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序章 私刑人誕生編
第40話 王都への旅の開始
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俺は隣に座る情報屋とひそひそ話をしていた。
「なんでお前がここにいるんだ?王都に行くと言った時に何も言っていなかったよな?それにあのろじゃなくてクルシュさんが何故いる?」
「サプラーイズ!驚いたでやしょ?」
俺はジト目をする。
「アッシは旦那の担当ですぜ。クルシュさんの事は直接聞かれたらどうでやす?」
「お前何の組織にいるんだよ。いや、聞きたくない」
「旦那、暫くは大丈夫だと思いやすが、町を出る時に見られていましたから、王都に近いところで襲われると思いやすので気をつけてくだせえぇ」
「まあ、俺も視線は気になっていたが、遠過ぎてどうこう出来なかったな」
そんな話をしているとクルシュから声を掛けられた。
「坊主、我とこの子にクリーンを掛けるのじゃ」
いつの間にかカタマリヤがロリババアに抱っこされて寝ていた。
俺は失礼しますと言ってから2人の頭に触れながらクリーンを使う。
「相変わらず便利じゃのう。コヤツとチェンジしたい位じゃ」
「御主人様あぁ!そんな事言わないでくださいようぅ」
「カタマリヤがすいません」
「よいよい。我も子供は好きじゃて。この子らをどうするのじゃ?」
因みにベイグルドはリリアーナに抱っこされて寝ている。
「先ずは親兄弟を探そうと思います」
リリアーナをちらりと見てから問い質してきた。
「見つからなんだらどうするのじゃ?」
「その時は俺が引き取ります」
「お主冒険者じゃろ?出来るのかえ?」
「孤児院じゃ駄目なんだ。あそこは人格を歪める。俺が何とかします。金はありますから人を雇えば俺が冒険者をして不在でも何とかなると思います。これでもA級ですから、子供の2、3人位余裕ですよ。所で何をしに王都に行くので?」
「帰るだけじゃよ。あの町での用が済んだだけじゃ」
「一応伝えておきますが、王都に着く前にほぼ間違いなく襲撃されます」
「知っておる。坊主の隣のバカタレから聞いておる。結界師が2人もおるのにノコノコやってきたら返り討ちじゃて。フフフフ」
ロリババアは襲撃されるのは腕がなるとウエルカムでした・・・
その後リリアーナが涙目にクリーンを要求し・・・
休憩時に水を出したりと中々休む暇が無かった。
1度後ろからワーウルフが追い掛けてきたが、スニシスが矢を放ちさくっとやっつけていた。
俺はマナーとして死体の回収をしてまた馬車に乗るのをした。
街道の真ん中に魔物の死体が転がっているいるのなんて迷惑以外の何物でもないからな。
俺がそうやって魔物の死体を回収してから馬車に戻るまでの一連のアクロバットのような動きに、スニシスが感動して凄い凄いと情報屋との間に割って入り、抱き着いてきた。
そういった事を出来るように教えて欲しいと熱烈に話してきたが、身長差から谷間がくっきりで目の保養、もとい毒だ。
これで15歳とは末恐ろしい。
取り敢えず初日は順調で、おこちゃま達も特に愚図る事もなく平和な旅となったのであった。
「なんでお前がここにいるんだ?王都に行くと言った時に何も言っていなかったよな?それにあのろじゃなくてクルシュさんが何故いる?」
「サプラーイズ!驚いたでやしょ?」
俺はジト目をする。
「アッシは旦那の担当ですぜ。クルシュさんの事は直接聞かれたらどうでやす?」
「お前何の組織にいるんだよ。いや、聞きたくない」
「旦那、暫くは大丈夫だと思いやすが、町を出る時に見られていましたから、王都に近いところで襲われると思いやすので気をつけてくだせえぇ」
「まあ、俺も視線は気になっていたが、遠過ぎてどうこう出来なかったな」
そんな話をしているとクルシュから声を掛けられた。
「坊主、我とこの子にクリーンを掛けるのじゃ」
いつの間にかカタマリヤがロリババアに抱っこされて寝ていた。
俺は失礼しますと言ってから2人の頭に触れながらクリーンを使う。
「相変わらず便利じゃのう。コヤツとチェンジしたい位じゃ」
「御主人様あぁ!そんな事言わないでくださいようぅ」
「カタマリヤがすいません」
「よいよい。我も子供は好きじゃて。この子らをどうするのじゃ?」
因みにベイグルドはリリアーナに抱っこされて寝ている。
「先ずは親兄弟を探そうと思います」
リリアーナをちらりと見てから問い質してきた。
「見つからなんだらどうするのじゃ?」
「その時は俺が引き取ります」
「お主冒険者じゃろ?出来るのかえ?」
「孤児院じゃ駄目なんだ。あそこは人格を歪める。俺が何とかします。金はありますから人を雇えば俺が冒険者をして不在でも何とかなると思います。これでもA級ですから、子供の2、3人位余裕ですよ。所で何をしに王都に行くので?」
「帰るだけじゃよ。あの町での用が済んだだけじゃ」
「一応伝えておきますが、王都に着く前にほぼ間違いなく襲撃されます」
「知っておる。坊主の隣のバカタレから聞いておる。結界師が2人もおるのにノコノコやってきたら返り討ちじゃて。フフフフ」
ロリババアは襲撃されるのは腕がなるとウエルカムでした・・・
その後リリアーナが涙目にクリーンを要求し・・・
休憩時に水を出したりと中々休む暇が無かった。
1度後ろからワーウルフが追い掛けてきたが、スニシスが矢を放ちさくっとやっつけていた。
俺はマナーとして死体の回収をしてまた馬車に乗るのをした。
街道の真ん中に魔物の死体が転がっているいるのなんて迷惑以外の何物でもないからな。
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そういった事を出来るように教えて欲しいと熱烈に話してきたが、身長差から谷間がくっきりで目の保養、もとい毒だ。
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取り敢えず初日は順調で、おこちゃま達も特に愚図る事もなく平和な旅となったのであった。
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