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第二章 大地の絆始動編
第38話 算数を!
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カレンは前向きだった。
「アーリアさんの生還を祝ってカンパーイ」
取り敢えず襲われた事には言及せず、普段どおりだった。
アーリアも大分落ち着いたようで、普通に笑っていた。
しかしジークはアーリアを見れなかった。彼女のおっぱいが目に焼き付いて離れないのだ。
治療の為とはいえ、服越しではなく、生の胸を直接揉んだのだ。意識しない方が無理だ。
何を話していたのかについて正直なところ覚えていない。そんな中ローシェルが話を切り出した。
「ジーク、悪いのだけども、女の子だけで話をさせてくれないかしら?ちゃんとカレンが帰る時に声を掛けるから。送って行くんでしょ?」
「うん。分かったよ。じゃあ部屋に3人で戻っているから、また声を掛けてね」
カレンは手を合わせて、ごめんねと言ったような仕草をしていた。
「ギャレッジ、ユーリクス、見ての通りだ。女の話に首を突っ込むと火傷をするって言うからね。大人しく部屋に戻ろうか」
「分かったっす」
そして直ぐに部屋に戻った。
「そういえば、二人は何やら講習の時にいた子達を誘っているようだね?」
「聞こえていたっすか。あ、兄貴はだめっすからね!」
「僕にはカレンさんがいるから、話を聞くだけだよ。でどの子なの??どんな知り合いなの?」
「ほら二人組で一人がポニーテールの赤毛の子で…」
ユーリクスが熱く語り、2日後とかに食事を誘っているという。アーリアの体調もあり、あと2日は休むつもりだった。
「アーリアの体調が心配だから、明後日は完全なオフの日にしようか?明日軍資金になる今回の依頼のお金を配分できるから」
「やっぱ兄貴っす!カレンさんとデートすっか?」
「今決めたから、予定を確認していないよ。でもアーリアが心配なんだよな」
「ねえ兄貴、いっそ皆兄貴の彼女にしたらどうっすか?アーリアは兄貴に告白してたっすよね?それにローシェルの奴も兄貴を好きっす!。リースティアは多分っす」
「ちょっ、ちょっと待て!それはいかんやつやろ?」
「何言ってるんすか?オレっちがもし女なら告白してるっすよ!それだけの事を俺らにしてくれたんっすよ!」
「でもカレンさんが!」
「あのっすね、兄貴はこういところが鈍いっすよね。兄貴は俺達の英雄なんっすよ。それと賭けても良いっすけど、今女子の話し合いって、その事っすよ!」
「そ、そうなの?僕は今迄彼女なんていなかったんだよ?それがいきなりそんな事になるなんて、どうしたら良いのか分からないよ」
「兄貴、3人の事嫌いなのか?」
「えっ?うん。好きか嫌いかで言えば好きだよ。その、今はアーリアの事で一杯だ。治療の時にあの子の胸を見てから意識してしまって顔が見れないんだ。ローシェルもリースティアも素敵な女性だし、カレンさんと付き合っていない時に告白されたら彼女にしていると思う位には。ああ、ど、どうしよう?」
「ローシェルが言っていたのは本気なんっすよ!全員娶る位の事を言えって言われたっすよね?」
「た、確かに聞いた気がする。幻聴かと思ったんだけど違うのか?」
「あいつ本気だったんっすよ!受け止めてやれないんすっか?」
そうしているとドアがノックされた。
ユーリクスが確認し、呼びに来たローシェルと少し話していた。
「えっと、そろそろカレンさんが帰るっそうっす。それと明後日の事は今ローシェルに伝えたっすから、多分デートになるっす。俺っちの予測では5人で出掛けるけど、まだ交際の事には言及せず、気が付いたら4人が彼女になっているっす!ほら俺っちも一緒に下に行くから、さあ行きましょう!」
ジークは恐る恐る食堂に行くと、カレンが手を振ってくれた。やっぱり可愛いなあと。
「じゃあまた!頼んだわよ!」
「うん。またね!しっかり頼まれました!」
ローシェル達にカレンは送り出された。
カレンは外に出ると腕を組んできた。
「今日は大変だったね」
「うん。アーリアの心臓が一度止まったんだよ!」
「うん。聞いているわ。アーリアさんの胸を見ても顔色一つ変えず、紳士だったって言っていたわ。それとね、明後日私もお休みなんだ。さっきローシェルから聞いたわ。明後日まで休むんだよね?ジーク君はこの町を知らないでしょ?良かったら案内しようか?」
「いいの?是非お願いしたいな!」
「それと、一つお願いがあるの。計算するのを皆に教えるのよね?私にも教えて欲しいの。多分ローシェルさんと似たレベルなの。」
「大丈夫です!取り敢えず明日の朝ギルドで良いですか?」
「うん。お願い。ギルドの会議室を借りておくわ。それと、他の子達にもお願いしても良いかしら?」
「他の子?」
「うん。お金の配分で困っている子達がいるの。明日の朝来るから、その子達もお願いしたいの」
「うわ!責任重大ですね!掛け算もコツが有るんですよ」
「やっぱりジーク君は凄いな。強いのは、頭の良さが大きいのかな?」
「そりゃあ、僕の体格だと、体格で負けるから、力任せだと勝てませんから、知恵と工夫が必要ですからね」
「文武両立かぁ。うん。お願いね!それと明後日は多分驚くわ。って寮に着いちゃったね。じゃあおやすみなさい」
別れ際におやすみなさいと言い、ジークに不意打ちでキスをした。
ジークはキョトンとした。
「私のファーストキスよ!アーリアさんに先を越されたけど、アーリアさんだけじゃなく、私の事も見てね!」
そうやって寮に入っていった。
複雑な気持ちだった。キスじゃないけどアーリアの唇に続いて、カレンからキスをされ、その唇の感触が頭の中から離れないのであった。
「アーリアさんの生還を祝ってカンパーイ」
取り敢えず襲われた事には言及せず、普段どおりだった。
アーリアも大分落ち着いたようで、普通に笑っていた。
しかしジークはアーリアを見れなかった。彼女のおっぱいが目に焼き付いて離れないのだ。
治療の為とはいえ、服越しではなく、生の胸を直接揉んだのだ。意識しない方が無理だ。
何を話していたのかについて正直なところ覚えていない。そんな中ローシェルが話を切り出した。
「ジーク、悪いのだけども、女の子だけで話をさせてくれないかしら?ちゃんとカレンが帰る時に声を掛けるから。送って行くんでしょ?」
「うん。分かったよ。じゃあ部屋に3人で戻っているから、また声を掛けてね」
カレンは手を合わせて、ごめんねと言ったような仕草をしていた。
「ギャレッジ、ユーリクス、見ての通りだ。女の話に首を突っ込むと火傷をするって言うからね。大人しく部屋に戻ろうか」
「分かったっす」
そして直ぐに部屋に戻った。
「そういえば、二人は何やら講習の時にいた子達を誘っているようだね?」
「聞こえていたっすか。あ、兄貴はだめっすからね!」
「僕にはカレンさんがいるから、話を聞くだけだよ。でどの子なの??どんな知り合いなの?」
「ほら二人組で一人がポニーテールの赤毛の子で…」
ユーリクスが熱く語り、2日後とかに食事を誘っているという。アーリアの体調もあり、あと2日は休むつもりだった。
「アーリアの体調が心配だから、明後日は完全なオフの日にしようか?明日軍資金になる今回の依頼のお金を配分できるから」
「やっぱ兄貴っす!カレンさんとデートすっか?」
「今決めたから、予定を確認していないよ。でもアーリアが心配なんだよな」
「ねえ兄貴、いっそ皆兄貴の彼女にしたらどうっすか?アーリアは兄貴に告白してたっすよね?それにローシェルの奴も兄貴を好きっす!。リースティアは多分っす」
「ちょっ、ちょっと待て!それはいかんやつやろ?」
「何言ってるんすか?オレっちがもし女なら告白してるっすよ!それだけの事を俺らにしてくれたんっすよ!」
「でもカレンさんが!」
「あのっすね、兄貴はこういところが鈍いっすよね。兄貴は俺達の英雄なんっすよ。それと賭けても良いっすけど、今女子の話し合いって、その事っすよ!」
「そ、そうなの?僕は今迄彼女なんていなかったんだよ?それがいきなりそんな事になるなんて、どうしたら良いのか分からないよ」
「兄貴、3人の事嫌いなのか?」
「えっ?うん。好きか嫌いかで言えば好きだよ。その、今はアーリアの事で一杯だ。治療の時にあの子の胸を見てから意識してしまって顔が見れないんだ。ローシェルもリースティアも素敵な女性だし、カレンさんと付き合っていない時に告白されたら彼女にしていると思う位には。ああ、ど、どうしよう?」
「ローシェルが言っていたのは本気なんっすよ!全員娶る位の事を言えって言われたっすよね?」
「た、確かに聞いた気がする。幻聴かと思ったんだけど違うのか?」
「あいつ本気だったんっすよ!受け止めてやれないんすっか?」
そうしているとドアがノックされた。
ユーリクスが確認し、呼びに来たローシェルと少し話していた。
「えっと、そろそろカレンさんが帰るっそうっす。それと明後日の事は今ローシェルに伝えたっすから、多分デートになるっす。俺っちの予測では5人で出掛けるけど、まだ交際の事には言及せず、気が付いたら4人が彼女になっているっす!ほら俺っちも一緒に下に行くから、さあ行きましょう!」
ジークは恐る恐る食堂に行くと、カレンが手を振ってくれた。やっぱり可愛いなあと。
「じゃあまた!頼んだわよ!」
「うん。またね!しっかり頼まれました!」
ローシェル達にカレンは送り出された。
カレンは外に出ると腕を組んできた。
「今日は大変だったね」
「うん。アーリアの心臓が一度止まったんだよ!」
「うん。聞いているわ。アーリアさんの胸を見ても顔色一つ変えず、紳士だったって言っていたわ。それとね、明後日私もお休みなんだ。さっきローシェルから聞いたわ。明後日まで休むんだよね?ジーク君はこの町を知らないでしょ?良かったら案内しようか?」
「いいの?是非お願いしたいな!」
「それと、一つお願いがあるの。計算するのを皆に教えるのよね?私にも教えて欲しいの。多分ローシェルさんと似たレベルなの。」
「大丈夫です!取り敢えず明日の朝ギルドで良いですか?」
「うん。お願い。ギルドの会議室を借りておくわ。それと、他の子達にもお願いしても良いかしら?」
「他の子?」
「うん。お金の配分で困っている子達がいるの。明日の朝来るから、その子達もお願いしたいの」
「うわ!責任重大ですね!掛け算もコツが有るんですよ」
「やっぱりジーク君は凄いな。強いのは、頭の良さが大きいのかな?」
「そりゃあ、僕の体格だと、体格で負けるから、力任せだと勝てませんから、知恵と工夫が必要ですからね」
「文武両立かぁ。うん。お願いね!それと明後日は多分驚くわ。って寮に着いちゃったね。じゃあおやすみなさい」
別れ際におやすみなさいと言い、ジークに不意打ちでキスをした。
ジークはキョトンとした。
「私のファーストキスよ!アーリアさんに先を越されたけど、アーリアさんだけじゃなく、私の事も見てね!」
そうやって寮に入っていった。
複雑な気持ちだった。キスじゃないけどアーリアの唇に続いて、カレンからキスをされ、その唇の感触が頭の中から離れないのであった。
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