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第一章 リスタート編
第9話 日常の冒険
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二日目の朝は朝早く目覚めたのだが、習慣というものは体に染み込んでいて、ほぼピタリとその時間に目覚めるのだ。昨日は流石に無理だったが、今日は起きてからすぐに朝の鍛錬をしていた。剣を振っているのだが、ただひたすら無心に振っていた。
やり過ぎはその日の行動に支障が出るので、疲れが残らない程度にセーブをしなければならない。それでも基本的に毎朝剣を100回振るのをしていた。
それと30分位軽く走り込みをしていて、終わると湯浴み場に行き、冷たい水を頭からザバーンと掛けた。本来汗を取るのには必要はないのだが、クリーンにて汗を取るのとはまた違って冷水は火照った体を冷やすのに丁度良く、心地良いのだ。
そしてクリーン魔法で一気に体を乾かし、着替えてから朝食を食べに行った。用意して貰った朝食はパンとスープそれだけだ。後はセルフサービスの野菜を自分で取る。
僕は朝食を食べた後、弁当を受け取るとすぐに宿を後にした。ちょっと気になる事があり、採取に出掛ける前にカレンさんに相談してから行こうと思ったんだ。彼女の顔も見たかっただけだと言われると否定できないかな。
丁度ギルドの扉が開く時間に着いたのだけれども、やはり皆さんカレンさんの受付のところ以外に一斉に行くが、カレンさんの所には僕以外は向かわなかった。
「おはようカレンさん!」
カレンさんは嬉しそうに僕の事を出迎えてくれた。
「おはようございます!ジークさん、昨日はよく眠れましたか?ひょっとして私に会いに来てくれたんですか?」
「はい。おかげさまで。ええ、カレンさんに会いたくて。あのう、少し気になったので教えて欲しいのですが、薬草採取のあの草原の奥に有る森の中ですが、どれ位の強さの魔物が出るのですか?それとあの魔除け草ですが、あれがよく出るところを教えて貰えたらなと」
カレンは残念そうにしていた。カレンは自分を異性として気に入ってくれたのか?と言う意味で聞いていたが、ジークは質問があるから会いたかったと言っているようだったから、溜め息が出そうだった感じだ。
「そうですね。あの森はオークやゴブリンが多い筈ですけれども、それらであればパーティーを組んでいれば大した驚異ではないと思います。ただあそこにはワーウルフが出るのよ。それとやはり魔除け草はあの森の近くによく生えているわ」
「そうですか。ありがとうございます。ワーウルフ程度であれば問題ないと思います。まあ、確かにオークやゴブリン位であれば群れでもなんともないかな」
「あのう、ジークさん、くれぐれも無理をしちゃ駄目ですよ。ワーウルフはランク C の魔物ですよ。それにオークはランクDなんですからね。確かにジークさんのステータスならオークは簡単に倒せると思いますが、ジークさんはランクEでソロなのですよ 。単独の相手ならいざしらず、群れている魔物と戦うというのは無謀なんですから、くれぐれも森には近付かないでくださいね」
「そうですね。なるべく近付かないように善処します」
「今日も薬草採取なのですか?」
「研修が始まるまでは薬草採取をして過ごそうかなと思っています。まあゴブリンとかオークが来たら都度駆除しようかと思いますが、討伐依頼を受けるのはまだ先かな。昨日は帰り道にホーンラビットと出くわしたぐらいだから、あまり戦闘の機会もないかもですね」
「分かりました。それでは気をつけて行って来てくださいね!」
僕はカレンさんに笑顔で送り出され、薬草採取に向かった。
カレンさんには善処しますって言ったけど、やっぱりみんながいる所よりも、森に近いところの方が沢山薬草が取れて楽しかったなと思った。取り敢えずは昨日と違うところで取って様子を見るか!と思いつつ、薬草を採っていたが、やはり昨日同様余りはかどらない。やっぱりこっちだよなと思いつつ、森に近いところにどんどん進んでいった。
周りで見ていた者もあっとか言っていたが、僕の事を止める者はいなかった。
それもあり、気が付いたら僕は森の近くで薬草を取っていたんだ。優先的に魔物草を取りたいと思ったんだ。本当の名前は別のだけれども、通称として魔物避け草と言われているんだ。
なるべく魔物避け草を探して取っていたのだけれども、念の為に、少しだけ収納にしまわずに持っていた。魔除け代わりに使って、薬草採取をしていた。
今日は周りの者達よりも少し早く引き上げる事にした。周りをよく見てみると、自分と同い年位の者が多い事に気が付いた。やはり薬草採取は駆け出し冒険者の仕事なのかな?と。それと皆黙々と取っていたな。
そうして町に帰っている最中に、ゴブリンが8匹現れた。
ジークを見るとゴブリン共はキシャーと叫びながら、各々棍棒や棒きれを振り回し襲い掛かって来たが、一匹だけボロボロになったシミターを持っていたが、何の事はない。よし早速新しい剣の試し斬りとしようか!といった感じで、ゴブリン相手に無双した。1分もたたないうちに8匹を切り刻んでいた。ちょっとやり過ぎちゃったかなとは思うが、討伐証明になるのは額に生えている角であるが、幸いな事に原型を保っていたので集めた。次に魔石を取り出してストレージに入れていった。ただ死体をどうにかする必要があるのだが、ゴブリンの肉は不味くて食べられたものでもないし、何かの素材になる訳でもない。金目の物を特に持っている様子もなかった。
仕方がないなと思いつつ、生活魔法で穴を作り、死体を埋め土を戻して行く。よしこれでいいかなとなり、体に着いた血やらをクリーンで落とし、ギルドに戻った。
少し早目に戻った為、ギルドはまだそんなに混んでいる時間ではなかったが、やはり殆どのカウンターの受付嬢は誰かの対応をしている感じだが、カレンは退屈そうにしていた。
「カレンさん、ただいま戻りました!」
カレンがパッと明るくなった。
「おかえりなさいジーク君!」
いつのまにか君付けであるがジークは気が付かなかった。
「今日の分の薬草の買取りをお願いしたいのですけれども、ゴブリンの討伐って何匹位からでした?」
「ゴブリン討伐の常時依頼の一回分は4匹よ」
「そうですか。じゃあ丁度8匹倒したので、今日は4匹分を出しますね。それと今日買い取って貰う薬草はこれです」
と言って、昨日取った分の残りの一袋の分を1/3位位に分けたのを渡したが、それとは別に魔除け草を昨日と同じ位渡した。
そうして特に何事もない平和なよくある薬草採取と、ゴブリンの駆除という冒険活動を終えたのであった。
やり過ぎはその日の行動に支障が出るので、疲れが残らない程度にセーブをしなければならない。それでも基本的に毎朝剣を100回振るのをしていた。
それと30分位軽く走り込みをしていて、終わると湯浴み場に行き、冷たい水を頭からザバーンと掛けた。本来汗を取るのには必要はないのだが、クリーンにて汗を取るのとはまた違って冷水は火照った体を冷やすのに丁度良く、心地良いのだ。
そしてクリーン魔法で一気に体を乾かし、着替えてから朝食を食べに行った。用意して貰った朝食はパンとスープそれだけだ。後はセルフサービスの野菜を自分で取る。
僕は朝食を食べた後、弁当を受け取るとすぐに宿を後にした。ちょっと気になる事があり、採取に出掛ける前にカレンさんに相談してから行こうと思ったんだ。彼女の顔も見たかっただけだと言われると否定できないかな。
丁度ギルドの扉が開く時間に着いたのだけれども、やはり皆さんカレンさんの受付のところ以外に一斉に行くが、カレンさんの所には僕以外は向かわなかった。
「おはようカレンさん!」
カレンさんは嬉しそうに僕の事を出迎えてくれた。
「おはようございます!ジークさん、昨日はよく眠れましたか?ひょっとして私に会いに来てくれたんですか?」
「はい。おかげさまで。ええ、カレンさんに会いたくて。あのう、少し気になったので教えて欲しいのですが、薬草採取のあの草原の奥に有る森の中ですが、どれ位の強さの魔物が出るのですか?それとあの魔除け草ですが、あれがよく出るところを教えて貰えたらなと」
カレンは残念そうにしていた。カレンは自分を異性として気に入ってくれたのか?と言う意味で聞いていたが、ジークは質問があるから会いたかったと言っているようだったから、溜め息が出そうだった感じだ。
「そうですね。あの森はオークやゴブリンが多い筈ですけれども、それらであればパーティーを組んでいれば大した驚異ではないと思います。ただあそこにはワーウルフが出るのよ。それとやはり魔除け草はあの森の近くによく生えているわ」
「そうですか。ありがとうございます。ワーウルフ程度であれば問題ないと思います。まあ、確かにオークやゴブリン位であれば群れでもなんともないかな」
「あのう、ジークさん、くれぐれも無理をしちゃ駄目ですよ。ワーウルフはランク C の魔物ですよ。それにオークはランクDなんですからね。確かにジークさんのステータスならオークは簡単に倒せると思いますが、ジークさんはランクEでソロなのですよ 。単独の相手ならいざしらず、群れている魔物と戦うというのは無謀なんですから、くれぐれも森には近付かないでくださいね」
「そうですね。なるべく近付かないように善処します」
「今日も薬草採取なのですか?」
「研修が始まるまでは薬草採取をして過ごそうかなと思っています。まあゴブリンとかオークが来たら都度駆除しようかと思いますが、討伐依頼を受けるのはまだ先かな。昨日は帰り道にホーンラビットと出くわしたぐらいだから、あまり戦闘の機会もないかもですね」
「分かりました。それでは気をつけて行って来てくださいね!」
僕はカレンさんに笑顔で送り出され、薬草採取に向かった。
カレンさんには善処しますって言ったけど、やっぱりみんながいる所よりも、森に近いところの方が沢山薬草が取れて楽しかったなと思った。取り敢えずは昨日と違うところで取って様子を見るか!と思いつつ、薬草を採っていたが、やはり昨日同様余りはかどらない。やっぱりこっちだよなと思いつつ、森に近いところにどんどん進んでいった。
周りで見ていた者もあっとか言っていたが、僕の事を止める者はいなかった。
それもあり、気が付いたら僕は森の近くで薬草を取っていたんだ。優先的に魔物草を取りたいと思ったんだ。本当の名前は別のだけれども、通称として魔物避け草と言われているんだ。
なるべく魔物避け草を探して取っていたのだけれども、念の為に、少しだけ収納にしまわずに持っていた。魔除け代わりに使って、薬草採取をしていた。
今日は周りの者達よりも少し早く引き上げる事にした。周りをよく見てみると、自分と同い年位の者が多い事に気が付いた。やはり薬草採取は駆け出し冒険者の仕事なのかな?と。それと皆黙々と取っていたな。
そうして町に帰っている最中に、ゴブリンが8匹現れた。
ジークを見るとゴブリン共はキシャーと叫びながら、各々棍棒や棒きれを振り回し襲い掛かって来たが、一匹だけボロボロになったシミターを持っていたが、何の事はない。よし早速新しい剣の試し斬りとしようか!といった感じで、ゴブリン相手に無双した。1分もたたないうちに8匹を切り刻んでいた。ちょっとやり過ぎちゃったかなとは思うが、討伐証明になるのは額に生えている角であるが、幸いな事に原型を保っていたので集めた。次に魔石を取り出してストレージに入れていった。ただ死体をどうにかする必要があるのだが、ゴブリンの肉は不味くて食べられたものでもないし、何かの素材になる訳でもない。金目の物を特に持っている様子もなかった。
仕方がないなと思いつつ、生活魔法で穴を作り、死体を埋め土を戻して行く。よしこれでいいかなとなり、体に着いた血やらをクリーンで落とし、ギルドに戻った。
少し早目に戻った為、ギルドはまだそんなに混んでいる時間ではなかったが、やはり殆どのカウンターの受付嬢は誰かの対応をしている感じだが、カレンは退屈そうにしていた。
「カレンさん、ただいま戻りました!」
カレンがパッと明るくなった。
「おかえりなさいジーク君!」
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「今日の分の薬草の買取りをお願いしたいのですけれども、ゴブリンの討伐って何匹位からでした?」
「ゴブリン討伐の常時依頼の一回分は4匹よ」
「そうですか。じゃあ丁度8匹倒したので、今日は4匹分を出しますね。それと今日買い取って貰う薬草はこれです」
と言って、昨日取った分の残りの一袋の分を1/3位位に分けたのを渡したが、それとは別に魔除け草を昨日と同じ位渡した。
そうして特に何事もない平和なよくある薬草採取と、ゴブリンの駆除という冒険活動を終えたのであった。
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