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第52話 打ち合わせ

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 俺たちは新しくパーティを組むことに決め、早速次の行動について話を始めた。まずはダンジョン攻略に向けた情報共有が必要だ。

「さて、ひとまずお互いの実力をもっと知るために、訓練も兼ねて1階層から始めてみないか?」

 俺の提案に、友理奈が少し驚きながらもうなずく。そして、弘美と浅香もやる気に満ちた表情でうなずいた。

「はい!よろしくお願いします!」

 二人の意気込みが感じられる元気な声が響く。

「じゃあ、まずは俺たちの戦術について少し話そう。最初は2人の実力をみたいな。弘美さん、君の〈ストーンガーディアン〉は防御を固めることが得意だよね?」

 弘美さんは笑顔で頷く。

「そうですね。土の防壁を出して仲間を守るのが得意です。あと、得意武器は剣やナイフで、すばやく動きながら攻撃できます」

 彼女の俊敏さと防御スキルは、確かにパーティ全体の安定感に大きく貢献してくれそうだ。さらに、〈擬似縮地〉を使って、瞬時に距離を詰めたり敵をかく乱できることも強みだ。ダンジョンでの戦闘において、かなり頼りになるメンバーだろう。

「なるほど、接近戦でのサポートも期待できそうだね。土の防壁は非常に頼りになるはずだ。状況によっては、俺たちの攻撃の布石としても使えそうだし」

「ありがとう、頑張ります!」

 弘美は嬉しそうに微笑んだ。

 次に浅香に目を向ける。

「浅香さん、君はどう?パワータイプっぽいけど」

 浅香は得意げに自身のスキルについて話し始める。


「私のスキル〈スプリングシード〉は、種を使って敵を拘束するんです。それに、力には自信があって、能力を強化すればハンマーで一気に叩き潰せるから、大ダメージを与えたりもできるんです!」

「それはすごいな!敵の動きを封じて、重い一撃で確実に仕留める戦い方か。俺たちの攻撃の突破口としても役に立ちそうだ」

「はい!全力で叩き潰します!」

 彼女たちはともにCランクで、互いの特徴を理解し合えば、5階層の攻略はかなりスムーズに進むはずだ。ただ、ダンジョンの構造や階層についての知識が少し不足しているのが心配な点だ。そこをしっかり補うことが、俺たちの役目でもある。

 ・
 ・
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 その後、俺たちは少し歩きながら作戦の話を続けた。友理奈も意見を交えつつ、彼女たちの戦い方にアドバイスを送る。

「まず、弘美さんの〈ストーンガーディアン〉をうまく活用して防御面を安定させたい。そして浅香さんの攻撃力を最大限活かすために、拘束のタイミングも重要になる。だから戦闘の際にはまず弘美さんが防壁を展開して、浅香さんが突撃の隙を作るのが良さそうだ」

 2人とも真剣な表情で聞いている。頼もしい後輩たちだ。

「はい、理解しました。しっかり合わせていきます!」

「私も頑張ります!次のダンジョン探索が楽しみです」

 この2人となら、うまく力を合わせれば、難関も乗り越えられそうだ。改めて俺はこのパーティでの冒険に心を燃やした。

「じゃあ、次の探索で一緒に試してみよう。」

「はい!よろしくお願いします!」

 友理奈もにっこり微笑んで頷いた。新たなメンバーとの冒険が、これからの俺たちの挑戦をさらに面白くしてくれるだろう。
 そしてこの後ギルドに向かうことになった。
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