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第2章

第120話 勇者レイプなう

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 それよりも、あいつと酔ってヤッたのか?とそちらの方が精神的なダメージがデカかった。

 喧嘩ばかりしていて、結婚相手としては見ていなかった。若かったが、付き合う候補にすらならなかったのだ。
 確かに見た目はきれい系だったが、キャラがおっさんで意見が合わず、衝突ばかりしていた。

 ただ、あいつはそうではなく、俺に想いを馳せていたようだ。

 なんとなく思い出してきた。あの日酔っていて何故か家に来てさらに飲んだ。売り言葉に買い言葉だった。

「この歳で童貞って恥ずかしいぞ!こら!」

「そっちこそ20歳にもなって経験ないってモテないんだな」

「何よ意気地なし。あんたの家に酔った女がいるのよ?私、あんたになら初めてをって思っていたのよ。女に恥をかかせるの?あんたのはかざり?それとも女には興味がないの?違うなら力ずくで来なさいよ」

 そんなやり取りがあり、挑発に負けて、お互いに初経験をした記憶が断片的に思い出された。

 すると頭にシステムメッセージが聞こえたような気がして、急ぎガチャを確認すると、初物シリーズのガチャのひつがコンプリートしていた事が分かった。

 そして最終として、あと2人の初体験の相手になればシリーズのコンプリートガチャが引けると分かった。多分俺の行動を監視している誰かが急遽入れたのだろう。あと2人、つまりイリアとミリアか。

 後回しにしてまずはホームタウンに戻り、屋敷を設営しようと考えていた。

 分岐路で行き先を再確認し、ホームに向けて移動開始したら、少し先で誰かが戦っていた。盗賊に襲われていた馬車が見えた。

 冒険者が戦っていたが、女の悲鳴が聞こえ、急ぎ向かい駆逐していく。

 1番台の馬車に行くと、若い黒髪の女がレイプされ始めていた。胸ははだけ、必死に抵抗しているが無駄だった。盗賊に馬乗りにされ、盗賊がズボンを下げている最中だったのだ。正に純潔を?散らされる直前だった。

 俺は首を落とし始末した。

「大丈夫か?危なかったな。まずはこれを着て俺から離れるな」

 すると女は泣きながら抱きついてきた。

「怖かったよー。私経験ないのにレイプが初めてになる所だったよー。私リナ。貴方は?」

 胸がプルンプルンしていた。なかなか立派なお胸でした。
 綺麗な子で高校生位だった。

「とりあえず胸を隠そうか。妻達にビンタされる前に隠して欲しい。えっと、俺は友安だ」

 真っ赤になりながら服を出し、上から羽織った。

 すると馬車のホロが開いた。

「友安様こちらは制圧完了です。生存者はいません」

「ありがとうエルザ。救助したこの子は多分勇者だよ。それも俺の同郷の者だよ」

 そしてエルザに馬車にいるリナを任せ、盗賊からスキルを奪っていくのであった。
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