漆黒の私刑人〜S級パーティーを追放されたので今度は面倒事から逃げてのほほんとしたいのに・・・〜

KeyBow

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第1章 王都編

第118話 四天王はデュラハンもどき

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 そこにいたのは四天王の1人だった。

 俺が防壁から落ちた原因を作った奴だ。
 俺は結界を解き、防壁から出て再び結界を展開し、そいつに対峙する。

 そいつはひょろ長いイケメンだった。

「あれぇ?僕の部下達は何をやっているのかなぁ?ねえ、君知らない?」

 俺は首を7つ投げてやった。

「酷くない?僕の部下をこんなにしてさ!さっきから気配がしないから変だと思ったんだよねぇ。君中々良い身体をしてそうだねぇ。僕の愛玩動物になるなら赦してあげる。ほら、僕のxxxにお願いしてご覧?それとも掘られたいの?」

 うわっ!こいつこっち系の奴か。

「なあ、お前が四天王って事でよいか?」

「そうだよう!それ以外に見えるのかなぁ?有り難く思いなよ。僕のxxxをxzyさせてあげるんだからぁ」

「他の四天王も来ているのか?」

「さあ。知らないねぇ。僕と遊んでいる時になら教えてあげなくもないよぉ」

「そうか。なら死ね」

 俺は結界で首を落とした。
 実に簡単なお仕事だ。

 しかし、俺はゾワッとして己を結界で覆った。
 俺の頭を撃ち抜かんとナイフを投げてきたのだ。

 そいつは己の頭を拾うと首につけた。

 デュラハンかよ!と突っ込みたくなったが、確か名前が違う。
 同じか似た能力か?

「ククク。こうやって部下を殺したのかな?それじゃあだめだよ!罰としてこれから君は公開レイプだぁ!けけけ!」

「本体が体のどこにいるか知らんが、細かくしてやれば問題ない。キモかったが、きっちり死んでください!」

 俺は1立方センチメートル、つまり1cm×1cm×1cmのキューブで奴を取り囲むだけではなく、隙間なくびっしりと結界を張る準備をした。

「小間切れになり死んでくれ。さようなら」

 俺は奴に向けて開いていた手を閉じた。

 すると奴が光り、肉片と化してその場に血肉を撒き散らした。

 頭部だけは何もしなかったが、即時に収納して問題ないと確認した。
 流石にこれだけ細かくすれば大丈夫だろう。

 念の為に焼き焼きしておいた。

 そこからは時折逸れていた魔物が現れただけで、半日後に安全宣言が出され戦いは終わった。

 その後数日様子を見たが、後続はなく四天王が出て来た事から、こちらから打って出る事になった。

 勿論俺が率いるのだが、囮として数パーティーの冒険者が魔王討伐に出発した。

 俺は町の復興を手伝い、今回襲ってきた奴らの魔力を遡り探しに行った者達からの魔王城発見の知らせを待つのであった。

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