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第1章 王都編
第62話 魔力譲渡
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俺の腕の中で震えるソニアは恍惚に浸っていた。
「ソシアは幸せです。御主人様がこのように・・・そのままソシアを女にしてください。それが1番早くまを頂けます」
俺の魔力は桁違いで、少なくともソシアの倍はあると話している。
「すまないが口から行くぞ。これはキスじゃないからな」
「嫌です!キスとして行わないのならば、ランスタッド様で私に直接注いでください」
「おまっ!って俺がそれを恋人にしかしないのは分かっているよな」
「いずれランスタッド様を私の恋人にします!ですから、先に行為をするただけですわ」
「じゃあキスで良いのか?俺も美人とのキスは望むところだぞ」
「我儘を申し上げました。キスは初めてですから、優しくお願いします」
俺はべきに座り、彼女の髪を撫でる。
確かに口を重ねての魔力譲渡は、言い方を変えようがキスと同じだ。
ならば頑張ってくれるソシアのちょっとした願いを聞いてやりたい。
見つめあい、ソシアは目を瞑る。
俺からする初めてのキスだ。
娼婦はキスをさせてくれない。
これは恋人にしかしないのだとか。
俺はそっと唇を重ねる。
1度顔を離した。
これまで不憫だった彼女を幸せにしてやりたい!
そんな思いからもう1度唇を重ねる。
魔力を流し込んでいると舌が俺の口に入ってくる。
俺も夢中になり下を絡める。
すると流れる魔力の量が急激に増えた。
彼女は知っていたようだ。 口から、いや、絡めた舌からの魔力譲渡は男性器を女性器に突っ込んでの魔力譲渡の半分程になるが、唇からの倍の速さだと。
分かっているが彼女の感触がたまらない。
5分ほどそうしているとやがて彼女は口を離した!
名残り惜しい・・・
「御主人様、ありがとうございます!何となく魔力が満タンになったのだと分かりました!」
「やっぱりスキルの使い方は分かるのか?」
「はい。スキルを持っていると分かると欠損修復の仕方が何となく分かったんです。私、御主人様のお役に立てましたか?」
「当たり前だよ。ソシアは凄いな!」
俺はつい抱きしめて背中を擦った。
「後2人ですね!御主人様は魔力は大丈夫なのですか?」
「ああ。大丈夫だ。あと2回やってもな。さああの子供達を元気にしてやろう!」
ソシアは俺の腕を取り意気揚々と皆のところに行く。
「待たせたな。ソシアの魔力も回復したからどんどん行くぞ!」
2人目の欠損修復をするも、倒れる事はなかったが、明らかに辛そうだった。
皆は口をぽかーんとしているが、お構いなしにソシアをお姫様抱っこして寝室に駆け込む。
額の汗を拭い、水を飲ませる。
「御主人様にこのような事をさせてしま・・・」
その唇を俺の唇で塞いだ。
「お願いだ。御主人様と言わないで欲しい」
「では皆様の欠損を治したらソシアの我儘を聞いて貰えますでしょうか?」
「それは何だい?」
「今は秘密です。ランスタッド様。それより早く残りも苦しみから開放したいので、魔力をお願いします」
「勿論だ」
俺はゴクリとつばを飲み込み、ソシアの唇や舌を堪能する。
素晴らしい。ソシアが彼女だったらなと思う。
魔力切れはかなり辛いはずなのに、文句1つ言わずにやってくれる。
女神にしか見えない。
そんな彼女との魔力譲渡という名のキスも終わりを告げた。
彼女は袖で口を拭い、深呼吸した。
俺はクリーンを掛けていく。
「ソシア、体は大丈夫か?無理をしていないか?」
「はい。魔力切れは辛いですが、その後にご褒美を貰いましたから元気溌剌ですわ。さあ、次が待っています!」
そうして食堂に行くと、奴隷達は平伏していて、俺とソシアは大いに驚いた。
「ソシアは幸せです。御主人様がこのように・・・そのままソシアを女にしてください。それが1番早くまを頂けます」
俺の魔力は桁違いで、少なくともソシアの倍はあると話している。
「すまないが口から行くぞ。これはキスじゃないからな」
「嫌です!キスとして行わないのならば、ランスタッド様で私に直接注いでください」
「おまっ!って俺がそれを恋人にしかしないのは分かっているよな」
「いずれランスタッド様を私の恋人にします!ですから、先に行為をするただけですわ」
「じゃあキスで良いのか?俺も美人とのキスは望むところだぞ」
「我儘を申し上げました。キスは初めてですから、優しくお願いします」
俺はべきに座り、彼女の髪を撫でる。
確かに口を重ねての魔力譲渡は、言い方を変えようがキスと同じだ。
ならば頑張ってくれるソシアのちょっとした願いを聞いてやりたい。
見つめあい、ソシアは目を瞑る。
俺からする初めてのキスだ。
娼婦はキスをさせてくれない。
これは恋人にしかしないのだとか。
俺はそっと唇を重ねる。
1度顔を離した。
これまで不憫だった彼女を幸せにしてやりたい!
そんな思いからもう1度唇を重ねる。
魔力を流し込んでいると舌が俺の口に入ってくる。
俺も夢中になり下を絡める。
すると流れる魔力の量が急激に増えた。
彼女は知っていたようだ。 口から、いや、絡めた舌からの魔力譲渡は男性器を女性器に突っ込んでの魔力譲渡の半分程になるが、唇からの倍の速さだと。
分かっているが彼女の感触がたまらない。
5分ほどそうしているとやがて彼女は口を離した!
名残り惜しい・・・
「御主人様、ありがとうございます!何となく魔力が満タンになったのだと分かりました!」
「やっぱりスキルの使い方は分かるのか?」
「はい。スキルを持っていると分かると欠損修復の仕方が何となく分かったんです。私、御主人様のお役に立てましたか?」
「当たり前だよ。ソシアは凄いな!」
俺はつい抱きしめて背中を擦った。
「後2人ですね!御主人様は魔力は大丈夫なのですか?」
「ああ。大丈夫だ。あと2回やってもな。さああの子供達を元気にしてやろう!」
ソシアは俺の腕を取り意気揚々と皆のところに行く。
「待たせたな。ソシアの魔力も回復したからどんどん行くぞ!」
2人目の欠損修復をするも、倒れる事はなかったが、明らかに辛そうだった。
皆は口をぽかーんとしているが、お構いなしにソシアをお姫様抱っこして寝室に駆け込む。
額の汗を拭い、水を飲ませる。
「御主人様にこのような事をさせてしま・・・」
その唇を俺の唇で塞いだ。
「お願いだ。御主人様と言わないで欲しい」
「では皆様の欠損を治したらソシアの我儘を聞いて貰えますでしょうか?」
「それは何だい?」
「今は秘密です。ランスタッド様。それより早く残りも苦しみから開放したいので、魔力をお願いします」
「勿論だ」
俺はゴクリとつばを飲み込み、ソシアの唇や舌を堪能する。
素晴らしい。ソシアが彼女だったらなと思う。
魔力切れはかなり辛いはずなのに、文句1つ言わずにやってくれる。
女神にしか見えない。
そんな彼女との魔力譲渡という名のキスも終わりを告げた。
彼女は袖で口を拭い、深呼吸した。
俺はクリーンを掛けていく。
「ソシア、体は大丈夫か?無理をしていないか?」
「はい。魔力切れは辛いですが、その後にご褒美を貰いましたから元気溌剌ですわ。さあ、次が待っています!」
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