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第2章
街へ
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太一は皆の武器を一旦収納に入れ、以前のドロップ品の業物を次々に出していった。超軽量の剣等を出していく。
かなりの軽量であり、これから町へ駆け戻って行くのに今までの武器だと重過ぎて体力が続かないからだ。カエデにはロングソードを渡した。
カエデは両手剣を使う感じだったので、大き目の剣がいいのだろうと思い選んでいる。
シャロンにはレイピア、太一自身はいつものショートソード、そしてノエルは短剣だ。
カエデが驚いていた。
「これはまた、凄い剣だな。この剣の1本1本でフローラ殿の屋敷と同じ規模か、それ以上の屋敷が建つん筈だぞ」
それはともかく、町へ急がなければならず、これであれば走って行けるなと皆納得していた。
「あたいが先頭だ。ロイ、エリカ、シャロンの順番で行くぞ。シャロンは警戒を怠るな!」
そうやって街に向かって走り出す。驚いた事に街への道中も多くの魔物と遭遇する事になり、イライラする程遅々としてしか進めなかった。
太一は迷った。極大魔法のアルマゲドンを発動したものかどうか。街へは元々数キロ位しかないので、今発動しても町全体を覆う事はできる筈だが、町の周辺にいる魔物全てを駆逐しようとすると厳しくなる。やはり街中で発動した方が良いと判断した時にノエルが話し出す
「これはスタンビードという奴ね。この100年この街が大量の魔物に襲われたという記録は確か残っていない筈なの。これは何百年かに一度起こると言われているスタンビードじゃないかしら?」
カエデも相槌を打ち、
「そうだな、あたいもこんな話は聞いた事がない。街へ急ぐぞ!」
倒した魔物の魔石も回収もせずに街へと急ぎ、戻って行く。途中からカエデと並んで太一が走っていた。
太一は荒業に出た。死神の鎌と言われるような形の大鎌を具現化で作り出し、それを使って薙ぎ払いながら魔物を駆逐していく。カエデはそんな太一の周りに寄ってくる魔物を倒し、太一を守るしかない。
太一は樹木毎魔物を倒してしまうが、太一が魔力から具現化する武器の切れ味というのは今持っている武器の比ではなかった。
軽くひと振りすれば、何の抵抗もなく木や岩等も切れる。初心者講習の時に土に挿した剣がそうだが、地面に自重でどんどん刺さり、鍔の部分が地面に引っ掛かりそれ以上地面には刺さらなかったが、刀身だけを落とすと、どこまでも重力で引っ張られ、魔力が尽き刀が消えるまでどんどん突き進む、それ位の切れ味なのだ。
魔法をこまめに放つよりもこちらの方が魔力消費が少ないと判断し、大釜を振って行く。当然大鎌の振られる範囲には彼女達は入っていかない。結局15分程で門の所にまで辿り着いた。門は既に魔物に突破されており、魔物がどんどん入って行っているのが分かる。太一達は強引に突破し、まず門の中に入る。しかしそこで見た街の中は凄惨な光景であった。至る所に死体が転がっているのだ。多くの兵士や冒険者達が武器を取り戦っていた。太一は街の中に入った途端に極大魔法の展開を始めた。
「カエデ、今から10分僕を守るんだ」
「今も守っているだろう」
「いや、そうじゃないんだ。極大魔法を放った為に新たに魔法が放てなくなったんだ。10分、10分なんだ。これを乗り切れば俺の魔法で街にいる魔物を全て駆逐できるんだ。それよりも屋敷が気になるんだ。屋敷に向かう必要がある。向かおう!」
3人が頷き屋敷に向かって行く。太一は極大魔法の発動と共に具現化した鎌を消していた。正確には極大魔法を発動したら消えていったのだ。新たな武器の具現化も駄目だった。
つまり、魔力を使うものが全て使えなくなった。魔力の使えない太一はごく短時間の高速移動ができるが、それも体力が持たない。一度や二度が限界だろうとは思っている。その為今から約10分間は単に頭の良いだけで、近接戦闘では凡人以下になる。
そこらにいる店の店主の方が強かったりする感じだ。しかも太一はこの凄惨な状況に涙をしていた。子供の死体を目の当たりにし、ショックも受けていた。
「なんでなんでこんな事になってるんだよ?」
普通の街の人が叫ぶような事を叫んでいた。そしてカエデ達は太一を守りながら屋敷の方に向かう。
屋敷の周りにはギルドから集められていた魔法使いを中心とした冒険者達が必死に戦っていた。また多くの兵士達も屋敷の周りで戦っていた。そう今日屋敷を調査すると言っていたが、調査開始の時間帯に魔物が街の中に入って来たようで、屋敷を守っるように戦っていた。
屋敷の中からは魔法が繰り出されており、おそらくフローラが戦っているのだろう。そう判断したが、今では屋敷から火の手が上がっており、書庫が有る辺りが勢いよく燃えていた。なるほどフローラ様が言っていたのはこの事かと太一は妙に納得していた。
その辺にいるよりも屋敷に近付いた方が安全だろうと判断し、屋敷に戻って行く。太一達も剣で魔物を薙ぎ払いながら向かう。剣の腕はだめだめだが、持っている武器が業物過ぎ、魔物が持っている程度の武器では止められず、武器諸共切り裂いていく。魔物の手足等もさくさくと切り裂いた。太一達の武器からは魔物の爪等では防げなく、魔物達を切り裂いて行く。その為に周りから見るとかなりの腕と腕の立つ者達と見えていたりする。ただ様子がおかしい者がいる。シャロンだ。シャロンは
「フローラ様が、フローラ様が!」
叫びながら太一達よりも先に屋敷に入ろうと一歩前へ出ようとするが、その度にカエデに止められていた
「馬鹿野郎!何やってるんだ!死にたいのか?」
その度にハッとなるシャロンである。そして屋敷に近付いたのだが、いつの頃だろうか魔法の攻撃が止まっていた。太一達は新たに屋敷に魔物を近付けさせないようにと玄関先で一生懸命戦っていた。そうしていると突如魔物の前に魔法陣が展開し始めた。そう10分経過し太一の極大魔法の展開が始まったのだ。
周りの者達は口をポカンと開いてその魔法陣を見ていた。魔法陣が展開してから約10秒で魔法陣から魔力のビームと言うべき魔力の束が、そう魔力の奔流が放出されて行く。すると多くの魔物は霧散し、魔石に変わった。また、魔物と対峙しまさに殺されようとしていた者達は急に目の前から魔物がいなくなり命拾いをした。目の前で魔物が霧散した為に命が助かった者は小躍りしていた。
そして太一は魔力の枯渇により意識を失い、その場に崩れ落ちた。崩れ落ちた時シャロンはノエルに太一を任せ、屋敷の中に突入していった。すると息絶え絶えなフローラが横たわっていた。フローラはまだ生きていたが、シャロンに
「私はまだ大丈夫ですから、それよりも屋敷の火を消してください」
シャロンはカエデにフローラを託し、炎の上がる書庫に向かい、水魔法で火を消していった。やがて火を消したシャロンがフローラの無事を確かめ、使える部屋を確認し、フローラと太一をその部屋のベッドに連れて行き寝かせるのであった。
かなりの軽量であり、これから町へ駆け戻って行くのに今までの武器だと重過ぎて体力が続かないからだ。カエデにはロングソードを渡した。
カエデは両手剣を使う感じだったので、大き目の剣がいいのだろうと思い選んでいる。
シャロンにはレイピア、太一自身はいつものショートソード、そしてノエルは短剣だ。
カエデが驚いていた。
「これはまた、凄い剣だな。この剣の1本1本でフローラ殿の屋敷と同じ規模か、それ以上の屋敷が建つん筈だぞ」
それはともかく、町へ急がなければならず、これであれば走って行けるなと皆納得していた。
「あたいが先頭だ。ロイ、エリカ、シャロンの順番で行くぞ。シャロンは警戒を怠るな!」
そうやって街に向かって走り出す。驚いた事に街への道中も多くの魔物と遭遇する事になり、イライラする程遅々としてしか進めなかった。
太一は迷った。極大魔法のアルマゲドンを発動したものかどうか。街へは元々数キロ位しかないので、今発動しても町全体を覆う事はできる筈だが、町の周辺にいる魔物全てを駆逐しようとすると厳しくなる。やはり街中で発動した方が良いと判断した時にノエルが話し出す
「これはスタンビードという奴ね。この100年この街が大量の魔物に襲われたという記録は確か残っていない筈なの。これは何百年かに一度起こると言われているスタンビードじゃないかしら?」
カエデも相槌を打ち、
「そうだな、あたいもこんな話は聞いた事がない。街へ急ぐぞ!」
倒した魔物の魔石も回収もせずに街へと急ぎ、戻って行く。途中からカエデと並んで太一が走っていた。
太一は荒業に出た。死神の鎌と言われるような形の大鎌を具現化で作り出し、それを使って薙ぎ払いながら魔物を駆逐していく。カエデはそんな太一の周りに寄ってくる魔物を倒し、太一を守るしかない。
太一は樹木毎魔物を倒してしまうが、太一が魔力から具現化する武器の切れ味というのは今持っている武器の比ではなかった。
軽くひと振りすれば、何の抵抗もなく木や岩等も切れる。初心者講習の時に土に挿した剣がそうだが、地面に自重でどんどん刺さり、鍔の部分が地面に引っ掛かりそれ以上地面には刺さらなかったが、刀身だけを落とすと、どこまでも重力で引っ張られ、魔力が尽き刀が消えるまでどんどん突き進む、それ位の切れ味なのだ。
魔法をこまめに放つよりもこちらの方が魔力消費が少ないと判断し、大釜を振って行く。当然大鎌の振られる範囲には彼女達は入っていかない。結局15分程で門の所にまで辿り着いた。門は既に魔物に突破されており、魔物がどんどん入って行っているのが分かる。太一達は強引に突破し、まず門の中に入る。しかしそこで見た街の中は凄惨な光景であった。至る所に死体が転がっているのだ。多くの兵士や冒険者達が武器を取り戦っていた。太一は街の中に入った途端に極大魔法の展開を始めた。
「カエデ、今から10分僕を守るんだ」
「今も守っているだろう」
「いや、そうじゃないんだ。極大魔法を放った為に新たに魔法が放てなくなったんだ。10分、10分なんだ。これを乗り切れば俺の魔法で街にいる魔物を全て駆逐できるんだ。それよりも屋敷が気になるんだ。屋敷に向かう必要がある。向かおう!」
3人が頷き屋敷に向かって行く。太一は極大魔法の発動と共に具現化した鎌を消していた。正確には極大魔法を発動したら消えていったのだ。新たな武器の具現化も駄目だった。
つまり、魔力を使うものが全て使えなくなった。魔力の使えない太一はごく短時間の高速移動ができるが、それも体力が持たない。一度や二度が限界だろうとは思っている。その為今から約10分間は単に頭の良いだけで、近接戦闘では凡人以下になる。
そこらにいる店の店主の方が強かったりする感じだ。しかも太一はこの凄惨な状況に涙をしていた。子供の死体を目の当たりにし、ショックも受けていた。
「なんでなんでこんな事になってるんだよ?」
普通の街の人が叫ぶような事を叫んでいた。そしてカエデ達は太一を守りながら屋敷の方に向かう。
屋敷の周りにはギルドから集められていた魔法使いを中心とした冒険者達が必死に戦っていた。また多くの兵士達も屋敷の周りで戦っていた。そう今日屋敷を調査すると言っていたが、調査開始の時間帯に魔物が街の中に入って来たようで、屋敷を守っるように戦っていた。
屋敷の中からは魔法が繰り出されており、おそらくフローラが戦っているのだろう。そう判断したが、今では屋敷から火の手が上がっており、書庫が有る辺りが勢いよく燃えていた。なるほどフローラ様が言っていたのはこの事かと太一は妙に納得していた。
その辺にいるよりも屋敷に近付いた方が安全だろうと判断し、屋敷に戻って行く。太一達も剣で魔物を薙ぎ払いながら向かう。剣の腕はだめだめだが、持っている武器が業物過ぎ、魔物が持っている程度の武器では止められず、武器諸共切り裂いていく。魔物の手足等もさくさくと切り裂いた。太一達の武器からは魔物の爪等では防げなく、魔物達を切り裂いて行く。その為に周りから見るとかなりの腕と腕の立つ者達と見えていたりする。ただ様子がおかしい者がいる。シャロンだ。シャロンは
「フローラ様が、フローラ様が!」
叫びながら太一達よりも先に屋敷に入ろうと一歩前へ出ようとするが、その度にカエデに止められていた
「馬鹿野郎!何やってるんだ!死にたいのか?」
その度にハッとなるシャロンである。そして屋敷に近付いたのだが、いつの頃だろうか魔法の攻撃が止まっていた。太一達は新たに屋敷に魔物を近付けさせないようにと玄関先で一生懸命戦っていた。そうしていると突如魔物の前に魔法陣が展開し始めた。そう10分経過し太一の極大魔法の展開が始まったのだ。
周りの者達は口をポカンと開いてその魔法陣を見ていた。魔法陣が展開してから約10秒で魔法陣から魔力のビームと言うべき魔力の束が、そう魔力の奔流が放出されて行く。すると多くの魔物は霧散し、魔石に変わった。また、魔物と対峙しまさに殺されようとしていた者達は急に目の前から魔物がいなくなり命拾いをした。目の前で魔物が霧散した為に命が助かった者は小躍りしていた。
そして太一は魔力の枯渇により意識を失い、その場に崩れ落ちた。崩れ落ちた時シャロンはノエルに太一を任せ、屋敷の中に突入していった。すると息絶え絶えなフローラが横たわっていた。フローラはまだ生きていたが、シャロンに
「私はまだ大丈夫ですから、それよりも屋敷の火を消してください」
シャロンはカエデにフローラを託し、炎の上がる書庫に向かい、水魔法で火を消していった。やがて火を消したシャロンがフローラの無事を確かめ、使える部屋を確認し、フローラと太一をその部屋のベッドに連れて行き寝かせるのであった。
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