奴隷勇者の転生物語

KeyBow

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第一章 リスタート編

第13話 5人の事

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 彼らとは町に向かう道中に自己紹介をしあった。彼らはこんな感じだった
 番号はワーウルフとの戦いの時に便宜上付けた番号だ。


 1番 ギャレッジ
 身長158cm
 がっしり系のファイタータイプ。ロングソードを貸し与えた。
 青髪で短く切りそろえられている。無口でジークは声を聞いていない。

 2番 ユーリクス 
 身長150cmに少し足りない痩せ型でひょうきんな感じだ。身軽な感じで斥候に向きそう。
 緑の普通の長さの髪でショートソードを愛用


 3番 ローシェル 
 140cm  緑の髪で肩まである。幼い顔立ちのロリっ子でツンデレ
 火魔法を使う
 まだデレ語は出ていないが、仲間のみの時はツンデレ口調だ。
 幼児体系だが、胸は大きい

 4番 アーリア 155cm
 女性としては背が高い。 金髪のロングでポニーテール。男装が似合いそうな正統派の美人系。
 ショートソード使いで真面目な性格
 細身で胸は・・・普通にCカップと着やせするタイプ

 5番 リースティア 
 150cm 赤髪のショートカット。元気っ子だが、失禁娘。可愛らしい年相応の見た目だ。
 性格は誰にでも優しいお姉さんタイプで、実は5人組のリーダーだ。
 水魔法を使う。
 スタイルは細いがごく普通。だが、Dカップ 

 王都から丸一日位の距離に有る村の出身で、村ではこの5人がギフトを得られた。話し合った結果、王都にて活動をする事にして数日前に着いた。今は安宿で過ごしており、ほぼその日暮らしで風呂は村を出て以来入っていなかった。今日の稼ぎで浴場に入りに行くと言っていた。

 町に着くと、そのままギルドに向かった。
 彼らはカレンとは別の担当がいると言っていた。カレンが受付嬢になる前に冒険者登録をし、そのままその受付嬢が担当になったのだと。ルースはギルドの建物に入る前に彼らに確認をした。

「君達が薬草採取をする時って、誰に場所を教えて貰ったの?」

「それは担当受付嬢のシャリンさんによ」

「で、あの森の事を言われなかったんだよね?本来説明すべき重大事項だと思うんだけど」

「何なのよもう!私達が死に掛けたのはあの女の所為なの!」

「そ、そうなるよ」

「ご、ごめんなさい。ジークさんに怒ったんじゃないの」

「う、うん。分かったよ。それでね、僕が間に入るから、担当受付嬢を変えた方が良いと思うよ。悪いけど、その人には命を預ける事が出来ないよ」

「ジークさん、本当にお願いしても良いの?何で私達に親切にしてくれるのですか?」

「そうかな?人が死ぬのを見たくないだけだよ。僕の担当は3日前から受付嬢になったって言ってたけど、ちゃんとこっちが無理しないように、ちゃんと帰ってこれるように情報やアドバイスをくれる子だよ」

「ねえ、反対の人いる?いないわよね?じゃあ、お言葉に甘えるわ。ジークさん、宜しくお願いします!」

 そうして誰も並んでいないカレンさんの所に行った。

「カレンさん、こんにちは!」

「あらジーク君、今日は早いのね!ってパーティーに加わったの?」

「ちょっと訳ありで、その、彼女達がワーウルフに襲われたのを助けてきたんです」

「ちょっと、どういう事?」

「うん。彼女達の担当をカレンさんに変えたいのですが、可能ですか?」

「可能だけど、揉めると思うわよ。何かあったの?」

「彼女達は新緑の森の事を聞かされていなくて、森の入り口で採取をしていたんだ」

「はい、兄貴に助けられていなかったら、僕達は今頃死んでいました。兄貴に言われるまで知らなかったっす!」

 そうしていると、一人の受付嬢が凄い剣幕で文句をカレンに言ってきた。美人のお姉さんで、スタイル抜群だ。

「ちょっとあんた、新人の分際であたしの担当冒険者を横取りする気?」

「いえ、そんな気は無いですが・・・」

「嘘おっしゃい。その大きな胸でたぶらかしたんでしょ?初日から担当を取れたから変だと思ったのよ。なによ新人のくせに」

「あんたがこの子達の担当か?」

「何よあんたは?」

「あんたの所為で、僕が助けなかったらこいつらは今頃死んでいたんだぞ!だから僕の判断で担当を別の人に変えるように言ったんだ。」

「ふざけないでよ!言い掛かりはやめてよね!」

「こいつらに新緑の森の所にある草原についての注意事項をちゃんと伝えなかったろ!薬草を採取する場所を伝えたら、セットで危険なポイントを伝える事は重大な事だろう!」

「な、何よ!言い掛りを言うのは止めてよ!」

「じゃあ、あんたはこいつらになんて伝えたんだよ!」

 シャリンは押し黙った。

「それが答えだろ。僕ら冒険者は依頼を斡旋してくれる受付嬢さんに命を預ける事になるんだ。信頼関係が無ければ無理なんだ。ミスは誰にでも有るが、一度崩れた信頼関係は簡単には修復できない。ましてやそのミスで死ぬ所だったんだ。そんなあんたに再び命を預ける程こいつらは能天気じゃないんだよ。別に変更する担当者は彼女じゃ無くても良いんだよ。あんた以外ならね」

「あのう、ジークさん。ここは私がシャリンさんとお話しをしますから、少しだけ時間をください。その間に頭を冷やした方がいいと思うの。シャリンさんも今の状態のジークさんが近くにいると話しにくいと思うの」

 シャリンはやはり押し黙っていたので、ジークは仕方がないなあとなり、トイレに行くと言って一旦離れた。

 その間に別の者が横槍を入れてきたのだ。

「おいねぇちゃん、俺らのシャリン様に何いちゃもんをつけているんだ?!あん?」
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