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第1章 王都編
第96話 ボス戦決着?
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ドラゴンの口がピカっと光ったが、どうやらブレス?を吐いてきたようだ。
勿論結界で全員を囲む。
それとダークで結界の中を囲む。
眩い光の本流が押し寄せ、結界があろうとなかろうが、例え直撃しなかったとしてもこのボス部屋の中でそれを見たのならば確実に失明したであろう光だ。
皆背を向けて顔を手で覆う。
ダークで真っ暗なはずが、目を開けていられない程の光を感じる。
10秒程でブレスが終わり、それと同時にダークを解除した。
ギャオオオオオオオオオオ!
するとドラゴンが咆哮と共に羽ばたいて真上に昇り、こちらに向かってまっしぐらに飛んで来た。
トップスピードまで0.5秒と掛からなかった。
対Gの耐久が出鱈目だ。
ドッゴーン!
ドラゴンは結界の存在に気が付かなかったのか、はたまた体当たりで破壊する気だったのか?壊す事が可能と思ったのかは別として、戦闘速度で突っ込んで来て、結界に頭からぶつかった。
そして・・・
首の骨を折ったのか、首は変な方向に曲がり、ひっくり返り腹が見えている。
また、口から泡を吹いて動かなくなった。
俺ははっとなり、念の為結界で動かないように押さえ付けてから叫んだ。
「全員1撃を入れろ」
俺はソシアとスニシスに剣を渡し2人の腰に手を回すとドラゴンの腹に乗り、突き刺させた。
即時にそこから離れ、マリニアにも同様にし、俺も1撃入れた。
ベッカードとクラシス姉も1撃を入れたのを確認すると、ドラゴンの首を結界で覆いその首を落とした。
すると盛大なエフェクトが発生し、ドラゴンの死体は消えて人の頭程の巨大な魔石とトレジャーボックスがその場に落ちていた。
「ちよっ、ちょっとこれどうなっているの?」
「ぐはははははは!馬鹿なドラゴンだったな!」
「あなたと同じレベルでね!」
「上手い事言うじゃないか!」
「ちょっと、それ褒め言葉じゃないんじゃないの?」
「まあ呆れるのも分かるが、新婚さんはそんなもんだよ」
スニシスはドラゴンの事よりも、ベッカードとクラシス姉のやり取りの方が気になったようだ。
「これが最奥のボスという事で良いのですか?余りにも簡単過ぎませんか?」
「嬢ちゃん、俺らは皆ランスタッドがいなければ床のシミになっていたんだぞ!本来あれは防ぐ事の出来ない死のブレスなんだぞ!」
「そうね。私以外の女の子は感謝の印に今晩は夜伽の相手をしても罰は当たらないわよ。私の代わりはヤーナちゃんかしら」
マリニアとスニシスは真っ赤である。
「今晩お待ちしております」
ソシアだけは頷いている。
「クラシス姉も彼女達を誂うのは止めて下さい。マリニアとスニシスはまだ15歳ですよ!」
「何を言っているの?15歳は立派な成人で子供も産めるのよ!」
「スニシスが成人になるのは来年ですよ」
「年齢は15よ。ランスタッド君?君いつから女に恥をかかせる男になったの?私はそんなふうに躾けた覚えはなくてよ」
「まあまあその辺にしといてやれよ。今はヤーナがいないが、かえってから5人にしとけばこいつも諦めるだろうさ。それよりもこれは誰が開けるんだ?」
「先輩達が開けて下さい。結婚祝い代わりに!」
「そういう事なら有り難く開けさせて頂くわね。やはりランスタッド君は女の悦ばせ方を分かっているわね!」
2人は頷くとトレジャーボックスを開けたのだった。
勿論結界で全員を囲む。
それとダークで結界の中を囲む。
眩い光の本流が押し寄せ、結界があろうとなかろうが、例え直撃しなかったとしてもこのボス部屋の中でそれを見たのならば確実に失明したであろう光だ。
皆背を向けて顔を手で覆う。
ダークで真っ暗なはずが、目を開けていられない程の光を感じる。
10秒程でブレスが終わり、それと同時にダークを解除した。
ギャオオオオオオオオオオ!
するとドラゴンが咆哮と共に羽ばたいて真上に昇り、こちらに向かってまっしぐらに飛んで来た。
トップスピードまで0.5秒と掛からなかった。
対Gの耐久が出鱈目だ。
ドッゴーン!
ドラゴンは結界の存在に気が付かなかったのか、はたまた体当たりで破壊する気だったのか?壊す事が可能と思ったのかは別として、戦闘速度で突っ込んで来て、結界に頭からぶつかった。
そして・・・
首の骨を折ったのか、首は変な方向に曲がり、ひっくり返り腹が見えている。
また、口から泡を吹いて動かなくなった。
俺ははっとなり、念の為結界で動かないように押さえ付けてから叫んだ。
「全員1撃を入れろ」
俺はソシアとスニシスに剣を渡し2人の腰に手を回すとドラゴンの腹に乗り、突き刺させた。
即時にそこから離れ、マリニアにも同様にし、俺も1撃入れた。
ベッカードとクラシス姉も1撃を入れたのを確認すると、ドラゴンの首を結界で覆いその首を落とした。
すると盛大なエフェクトが発生し、ドラゴンの死体は消えて人の頭程の巨大な魔石とトレジャーボックスがその場に落ちていた。
「ちよっ、ちょっとこれどうなっているの?」
「ぐはははははは!馬鹿なドラゴンだったな!」
「あなたと同じレベルでね!」
「上手い事言うじゃないか!」
「ちょっと、それ褒め言葉じゃないんじゃないの?」
「まあ呆れるのも分かるが、新婚さんはそんなもんだよ」
スニシスはドラゴンの事よりも、ベッカードとクラシス姉のやり取りの方が気になったようだ。
「これが最奥のボスという事で良いのですか?余りにも簡単過ぎませんか?」
「嬢ちゃん、俺らは皆ランスタッドがいなければ床のシミになっていたんだぞ!本来あれは防ぐ事の出来ない死のブレスなんだぞ!」
「そうね。私以外の女の子は感謝の印に今晩は夜伽の相手をしても罰は当たらないわよ。私の代わりはヤーナちゃんかしら」
マリニアとスニシスは真っ赤である。
「今晩お待ちしております」
ソシアだけは頷いている。
「クラシス姉も彼女達を誂うのは止めて下さい。マリニアとスニシスはまだ15歳ですよ!」
「何を言っているの?15歳は立派な成人で子供も産めるのよ!」
「スニシスが成人になるのは来年ですよ」
「年齢は15よ。ランスタッド君?君いつから女に恥をかかせる男になったの?私はそんなふうに躾けた覚えはなくてよ」
「まあまあその辺にしといてやれよ。今はヤーナがいないが、かえってから5人にしとけばこいつも諦めるだろうさ。それよりもこれは誰が開けるんだ?」
「先輩達が開けて下さい。結婚祝い代わりに!」
「そういう事なら有り難く開けさせて頂くわね。やはりランスタッド君は女の悦ばせ方を分かっているわね!」
2人は頷くとトレジャーボックスを開けたのだった。
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