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第2章
第121話 リナ
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道中馬車の中でリナに色々質問をしたが、どうやら彼女と自分の時間は100年位の開きがあるようだった。残念ながら彼女が持っていた物は、盗賊に襲われた時に乱雑に扱われた為、破損していて使えるも物はなかった。ただ彼女の口から聞かされる内容と、カナロアが先に話していた内容から、どうやらリナの持つ知識がカナロアが持つ知識より新しいという事が分かった。
それというのも、カナロアが閉めたゲートについての話しが出たからだった。また、過去に3度ゲートが開かれており、4度目が近々来るのではないか?と言われていると言う。
リナの話によると1度目に開いた時に、1人の日本人がゲートを閉じ、その40年後におそらく同じ人物が閉めたと思われるが、ゲートから出てくるモンスターに対し攻撃したミサイルに巻き込まれ、ゲートを閉めた直後に亡くなったという。どう考えても、カナロアの事だな。
そしてそれから更に30年経過したある日、リナによると1か月位前にゲートが開き、それを閉じた者がいた筈なのだが、正体が分からないと言う。
そして近いうちに4度目があるのではないかというような噂が出ていたと。そして町を歩いている時に何かが落ちていて、それを拾うと光に包まれ、気がついたらあの場にいた。そしてあっという間に盗賊達に捕まり、服を破られ犯され始めていたと言うのだ。訳が分からなかった。1つ言えるのは、何者かに襲われてレイプされているという事だけだった。
彼女は16歳だと言う。友安の状況を伝えると、友安の事は都市伝説の類になっているという。カナロアにも言われたが、友安が消えゆく姿が映った防犯カメラの画像がネットに流出していて、リナも見た事があると言う。皆がリナに同じ事が君にも起こったのだという事を伝えると、彼女は家に帰りたいと泣き始めてしまった。
少し落ち着いてからテクノロジーの話をしていた。人類は火星への有人飛行に漸く成功したばかりだと言う。ただ、リナに言われたのだが、都市伝説になった消えて行った人が再び現れる事はなかったと聞いているという。すくなくとも目撃はされていない。また、近いうちにやはりゲートが現れるだろうという事をこちらも認識していると友安はリナに伝えた。そして残念ながら2名の異世界人がいないと門が閉まらないと。この門は長時間開き続けていると、両方の世界に大いなる災いをもたらすと教えた。
時間軸も全然違うところを強引に繋げている。その歪みというのが必ず出てくるだろうと予測していると見解を伝えた。
その為、出来うる限り早く閉めた方がお互いの為だと説明する。
そして、こちらの世界には自分が残るから、リナが元の世界に戻り、そして向こうから扉を閉めて欲しいと話す。実験で異世界人でない者が扉を閉めようとしても閉まらないし、2枚ある扉をいっぺんに1人で動かす事が出来ない事は既に実証済みで、仲間を犠牲にせざるを得なかった事を伝えた。
また同じサイドから扉を閉めようとしても、片側しか動かないと前回の出現の時に色々試して確認をしていると説明する。
「貴方様は日本に帰りたくはないのですか?」
リナにそう聞かれたが、おそらく次の扉が開く時は、自分の時間ではなく、リナの生きている時間になるだろうと。既に自分の生きていた元の日本に比べ、100年も違うのだ。最早異世界としか言いようがない。
それよりもこちらでは結婚もしたし、愛する妻達がいる。彼女達と共に生き、こちらの世界に骨を埋めたいと話す。そしてふと思い、以前回収した武器を確認していくと、地球で作られた物であるという証が見つかった。そして友安は複雑な想いを感じながら、武器をただただしまうだけであった。
それというのも、カナロアが閉めたゲートについての話しが出たからだった。また、過去に3度ゲートが開かれており、4度目が近々来るのではないか?と言われていると言う。
リナの話によると1度目に開いた時に、1人の日本人がゲートを閉じ、その40年後におそらく同じ人物が閉めたと思われるが、ゲートから出てくるモンスターに対し攻撃したミサイルに巻き込まれ、ゲートを閉めた直後に亡くなったという。どう考えても、カナロアの事だな。
そしてそれから更に30年経過したある日、リナによると1か月位前にゲートが開き、それを閉じた者がいた筈なのだが、正体が分からないと言う。
そして近いうちに4度目があるのではないかというような噂が出ていたと。そして町を歩いている時に何かが落ちていて、それを拾うと光に包まれ、気がついたらあの場にいた。そしてあっという間に盗賊達に捕まり、服を破られ犯され始めていたと言うのだ。訳が分からなかった。1つ言えるのは、何者かに襲われてレイプされているという事だけだった。
彼女は16歳だと言う。友安の状況を伝えると、友安の事は都市伝説の類になっているという。カナロアにも言われたが、友安が消えゆく姿が映った防犯カメラの画像がネットに流出していて、リナも見た事があると言う。皆がリナに同じ事が君にも起こったのだという事を伝えると、彼女は家に帰りたいと泣き始めてしまった。
少し落ち着いてからテクノロジーの話をしていた。人類は火星への有人飛行に漸く成功したばかりだと言う。ただ、リナに言われたのだが、都市伝説になった消えて行った人が再び現れる事はなかったと聞いているという。すくなくとも目撃はされていない。また、近いうちにやはりゲートが現れるだろうという事をこちらも認識していると友安はリナに伝えた。そして残念ながら2名の異世界人がいないと門が閉まらないと。この門は長時間開き続けていると、両方の世界に大いなる災いをもたらすと教えた。
時間軸も全然違うところを強引に繋げている。その歪みというのが必ず出てくるだろうと予測していると見解を伝えた。
その為、出来うる限り早く閉めた方がお互いの為だと説明する。
そして、こちらの世界には自分が残るから、リナが元の世界に戻り、そして向こうから扉を閉めて欲しいと話す。実験で異世界人でない者が扉を閉めようとしても閉まらないし、2枚ある扉をいっぺんに1人で動かす事が出来ない事は既に実証済みで、仲間を犠牲にせざるを得なかった事を伝えた。
また同じサイドから扉を閉めようとしても、片側しか動かないと前回の出現の時に色々試して確認をしていると説明する。
「貴方様は日本に帰りたくはないのですか?」
リナにそう聞かれたが、おそらく次の扉が開く時は、自分の時間ではなく、リナの生きている時間になるだろうと。既に自分の生きていた元の日本に比べ、100年も違うのだ。最早異世界としか言いようがない。
それよりもこちらでは結婚もしたし、愛する妻達がいる。彼女達と共に生き、こちらの世界に骨を埋めたいと話す。そしてふと思い、以前回収した武器を確認していくと、地球で作られた物であるという証が見つかった。そして友安は複雑な想いを感じながら、武器をただただしまうだけであった。
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