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第2話 テンプレ展開
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この異常事態に皆が混乱している中、堂々とした態度のおそらく国王が前に進み出て、召喚された僕たちに向けて話し始めた。
「儂はこのエタリオン国の国王であるエタリオン15世である。我が国の危機に際し、遠き異世界から召喚に応じてくれたこと、心から感謝する。そなたたちの勇気と力が、今、国難に瀕した我々にとっての希望となる。どうか我々に力を貸して欲しい」
国王の言葉に続き、1人の美少女が前に出た。彼女の美しい顔には優しさと決意が浮かんでおり、その容姿に僕を始め、男女問わず息を呑んだ。彼女はその戸惑っている様子を確認するも、構わずに鈴を転がしたような美しい声を発した。
「私はリリアナと申します。この国の第2王女でございます。皆様と国とのパイプ役を務めさせて頂きます。私は我が国があなた方をこの世界に召喚した理由を説明し、これからのことや、使命について話すためにここにいます」
僕の頭がチクチクとし、違和感を覚えた。その時、不満を抱いた1人の男子、クラスで一番腕っぷしが強いと自負している柔道部の吉川が、1歩前に出て声を上げた。
「ちょっと待ってくれ!いきなり何を言ってるんだ?俺たちはただの高校生だぞ!」
王女リリアナは静かに歩み出ると、彼の手を取り落ち着かせた。
「あなた様の疑問はごもっともです。そしてここにいる皆様方が混乱なされていることを理解しております。申し訳ございませんが、まずは私の話を最後まで聞いて頂けないでしょうか?その中に皆様が疑問や不安に感じていることの話もあると思います。その後、どのような質問にも答えますので、どうかよろしくお願いします」
彼は少し納得がいかない様子だったが、王女の落ち着いた態度と手を握られたのもあり顔を真っ赤にしつつあっさり頷いた。
それを見ていた他の召喚されたクラスメイトたちも、疑問を抱えながらも王女の話に耳を傾け始めた。むしろ美人に手を握られて羨ましいなと、男子のほとんどが思った。
その後、王女リリアナは召喚された40人がこの世界を救うための【英雄】として選ばれ、この世界の者が得られない特別な力—魔法、戦闘技術、癒しの能力など—をそれぞれが授かっていることを説明した。壮大な冒険の第1歩として、僕たちは別の部屋へ案内され、自分たちの能力と役割についてさらに詳しい説明を受けることになった。
会議室のような空間に、召喚された40人の高校生たちが座り、正面には王女と神官たちが座っていた。僕が足を引きずりながら入ってきたので、召喚時のトラブルだと慌てた神官たちが回復魔法を唱えると、僕の体からボルトやプレートが排出され、健康な足に変わった。その様子を見た男子たちが「すげぇ!」と色めき立った。手術の跡までなくなったものだから、「魔法すげぇ!」とか「魔法あるのか!」と唸っていた。この反応に、王女の顔がわずかにほくそ笑むのを僕は見逃さず、寒気を覚えた。
王女は僕の治療が終わった後の興奮が収まるのを待ち、落ち着いた声で話し始めた。
「これより我々の現状と、皆様を召喚した経緯や目的、これから皆様がどうしていくのかについて説明をさせていただきます。具体的な話しは後にしますが、これから数週間の間、皆様には特別な訓練を受けていただきます。その後、各々の能力に応じた任務を遂行してもらう予定です。説明の途中で皆様の能力を調べさせていただき、説明の後、質疑応答に入らせていただきます」
この世界の状況と、召喚された者の使命について語る場を設け、これからのタイムスケジュールを話し始めた。彼女の話が終わると、質疑応答の時間が設けられるとの説明を皆黙って聞いていた。
**王女リリアナの説明**
「この世界は『エセルディア』と呼ばれ、かつては繁栄し、平和な土地でした。しかし、数年前から魔物の襲撃が激しくなり、我々の力だけでは対処が困難になってしまいました。」
王女リリアナの声は、会議室に集まった全員に届くように響いた。彼女の言葉は、一見すると誠実そうに聞こえたが、僕には何かを隠しているように感じられた。
「そこで、我々は古の書物に記された『異世界召喚の儀式』を行い、あなた方をここへと招きました。あなた方には、この世界を救う英雄となってもらいたいのです。ただ、申し訳ありませんが、皆様を元の世界に戻す手立てを持ち合わせておりません。しかし、活躍次第では貴族に取り立てさせて頂きます。王族や貴族の子女と婚約することもあるのです」
王女は一瞬、視線を彷徨わせた。僕はその瞬間を見逃さなかった。彼女が何かを言いたげに口を開いたが、結局は言葉を飲み込んだ。
「もちろん、我々はあなた方を無理に戦わせるつもりはありません。あなた方がこの世界で生きていくための支援を惜しみなく提供します。そして、あなた方が望むなら、英雄としての道を歩んでいただきたいのです。もちろん生産系の能力を授かった方のサポートも致します」
僕は眉をひそめた。王女の言葉は美しく誘惑的だったが、どこかで聞いたようなテンプレートのような展開に警戒心を抱いた。彼女の言葉には嘘はないように思えたが、明らかに重要な何かが伏せられている気がした。そして頭が痛く、頭の中に危険だと警笛が鳴り響く。
「召喚された皆様方には、特別な力が与えられています。それを使いこの世界に平和を取り戻していただければと思います。どうか我々をお救い下さい。貴方方にならばそれが可能なのです!勇者様!」
王女の言葉には終わりがないように思えた。説明は続くが、僕の心には疑念が渦巻いていた。彼女の言葉の裏に隠された真実は何なのか、それを見極める必要があると感じた。
王女リリアナは召喚された僕たちを前にして、先程から壁際に鎮座している魔道具を指さしながら説明を始めた。
「儂はこのエタリオン国の国王であるエタリオン15世である。我が国の危機に際し、遠き異世界から召喚に応じてくれたこと、心から感謝する。そなたたちの勇気と力が、今、国難に瀕した我々にとっての希望となる。どうか我々に力を貸して欲しい」
国王の言葉に続き、1人の美少女が前に出た。彼女の美しい顔には優しさと決意が浮かんでおり、その容姿に僕を始め、男女問わず息を呑んだ。彼女はその戸惑っている様子を確認するも、構わずに鈴を転がしたような美しい声を発した。
「私はリリアナと申します。この国の第2王女でございます。皆様と国とのパイプ役を務めさせて頂きます。私は我が国があなた方をこの世界に召喚した理由を説明し、これからのことや、使命について話すためにここにいます」
僕の頭がチクチクとし、違和感を覚えた。その時、不満を抱いた1人の男子、クラスで一番腕っぷしが強いと自負している柔道部の吉川が、1歩前に出て声を上げた。
「ちょっと待ってくれ!いきなり何を言ってるんだ?俺たちはただの高校生だぞ!」
王女リリアナは静かに歩み出ると、彼の手を取り落ち着かせた。
「あなた様の疑問はごもっともです。そしてここにいる皆様方が混乱なされていることを理解しております。申し訳ございませんが、まずは私の話を最後まで聞いて頂けないでしょうか?その中に皆様が疑問や不安に感じていることの話もあると思います。その後、どのような質問にも答えますので、どうかよろしくお願いします」
彼は少し納得がいかない様子だったが、王女の落ち着いた態度と手を握られたのもあり顔を真っ赤にしつつあっさり頷いた。
それを見ていた他の召喚されたクラスメイトたちも、疑問を抱えながらも王女の話に耳を傾け始めた。むしろ美人に手を握られて羨ましいなと、男子のほとんどが思った。
その後、王女リリアナは召喚された40人がこの世界を救うための【英雄】として選ばれ、この世界の者が得られない特別な力—魔法、戦闘技術、癒しの能力など—をそれぞれが授かっていることを説明した。壮大な冒険の第1歩として、僕たちは別の部屋へ案内され、自分たちの能力と役割についてさらに詳しい説明を受けることになった。
会議室のような空間に、召喚された40人の高校生たちが座り、正面には王女と神官たちが座っていた。僕が足を引きずりながら入ってきたので、召喚時のトラブルだと慌てた神官たちが回復魔法を唱えると、僕の体からボルトやプレートが排出され、健康な足に変わった。その様子を見た男子たちが「すげぇ!」と色めき立った。手術の跡までなくなったものだから、「魔法すげぇ!」とか「魔法あるのか!」と唸っていた。この反応に、王女の顔がわずかにほくそ笑むのを僕は見逃さず、寒気を覚えた。
王女は僕の治療が終わった後の興奮が収まるのを待ち、落ち着いた声で話し始めた。
「これより我々の現状と、皆様を召喚した経緯や目的、これから皆様がどうしていくのかについて説明をさせていただきます。具体的な話しは後にしますが、これから数週間の間、皆様には特別な訓練を受けていただきます。その後、各々の能力に応じた任務を遂行してもらう予定です。説明の途中で皆様の能力を調べさせていただき、説明の後、質疑応答に入らせていただきます」
この世界の状況と、召喚された者の使命について語る場を設け、これからのタイムスケジュールを話し始めた。彼女の話が終わると、質疑応答の時間が設けられるとの説明を皆黙って聞いていた。
**王女リリアナの説明**
「この世界は『エセルディア』と呼ばれ、かつては繁栄し、平和な土地でした。しかし、数年前から魔物の襲撃が激しくなり、我々の力だけでは対処が困難になってしまいました。」
王女リリアナの声は、会議室に集まった全員に届くように響いた。彼女の言葉は、一見すると誠実そうに聞こえたが、僕には何かを隠しているように感じられた。
「そこで、我々は古の書物に記された『異世界召喚の儀式』を行い、あなた方をここへと招きました。あなた方には、この世界を救う英雄となってもらいたいのです。ただ、申し訳ありませんが、皆様を元の世界に戻す手立てを持ち合わせておりません。しかし、活躍次第では貴族に取り立てさせて頂きます。王族や貴族の子女と婚約することもあるのです」
王女は一瞬、視線を彷徨わせた。僕はその瞬間を見逃さなかった。彼女が何かを言いたげに口を開いたが、結局は言葉を飲み込んだ。
「もちろん、我々はあなた方を無理に戦わせるつもりはありません。あなた方がこの世界で生きていくための支援を惜しみなく提供します。そして、あなた方が望むなら、英雄としての道を歩んでいただきたいのです。もちろん生産系の能力を授かった方のサポートも致します」
僕は眉をひそめた。王女の言葉は美しく誘惑的だったが、どこかで聞いたようなテンプレートのような展開に警戒心を抱いた。彼女の言葉には嘘はないように思えたが、明らかに重要な何かが伏せられている気がした。そして頭が痛く、頭の中に危険だと警笛が鳴り響く。
「召喚された皆様方には、特別な力が与えられています。それを使いこの世界に平和を取り戻していただければと思います。どうか我々をお救い下さい。貴方方にならばそれが可能なのです!勇者様!」
王女の言葉には終わりがないように思えた。説明は続くが、僕の心には疑念が渦巻いていた。彼女の言葉の裏に隠された真実は何なのか、それを見極める必要があると感じた。
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