人組と言われてましたよ」
聡太「そうか、人数が多いからサクサク行くんだろうな。俺達もついて行くぜ」
リリア「あれ?追い越そうぜ!じゃないの?」
聡太「なんで?中級層抜けるまでは大して強いのはいない筈だから、奴らが露払いしてくれるなら楽で来るからさ」
リリア「呆れた~体が鈍るわよ!」
聡太「夜に使う体力は残したいからね!」
リリア「トニーのあほたれ!もうしょうがないわね。ふふふおばかさんなんだから」
聡太「やっとリリアが笑ったな!さあ行こうか!」
ボス部屋はオークナイトがオーク2匹を引き連れていた。
聡太「一人一体ねまずリリアが選び、次エミリーね。俺は余り者つー事でね!行くよー」
結局俺にナイトを回してきたがあまいい。袈裟懸けに切り付けるが剣でガードするも力任せに強引に切り裂いた。
二人もステータスの高さにものを言わせさくっと倒す。
ドロップは魔石と乗用馬車だ。馬はいないが、魔力を込めるか魔石を使えば重さが軽減される特別仕様だ。内装はチープだったが。
聡太「俺なら問題がないが、こんなん普通持ち帰れないやろ!何故だ!?」
リリア「別にいいんじゃないの?私達が困らなければ」
聡太「そうだな。まあいっか。じゃあ先に行こうか!」
軽いノリで先に進む。
そこから一時間しないうちに五階位を進み、軽く昼休憩をする。通路を見張る形でお互い背を向けてだが、20分程の休息でまた進み出す。
更に一時間位進み20階層のでボス部屋に着いたが、今は戦闘中のようだ。
5分位で開き即中に入るが異常な光景があった。
死体は無いが、ドロップの馬車と多分女性の二の腕より先の切断された腕が落ちていて、状況に混乱していると、扉が鈍い音共に閉まるのだった。ボス部屋に放置された物は一時間したらダンジョンに吸収される筈だった。
1
お気に入りに追加
382
あなたにおすすめの小説
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
異世界に転生した俺は元の世界に帰りたい……て思ってたけど気が付いたら世界最強になってました
ゆーき@書籍発売中
ファンタジー
ゲームが好きな俺、荒木優斗はある日、元クラスメイトの桜井幸太によって殺されてしまう。しかし、神のおかげで世界最高の力を持って別世界に転生することになる。ただ、神の未来視でも逮捕されないとでている桜井を逮捕させてあげるために元の世界に戻ることを決意する。元の世界に戻るため、〈転移〉の魔法を求めて異世界を無双する。ただ案外異世界ライフが楽しくてちょくちょくそのことを忘れてしまうが……
なろう、カクヨムでも投稿しています。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
俺だけレベルアップできる件~ゴミスキル【上昇】のせいで実家を追放されたが、レベルアップできる俺は世界最強に。今更土下座したところでもう遅い〜
平山和人
ファンタジー
賢者の一族に産まれたカイトは幼いころから神童と呼ばれ、周囲の期待を一心に集めていたが、15歳の成人の儀で【上昇】というスキルを授けられた。
『物質を少しだけ浮かせる』だけのゴミスキルだと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
途方にくれるカイトは偶然、【上昇】の真の力に気づく。それは産まれた時から決まり、不変であるレベルを上げることができるスキルであったのだ。
この世界で唯一、レベルアップできるようになったカイトは、モンスターを倒し、ステータスを上げていく。
その結果、カイトは世界中に名を轟かす世界最強の冒険者となった。
一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトを追放したことを後悔するのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる