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第三章 リブート編
第58話 採取依頼へ
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翌日、大地の絆は2人増になったのもあり、意気揚々とギルドに向かった。
アイシアは驚いた事に1日で回復しきった。まだ少し本調子ではないというが、それでも剣で打ち合えばアーリアを凌駕している。
ギャレッジとユーリクスが、同行者が2人増えている事に驚いていたが、それはジークのいたずらである。
この二人の反応を見て笑っていたが、今迄にないジークの行動にみな驚いていた。
「ごめんごめん。紹介するのを忘れていたよ。こっちが僕の幼馴染のアイシアで、もうひとりがマリーシスだよ。二人共孤高の剣にいたけど、僕を追い掛けて抜けてきたんだ」
「ま、マジっすか!二人共超美人じゃないっすか!やっぱ兄貴は違うっすね!」
「あら美人だなんて。ジークは良い弟子を取ったのね」
「あ、兄貴、オレっちは弟子っすか?やったぁっす!」
弟子と言われて喜ぶユークリスクだ。
道中お互い自己紹介をしあったが、流石にギャレッジもちゃんと自己紹介をしており、特にローシェルが驚いていた。
ギルドにてアイシア達の手続きをカレンにして貰っていると、時間通りに皆集まって来ており、点呼をしたが全員集まってはいなかったが、トイレとかに行っているとの事だ。
ジークは孤高の剣の元メンバーが自分を頼って来ており、大地の絆にその2名が加入したと伝えた。勿論ざわめきが起こる。今大地の絆には元Sランクパーティーのメンバーの半分が所属しているからだ。
手続きをしている間に、全員にミスリルのダガーと言うか、コンバットナイフのような武器をサブウェポンとして配った。皆軽さに驚いていたが、更に防御力の高いマントも配った。それと、近接戦闘組には魔鋼鉄の剣などを渡した。また鉄や銅の剣しか買えなかったから、感謝されまくった。
「えっと、後日話す事になるけど、まだまだ大量にもっている武器のほんの一部だから気にしないで。いきなり高級装備だと皆の成長に良くないから、今の実力に見合った武器を渡すので、これからの稼ぎは防具に当てて貰ったほうが良いかなって」
そのような話をしていると手続きが終わり、2人が来たので出発する事にした。
隊列はこの人数なので特に無いのだが、ギャレッジに殿をお願いした。勿論彼女と一緒にだ。また、ユーリクスには中央にいてもらい、万が一分断された時に非近接戦闘系を守るようにとお願いした。
その他の大地の絆は先頭だ。
そうこうしていると、新緑の森の草原に着いたので、早速森の近くで薬草を取り始める事にした。護衛は大地の絆からはギャレッジとアーリアでスタートし、昼にメンバーを変える事にした。
薬草を取り尽くすと少し移動するのを繰り返していた。
ジークは薬草を採りつつ周りの警戒をしていたが、アイシアとマリーシスも楽しそうに皆と薬草を採っていた。ただ、不思議とこの2人はやたらとレアな薬草を採っていたりする。
アイシアとマリーシスはジークとリースティアが面倒を見ていたのだが、女子は全てじゃんけんで誰が何をするのかを決めていたようだった。
午前中は1体のオークが2頭のヮーウルフに追われて森から飛び出して来たが、ワーウルフは瀕死の状態でとどめて捕らえていた。
一旦採取を中断し、可愛そうではあるが全員が2頭共に傷を負わせ、止めは魔物を殺した事のないメンバーにさせていた。女の子が引きつっていたが、冒険者をする以上たとえ非戦闘系の依頼をこなすとしても、町の外に出る以上魔物との戦闘は避けられず、いざという時に躊躇しないようにと無理にさせていた。ジークなりの配慮だ。リースティア達は魔物を殺した事がなく、躊躇していたからだ。
すかさずアイシアとマリーシスがその女の子をフォローしていた。
そのような事があったが、お昼近かったので、一旦採取した薬草を集め、ジークのストレージに収納する事にした。皆にどれ位有ったのかを覚えておくように言ったが、誰一人として意図を理解しなかった。
ジークがもしちょろまかそうとしたら分からなくなるよと言うと、貰った装備からすると、採取した薬草の分け前を貰うのが心苦しいと言う始末だ。
ため息をつきつつジークは、取り敢えずストレージに全てを入れていった。
森から十分離れたところで昼食を食べる事にした。皆思い思いのところに座り、ストレージから携行食等を出していたが、ジークが止めた。
前日の朝に宿の女将さんに頼み、人数分の弁当を作ってもらっており、今朝それをストレージに入れて持ってきていたのだ。
大地の絆のメンバーが全員に配っていたが、皆が驚いていた。だがジークはこれは僕のおごりだと言って、皆が唖然としている中、いただきますを千眼して皆でいただいていた。
また、ポットに生活魔法で作った水を入れ、各パーティーに渡し、グラスも配っていた。
ぽかーんとしていた一部の者が、ジークがどういう能力を持っているのかを知っていたようで、パーティー員に説明をしていた。
そして午後からはと言うと、大地の絆が護衛をし、残りの2パーティーが薬草採取をしに行く事とした。ジークはアイシアとマリーシスを伴って森の中を見てくる事にした。
みな不思議がっているのと、ローシェルが心配そうに3人で大丈夫かというが、アイシアがぴしゃっと言った。
「アタイらはこれでも元 S ランクパーティーのメンバーだぜ」
その一言で驚きの声を上げる者もいた。朝少トイレに行っていたり、少し遅れて来た者がいて、2人が挨拶をしているのを聴いていなかったからだ。
「森の手前の方に危険な魔物物がいないか、予め確認し、より一層皆が安全に薬草を採取できるようにしてくるという事だから」
皆なるほどと言い、気おつけてねと送り出した。
アイシアとマリーシスは森の深部に向う最中、初めての薬草採取は中々楽しかったと言っていたのであった。
アイシアは驚いた事に1日で回復しきった。まだ少し本調子ではないというが、それでも剣で打ち合えばアーリアを凌駕している。
ギャレッジとユーリクスが、同行者が2人増えている事に驚いていたが、それはジークのいたずらである。
この二人の反応を見て笑っていたが、今迄にないジークの行動にみな驚いていた。
「ごめんごめん。紹介するのを忘れていたよ。こっちが僕の幼馴染のアイシアで、もうひとりがマリーシスだよ。二人共孤高の剣にいたけど、僕を追い掛けて抜けてきたんだ」
「ま、マジっすか!二人共超美人じゃないっすか!やっぱ兄貴は違うっすね!」
「あら美人だなんて。ジークは良い弟子を取ったのね」
「あ、兄貴、オレっちは弟子っすか?やったぁっす!」
弟子と言われて喜ぶユークリスクだ。
道中お互い自己紹介をしあったが、流石にギャレッジもちゃんと自己紹介をしており、特にローシェルが驚いていた。
ギルドにてアイシア達の手続きをカレンにして貰っていると、時間通りに皆集まって来ており、点呼をしたが全員集まってはいなかったが、トイレとかに行っているとの事だ。
ジークは孤高の剣の元メンバーが自分を頼って来ており、大地の絆にその2名が加入したと伝えた。勿論ざわめきが起こる。今大地の絆には元Sランクパーティーのメンバーの半分が所属しているからだ。
手続きをしている間に、全員にミスリルのダガーと言うか、コンバットナイフのような武器をサブウェポンとして配った。皆軽さに驚いていたが、更に防御力の高いマントも配った。それと、近接戦闘組には魔鋼鉄の剣などを渡した。また鉄や銅の剣しか買えなかったから、感謝されまくった。
「えっと、後日話す事になるけど、まだまだ大量にもっている武器のほんの一部だから気にしないで。いきなり高級装備だと皆の成長に良くないから、今の実力に見合った武器を渡すので、これからの稼ぎは防具に当てて貰ったほうが良いかなって」
そのような話をしていると手続きが終わり、2人が来たので出発する事にした。
隊列はこの人数なので特に無いのだが、ギャレッジに殿をお願いした。勿論彼女と一緒にだ。また、ユーリクスには中央にいてもらい、万が一分断された時に非近接戦闘系を守るようにとお願いした。
その他の大地の絆は先頭だ。
そうこうしていると、新緑の森の草原に着いたので、早速森の近くで薬草を取り始める事にした。護衛は大地の絆からはギャレッジとアーリアでスタートし、昼にメンバーを変える事にした。
薬草を取り尽くすと少し移動するのを繰り返していた。
ジークは薬草を採りつつ周りの警戒をしていたが、アイシアとマリーシスも楽しそうに皆と薬草を採っていた。ただ、不思議とこの2人はやたらとレアな薬草を採っていたりする。
アイシアとマリーシスはジークとリースティアが面倒を見ていたのだが、女子は全てじゃんけんで誰が何をするのかを決めていたようだった。
午前中は1体のオークが2頭のヮーウルフに追われて森から飛び出して来たが、ワーウルフは瀕死の状態でとどめて捕らえていた。
一旦採取を中断し、可愛そうではあるが全員が2頭共に傷を負わせ、止めは魔物を殺した事のないメンバーにさせていた。女の子が引きつっていたが、冒険者をする以上たとえ非戦闘系の依頼をこなすとしても、町の外に出る以上魔物との戦闘は避けられず、いざという時に躊躇しないようにと無理にさせていた。ジークなりの配慮だ。リースティア達は魔物を殺した事がなく、躊躇していたからだ。
すかさずアイシアとマリーシスがその女の子をフォローしていた。
そのような事があったが、お昼近かったので、一旦採取した薬草を集め、ジークのストレージに収納する事にした。皆にどれ位有ったのかを覚えておくように言ったが、誰一人として意図を理解しなかった。
ジークがもしちょろまかそうとしたら分からなくなるよと言うと、貰った装備からすると、採取した薬草の分け前を貰うのが心苦しいと言う始末だ。
ため息をつきつつジークは、取り敢えずストレージに全てを入れていった。
森から十分離れたところで昼食を食べる事にした。皆思い思いのところに座り、ストレージから携行食等を出していたが、ジークが止めた。
前日の朝に宿の女将さんに頼み、人数分の弁当を作ってもらっており、今朝それをストレージに入れて持ってきていたのだ。
大地の絆のメンバーが全員に配っていたが、皆が驚いていた。だがジークはこれは僕のおごりだと言って、皆が唖然としている中、いただきますを千眼して皆でいただいていた。
また、ポットに生活魔法で作った水を入れ、各パーティーに渡し、グラスも配っていた。
ぽかーんとしていた一部の者が、ジークがどういう能力を持っているのかを知っていたようで、パーティー員に説明をしていた。
そして午後からはと言うと、大地の絆が護衛をし、残りの2パーティーが薬草採取をしに行く事とした。ジークはアイシアとマリーシスを伴って森の中を見てくる事にした。
みな不思議がっているのと、ローシェルが心配そうに3人で大丈夫かというが、アイシアがぴしゃっと言った。
「アタイらはこれでも元 S ランクパーティーのメンバーだぜ」
その一言で驚きの声を上げる者もいた。朝少トイレに行っていたり、少し遅れて来た者がいて、2人が挨拶をしているのを聴いていなかったからだ。
「森の手前の方に危険な魔物物がいないか、予め確認し、より一層皆が安全に薬草を採取できるようにしてくるという事だから」
皆なるほどと言い、気おつけてねと送り出した。
アイシアとマリーシスは森の深部に向う最中、初めての薬草採取は中々楽しかったと言っていたのであった。
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