56 / 130
第1章
第56話 町の復興
しおりを挟む
目覚めと共に、柔らかで心地良く、更に暖かな感触がある事に気が付いた。
そして意識がはっきりした途端に、俺の今置かれている状況に唖然となった。
俺が寝ている布団にミザリア、イリア、ミリアの3人がいて、多分全員裸で布団の中にいるのだ。勿論俺も裸っぽい。布団にくるまれているから何となくではあるが、皆が裸だと確信はしたものの、理由が分からなかった。
手を動かせばそこにミザリア様の生乳がある!
意識しないでか!触りたい!でも、へたれなので何もできない。
因みに左にミリア、右にミザリア、俺の胸元にイリアがいる。
恐る恐る確認する事にした。
「あ、あの、皆さん?状況がよく分からないのだけれども、皆裸だよね?何故?」
「ああ!良かった!友安様が目を覚まされたわ」
「まったく世話の焼ける人ね!美女3人が暖めてあげたのよ!有りがたく思いなさいよ!」
「良かったわ!痙攣までしていたのと、まるで氷のように冷たかったのですわよ!すっかり暖かくなったのですわね!」
等とミリア、イリア、ミザリアの順で一言あった。
整理すると、どうやら俺の身体は、慣れない過大な魔力放出に悲鳴を上げ、それによりダウンしてしまった。しかも体温がかなり低くなり、人肌で暖めてくれたようだ。有り難い話だ。
「あ、ありがとう。流石にもう理性が持ちそうにな、無いから、着替えてくるよ。俺が部屋から出たら服を着てね!」
俺は落ちている服を拾い、風呂場に逃げ込む事にした。特に股間を厳重に隠して。その、おっきしています・・・はい。
イリアだと思うが、まあ可愛らしいお尻だ事!とか聞こえてきたので、俺は真っ赤になっていた。
それはさておき、この島に来てから倒した魔物からは殆どスキルを奪えていない。
種族固有のスキルは奪えなかった。俺のギフトも万能ではないという事だ。
皮肉にも死者蘇生した者からはしっかりと奪えたが、調理とかベッドメイキング、赤ん坊の寝かしつけ等、あまり役に立そうにないスキルばかりだった。
調理は魚を3枚におろしたり、野菜を刻むのはスキルで出来るが、料理の知識が無い為に、味付けとは関係のない盛り付けは綺麗にできそうだが、今後の戦闘にはあまり役に立ちそうにない。味付けはスキルとは別だ。スキルとは技能や技術であり、知識とは別なのだ。
風呂に誰かが入って来るイベントもなく、軽く身体を洗い流した後、食事にした。ウエルカムで待っていさえしたのに!空気を読め!とは口には出せない。
食事の後は町を見て回ったのだが、俺を見ると人々は深々と頭を地面に着けて感謝をしている。何故だ?大した事はしとらんぞ?既に対価は貰ったぞ?
「や、やめてください!どうか頭を上げてください!俺そういうの苦手なんです」
そうやって起こした者は中年の女性で、俺はその女性の子供(小学生位)に抱き付かれ、感謝をされた。
俺は戸惑っていた。 父親か、俺が生き返らせた者達からの感謝か?
そのどちらかか?両方?
何度かそういった事があったが、俺達も町の復興に対して手伝う事にし、手付かずな半壊した家の片付けからスタートし、3日程行っていた。
その後、島外から応援が来始めたので、俺達は再び修行に繰り出す事にした。
因みに奴隷にした騒ぎの元凶者については、すっかり忘れ去られていたのであった。
そして意識がはっきりした途端に、俺の今置かれている状況に唖然となった。
俺が寝ている布団にミザリア、イリア、ミリアの3人がいて、多分全員裸で布団の中にいるのだ。勿論俺も裸っぽい。布団にくるまれているから何となくではあるが、皆が裸だと確信はしたものの、理由が分からなかった。
手を動かせばそこにミザリア様の生乳がある!
意識しないでか!触りたい!でも、へたれなので何もできない。
因みに左にミリア、右にミザリア、俺の胸元にイリアがいる。
恐る恐る確認する事にした。
「あ、あの、皆さん?状況がよく分からないのだけれども、皆裸だよね?何故?」
「ああ!良かった!友安様が目を覚まされたわ」
「まったく世話の焼ける人ね!美女3人が暖めてあげたのよ!有りがたく思いなさいよ!」
「良かったわ!痙攣までしていたのと、まるで氷のように冷たかったのですわよ!すっかり暖かくなったのですわね!」
等とミリア、イリア、ミザリアの順で一言あった。
整理すると、どうやら俺の身体は、慣れない過大な魔力放出に悲鳴を上げ、それによりダウンしてしまった。しかも体温がかなり低くなり、人肌で暖めてくれたようだ。有り難い話だ。
「あ、ありがとう。流石にもう理性が持ちそうにな、無いから、着替えてくるよ。俺が部屋から出たら服を着てね!」
俺は落ちている服を拾い、風呂場に逃げ込む事にした。特に股間を厳重に隠して。その、おっきしています・・・はい。
イリアだと思うが、まあ可愛らしいお尻だ事!とか聞こえてきたので、俺は真っ赤になっていた。
それはさておき、この島に来てから倒した魔物からは殆どスキルを奪えていない。
種族固有のスキルは奪えなかった。俺のギフトも万能ではないという事だ。
皮肉にも死者蘇生した者からはしっかりと奪えたが、調理とかベッドメイキング、赤ん坊の寝かしつけ等、あまり役に立そうにないスキルばかりだった。
調理は魚を3枚におろしたり、野菜を刻むのはスキルで出来るが、料理の知識が無い為に、味付けとは関係のない盛り付けは綺麗にできそうだが、今後の戦闘にはあまり役に立ちそうにない。味付けはスキルとは別だ。スキルとは技能や技術であり、知識とは別なのだ。
風呂に誰かが入って来るイベントもなく、軽く身体を洗い流した後、食事にした。ウエルカムで待っていさえしたのに!空気を読め!とは口には出せない。
食事の後は町を見て回ったのだが、俺を見ると人々は深々と頭を地面に着けて感謝をしている。何故だ?大した事はしとらんぞ?既に対価は貰ったぞ?
「や、やめてください!どうか頭を上げてください!俺そういうの苦手なんです」
そうやって起こした者は中年の女性で、俺はその女性の子供(小学生位)に抱き付かれ、感謝をされた。
俺は戸惑っていた。 父親か、俺が生き返らせた者達からの感謝か?
そのどちらかか?両方?
何度かそういった事があったが、俺達も町の復興に対して手伝う事にし、手付かずな半壊した家の片付けからスタートし、3日程行っていた。
その後、島外から応援が来始めたので、俺達は再び修行に繰り出す事にした。
因みに奴隷にした騒ぎの元凶者については、すっかり忘れ去られていたのであった。
2
お気に入りに追加
1,727
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
金貨1,000万枚貯まったので勇者辞めてハーレム作ってスローライフ送ります!!
夕凪五月雨影法師
ファンタジー
AIイラストあり! 追放された世界最強の勇者が、ハーレムの女の子たちと自由気ままなスローライフを送る、ちょっとエッチでハートフルな異世界ラブコメディ!!
国内最強の勇者パーティを率いる勇者ユーリが、突然の引退を宣言した。
幼い頃に神託を受けて勇者に選ばれて以来、寝る間も惜しんで人々を助け続けてきたユーリ。
彼はもう限界だったのだ。
「これからは好きな時に寝て、好きな時に食べて、好きな時に好きな子とエッチしてやる!! ハーレム作ってやるーーーー!!」
そんな発言に愛想を尽かし、パーティメンバーは彼の元から去っていくが……。
その引退の裏には、世界をも巻き込む大規模な陰謀が隠されていた。
その陰謀によって、ユーリは勇者引退を余儀なくされ、全てを失った……。
かのように思われた。
「はい、じゃあ僕もう勇者じゃないから、こっからは好きにやらせて貰うね」
勇者としての条約や規約に縛られていた彼は、力をセーブしたまま活動を強いられていたのだ。
本来の力を取り戻した彼は、その強大な魔力と、金貨1,000万枚にものを言わせ、好き勝手に人々を救い、気ままに高難度ダンジョンを攻略し、そして自身をざまぁした巨大な陰謀に立ち向かっていく!!
基本的には、金持ちで最強の勇者が、ハーレムの女の子たちとまったりするだけのスローライフコメディです。
異世界版の光源氏のようなストーリーです!
……やっぱりちょっと違います笑
また、AIイラストは初心者ですので、あくまでも小説のおまけ程度に考えていただければ……(震え声)
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
モブ高校生と愉快なカード達〜主人公は無自覚脱モブ&チート持ちだった!カードから美少女を召喚します!強いカード程1癖2癖もあり一筋縄ではない〜
KeyBow
ファンタジー
1999年世界各地に隕石が落ち、その数年後に隕石が落ちた場所がラビリンス(迷宮)となり魔物が町に湧き出した。
各国の軍隊、日本も自衛隊によりラビリンスより外に出た魔物を駆逐した。
ラビリンスの中で魔物を倒すと稀にその個体の姿が写ったカードが落ちた。
その後、そのカードに血を掛けるとその魔物が召喚され使役できる事が判明した。
彼らは通称カーヴァント。
カーヴァントを使役する者は探索者と呼ばれた。
カーヴァントには1から10までのランクがあり、1は最弱、6で強者、7や8は最大戦力で鬼神とも呼ばれる強さだ。
しかし9と10は報告された事がない伝説級だ。
また、カードのランクはそのカードにいるカーヴァントを召喚するのに必要なコストに比例する。
探索者は各自そのラビリンスが持っているカーヴァントの召喚コスト内分しか召喚出来ない。
つまり沢山のカーヴァントを召喚したくてもコスト制限があり、強力なカーヴァントはコストが高い為に少数精鋭となる。
数を選ぶか質を選ぶかになるのだ。
月日が流れ、最初にラビリンスに入った者達の子供達が高校生〜大学生に。
彼らは二世と呼ばれ、例外なく特別な力を持っていた。
そんな中、ラビリンスに入った自衛隊員の息子である斗枡も高校生になり探索者となる。
勿論二世だ。
斗枡が持っている最大の能力はカード合成。
それは例えばゴブリンを10体合成すると10体分の力になるもカードのランクとコストは共に変わらない。
彼はその程度の認識だった。
実際は合成結果は最大でランク10の強さになるのだ。
単純な話ではないが、経験を積むとそのカーヴァントはより強力になるが、特筆すべきは合成元の生き残るカーヴァントのコストがそのままになる事だ。
つまりランク1(コスト1)の最弱扱いにも関わらず、実は伝説級であるランク10の強力な実力を持つカーヴァントを作れるチートだった。
また、探索者ギルドよりアドバイザーとして姉のような女性があてがわれる。
斗枡は平凡な容姿の為に己をモブだと思うも、周りはそうは見ず、クラスの底辺だと思っていたらトップとして周りを巻き込む事になる?
女子が自然と彼の取り巻きに!
彼はモブとしてモブではない高校生として生活を始める所から物語はスタートする。
無能テイマーと追放されたが、無生物をテイムしたら擬人化した世界最強のヒロインたちに愛されてるので幸せです
青空あかな
ファンタジー
テイマーのアイトは、ある日突然パーティーを追放されてしまう。
その理由は、スライム一匹テイムできないから。
しかしリーダーたちはアイトをボコボコにした後、雇った本当の理由を告げた。
それは、単なるストレス解消のため。
置き去りにされたアイトは襲いくるモンスターを倒そうと、拾った石に渾身の魔力を込めた。
そのとき、アイトの真の力が明らかとなる。
アイトのテイム対象は、【無生物】だった。
さらに、アイトがテイムした物は女の子になることも判明する。
小石は石でできた美少女。
Sランクダンジョンはヤンデレ黒髪美少女。
伝説の聖剣はクーデレ銀髪長身美人。
アイトの周りには最強の美女たちが集まり、愛され幸せ生活が始まってしまう。
やがてアイトは、ギルドの危機を救ったり、捕らわれの冒険者たちを助けたりと、救世主や英雄と呼ばれるまでになる。
これは無能テイマーだったアイトが真の力に目覚め、最強の冒険者へと成り上がる物語である。
※HOTランキング6位
異世界でハズレスキル【安全地帯】を得た俺が最強になるまで〜俺だけにしか出来ない体重操作でモテ期が来た件〜
KeyBow
ファンタジー
突然の異世界召喚。
クラス全体が異世界に召喚されたことにより、平凡な日常を失った山田三郎。召喚直後、いち早く立ち直った山田は、悟られることなく異常状態耐性を取得した。それにより、本来召喚者が備わっている体重操作の能力を封印されずに済んだ。しかし、他のクラスメイトたちは違った。召喚の混乱から立ち直るのに時間がかかり、その間に封印と精神侵略を受けた。いち早く立ち直れたか否かが運命を分け、山田だけが間に合った。
山田が得たのはハズレギフトの【安全地帯】。メイドを強姦しようとしたことにされ、冤罪により放逐される山田。本当の理由は無能と精神支配の失敗だった。その後、2人のクラスメイトと共に過酷な運命に立ち向かうことになる。クラスメイトのカナエとミカは、それぞれの心に深い傷を抱えながらも、生き残るためにこの新たな世界で強くなろうと誓う。
魔物が潜む危険な森の中で、山田たちは力を合わせて戦い抜くが、彼らを待ち受けるのは仲間と思っていたクラスメイトたちの裏切りだった。彼らはミカとカナエを捕らえ、自分たちの支配下に置こうと狙っていたのだ。
山田は2人を守るため、そして自分自身の信念を貫くために逃避行を決意する。カナエの魔法、ミカの空手とトンファー、そして山田の冷静な判断が試される中、彼らは次第にチームとしての強さを見つけ出していく。
しかし、過去の恐怖が彼らを追い詰め、さらに大きな脅威が迫る。この異世界で生き延びるためには、ただ力を振るうだけではなく、信じ合い、支え合う心が必要だった。果たして彼らは、この異世界で真の強さを手に入れることができるのか――。
友情、裏切り、そしてサバイバルを描いた、異世界ファンタジーの新たな物語が幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる