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第1章

第62話 変異と武器ガチャ準備

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 次はムネチカの番だ。
 その華奢な体とは裏腹に、どこからか大剣を出してグリフォンに斬り付けるが、異変が有った。いや待て、ムネチカよ何処からそんな大剣を出してきたのだ?召喚した時に武器を持っていなかったろ?武器を使うかと聞いたが、間に合っていると言っていたからどうするのだろう?と思っていたんだよな。

 ちゃんと剣が当たっているのだが、斬れないのだ。というか剣が折れて砕け散った。

 俺は慌てて自分の剣を投げ渡した。

 優雅に回転し、まるで踊っているかのようにキャッチすると、鮮やかに切り裂いていく。皮を全て切り取り、生きたまま体から魔石と卵を抜き取る芸当を見せた。

 勿論魔石が無くなれば直ぐに死ぬ。まさかと思い、カナロアに確認した。

「カナロア!グリフォンの死体をカナロアの剣で軽く斬ってみて!」

 カナロアは頷いて死体を斬りに掛かるが、斬れずに歯こぼれした。あまり力を加えていないから折れなかったようだが。

 2人は驚いていた。
 どうやら召喚時の武器はなまくらだったようだ。

「ま、まさか私の剣が!どうして!そんな!」

 カナロアも口をパクパクしていた。

 俺は今まで見ていなかったガチャの一覧を見て唸った。

 期間限定男性、女性別武器ガチャ。
 対象のキャラ専用武器の入手のチャンス!
 あなたの所有するUR華専用の強力な武器を入手するチャンスを見逃すな!

 きのうはなかったガチャだ。

 UR華キャラ用の専属武器を手に入れるチャンス。
 R、SR、SSR、UR、UR華
どれかが必ず出ます!
 今なら11連でUR or UR華確定。
 合成可能!同じリアリティを重ねればワンランクアップ。残り24時間

 ガチャ参加条件
 UR華所有・・・

 ガチャを引くのに必要な物を見て絶句した。まだ秘密です。いや~ん!・・・

 取り敢えずグリフォンの巣から卵を回収し、グリフォンの卵を必要とするガチャで必要な数の回収が終った。

 因みにカナロアは武器での戦闘もするが、メインは法術という。ムネチカは多少の回復魔法を使うが、基本的に近接戦闘のみだ。

 課題が分かったので、2人の武器ガチャを回す決意をした。はぁ。気が重い。仕方なくなので・・・

 町へ戻るとミザリアにちょっとしたお願いをした。

「ミザリア、悪いけど女性陣を連れて買い物をして欲しい。真面目な話で16枚の・・・」

 お願いして別れた。
 フランカ、ゼツエイ、カナロアにある質問をしてガチャに参加出きる対象がカナロアと俺のみだと判明し、カナロアにミザリアへお願いした事をさせる。フランカに資格が無い事には驚いた!大人・・・!

 俺は途方にくれて町を見渡していたが、死者蘇生した奴がいた。そこで条件に合う奴かを確認し、今の相棒が対象に合致するというので、ガチャに必要な物の準備を行う。経費込みで金貨10枚で各々準備をお願いし、一緒に買い物に繰り出した。
 相棒はまだ中学生位の子供だった。買い物込みだが、初心者~中級者にはリスクなし且つ、高額報酬なので喜んでの参加だ。人件費を除いた経費は金貨1枚未満だ。

 買い物が終わると一緒に宿の部屋に向かう。

 ミザリアにはまだ理由を説明していない。条件から11連では不可と判断し、16回ガチャを引く事にした。悪くても16回で完成する筈なのだ。を

 女性陣はまだ帰って来ておらず、フランカとゼツエイに俺の部屋の見張りをさせ、先ずはカナロア用のガチャに取り組む。

 皆に俺の力を説明し、協力して貰うのだ。

 そして俺達4人は同じ部屋で下着を履き替えたのであった。
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