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第1章
第19話 パーティー結成
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皆で話し合った結果、優男君とミザリア達の宿を俺達の泊まっている宿に移って貰う事にした。
借りる部屋は2部屋になり、男性組と女性組で分けた。お子ちゃま2人が文句を言ったが、ミザリアに諭されて渋々頷いていた。宿は俺達の宿に移す必要が有るので、ミザリア達が泊まっている所を引き払って貰った。優男君は今日の宿はまだ決まっていなかった。
宿の食堂で夕食となり、ゼツエイとミザリアにフランカの事を話すと、あっさりと仲間入りを了承したが、ミザリアが俺に一言告げてきた。
「貴方がリーダーをするのですよ。私達は全面的にフォロー致しますが、あくまでも貴方がリーダーになりましてよ。改めて宜しくお願いしますわ!リーダー♪」
満面の笑みのミザリア様は正に女神だ。なんか頑張ろう!という気持ちが沸々と湧いてくるのだから、美女の笑みは物凄い効果だなと思ったりする。
皆ひと言ずつ軽く自己紹介をしていった。
例えばフランカの場合は国境付近の山間の村の出身で、魔物が多く出る地域に住んでいる。この先発生する変異で勇者の役に立ちたく、王都に来れば会えるかもと言う感じで来た。変異が終わった後は、生涯の伴侶を探すという。
皆軽く自己紹介を終え、食事を食べ始めるとゼツエイが乾杯の音頭を取り始めた。この人はよく分からんおっさんだ。
「新たな仲間に乾杯!」
樽にしか見えないジョッキ?で大量に、それも一気に酒を飲み干す。
俺の隣はミザリアさんで、その隣にゼツエイさん、向かい側にお子ちゃま2人とフランカ君だ。ゼツエイさんはやたらと上機嫌だ。
「さあさあ、友安殿も飲め飲め。儂のおごりじゃて遠慮するな!ぐはははは」
俺は飲めなくはないが、酒は好きではない。父親が酒乱だったからだ。よく殴られたり灰皿をぶつけられたんだよな。まあ、お近付きの挨拶代わりの1杯という事か!?そう思い、ゼツエイが飲んでいる樽から木のグラス?に半分位移されたのを仕方なく一気に飲み干した。しかし、いきなり俺は咽せた。
「ぐわあああ!なんだこれ?辛いしキツイ!ぐえええ」
「かかか!勇者殿とはいってもヒューマンにはちと辛かろう!何せドワーフ殺しじゃからのう」
「なんて物を飲ますんですか!死ぬかと思ったよ!ぐぶぁあ!」
ミザリアがゼツエイの頭を叩いた。
「あれは殆どアルコールなのですから、ヒューマンに飲ませるなんて何を考えているのですか!?友安様を殺す気ですか!貴方が死ぬのは勝手ですが、私の大事な方なのですよ!」
「でもな、流石に勇者殿とは思わぬか?普通はヒューマンが飲むとその場で吐くであろう?吐かなかった場合、即刻気絶した奴しか見た事がないがのう!」
「あら?確かに咽せただけで平気ね。へー!ってそうじゃないでしょ!あんな危険な物を飲ませて万が一ぽっくり逝っちゃったら、私の子宝計画が狂うじゃないの。全くもう!」
ちょっと聞き捨てならぬワードが出たが、ミザリアさんもお酒を飲んでいて、ほんのりと紅くなり妙に色っぽい。もし今誘惑されたら俺いっちゃいそうだよ。うん。
とはいえさっきのドワーフ殺しは本当にきつかった。
因みにお子ちゃま2人はというとアルコールを禁止にしている。子供には飲ませられないからね。
フランカが会話を聞いて目を丸くしていた。綺麗な顔だ!悔しい!イケメンなんか嫌いだ!
「あのう!今ですね、友安様の事を勇者様とおっしゃいましたか!?」
「今更何を言っとるんだ?勇者と言ったらあの勇者しかおらぬだろう。この御仁はな、勇者にして我が娘同然のミザリアの将来の婿殿じゃて。孫を抱くのが楽しみじゃ!くかかかかあ」
「ふえー!?結婚相手が既に3人もいらっしゃるのですか!流石です!お師匠様!」
「これ!何を勝手に私を結婚相手にしているのですか!私などでは友安様に失礼ですよ。友安様申し訳ありません。年寄りの戯言と聞き流して下さいね♡」
俺の心の叫びはこうだ!
「ゼツエイさんナイスっす!ミザリアさんって見た目も仕草も、そして声も何もかも、もろ俺のドストライクなんっすけど!嫁にぽちい!エルフだよエルフ!いやーエルフってみんな綺麗なんすっかねえ!ミザリアさんって素敵だあ!時折発するあの毒舌もキュートだあ!みざりあさああん!大好きだああ」
「えええ!?いやーん!本気ですか!?本気にしますわよ!?」
俺はどうやら心の叫びを口走っていたようだ。そんな事を聞いているうちに頭がグラグラして、やがて倒れ込んだ。咄嗟に何かヤ・ワ・ラ・カ・イ・モ・ノ・!を掴んだ気がするが、先程のドワーフ殺しが一気に回り、酔い潰れてしまい、あっという間に意識を無くしたのであった。
借りる部屋は2部屋になり、男性組と女性組で分けた。お子ちゃま2人が文句を言ったが、ミザリアに諭されて渋々頷いていた。宿は俺達の宿に移す必要が有るので、ミザリア達が泊まっている所を引き払って貰った。優男君は今日の宿はまだ決まっていなかった。
宿の食堂で夕食となり、ゼツエイとミザリアにフランカの事を話すと、あっさりと仲間入りを了承したが、ミザリアが俺に一言告げてきた。
「貴方がリーダーをするのですよ。私達は全面的にフォロー致しますが、あくまでも貴方がリーダーになりましてよ。改めて宜しくお願いしますわ!リーダー♪」
満面の笑みのミザリア様は正に女神だ。なんか頑張ろう!という気持ちが沸々と湧いてくるのだから、美女の笑みは物凄い効果だなと思ったりする。
皆ひと言ずつ軽く自己紹介をしていった。
例えばフランカの場合は国境付近の山間の村の出身で、魔物が多く出る地域に住んでいる。この先発生する変異で勇者の役に立ちたく、王都に来れば会えるかもと言う感じで来た。変異が終わった後は、生涯の伴侶を探すという。
皆軽く自己紹介を終え、食事を食べ始めるとゼツエイが乾杯の音頭を取り始めた。この人はよく分からんおっさんだ。
「新たな仲間に乾杯!」
樽にしか見えないジョッキ?で大量に、それも一気に酒を飲み干す。
俺の隣はミザリアさんで、その隣にゼツエイさん、向かい側にお子ちゃま2人とフランカ君だ。ゼツエイさんはやたらと上機嫌だ。
「さあさあ、友安殿も飲め飲め。儂のおごりじゃて遠慮するな!ぐはははは」
俺は飲めなくはないが、酒は好きではない。父親が酒乱だったからだ。よく殴られたり灰皿をぶつけられたんだよな。まあ、お近付きの挨拶代わりの1杯という事か!?そう思い、ゼツエイが飲んでいる樽から木のグラス?に半分位移されたのを仕方なく一気に飲み干した。しかし、いきなり俺は咽せた。
「ぐわあああ!なんだこれ?辛いしキツイ!ぐえええ」
「かかか!勇者殿とはいってもヒューマンにはちと辛かろう!何せドワーフ殺しじゃからのう」
「なんて物を飲ますんですか!死ぬかと思ったよ!ぐぶぁあ!」
ミザリアがゼツエイの頭を叩いた。
「あれは殆どアルコールなのですから、ヒューマンに飲ませるなんて何を考えているのですか!?友安様を殺す気ですか!貴方が死ぬのは勝手ですが、私の大事な方なのですよ!」
「でもな、流石に勇者殿とは思わぬか?普通はヒューマンが飲むとその場で吐くであろう?吐かなかった場合、即刻気絶した奴しか見た事がないがのう!」
「あら?確かに咽せただけで平気ね。へー!ってそうじゃないでしょ!あんな危険な物を飲ませて万が一ぽっくり逝っちゃったら、私の子宝計画が狂うじゃないの。全くもう!」
ちょっと聞き捨てならぬワードが出たが、ミザリアさんもお酒を飲んでいて、ほんのりと紅くなり妙に色っぽい。もし今誘惑されたら俺いっちゃいそうだよ。うん。
とはいえさっきのドワーフ殺しは本当にきつかった。
因みにお子ちゃま2人はというとアルコールを禁止にしている。子供には飲ませられないからね。
フランカが会話を聞いて目を丸くしていた。綺麗な顔だ!悔しい!イケメンなんか嫌いだ!
「あのう!今ですね、友安様の事を勇者様とおっしゃいましたか!?」
「今更何を言っとるんだ?勇者と言ったらあの勇者しかおらぬだろう。この御仁はな、勇者にして我が娘同然のミザリアの将来の婿殿じゃて。孫を抱くのが楽しみじゃ!くかかかかあ」
「ふえー!?結婚相手が既に3人もいらっしゃるのですか!流石です!お師匠様!」
「これ!何を勝手に私を結婚相手にしているのですか!私などでは友安様に失礼ですよ。友安様申し訳ありません。年寄りの戯言と聞き流して下さいね♡」
俺の心の叫びはこうだ!
「ゼツエイさんナイスっす!ミザリアさんって見た目も仕草も、そして声も何もかも、もろ俺のドストライクなんっすけど!嫁にぽちい!エルフだよエルフ!いやーエルフってみんな綺麗なんすっかねえ!ミザリアさんって素敵だあ!時折発するあの毒舌もキュートだあ!みざりあさああん!大好きだああ」
「えええ!?いやーん!本気ですか!?本気にしますわよ!?」
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