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四十人目 SAD SONG
四話
しおりを挟む辺境の地域なんてさ、あなた平和だと思ってるでしょ?
あんなに危険な場所はないわよ。
獣も龍も、どっちも揃ってるしね。
向こうも良く知ってるもので、狩人もいないからね。
いつでも自由に襲いに来るのよ。
あの2人は、物心ついた時からここに来て…
いきなり、小さな子供達が相手にしたのはね…
桃毛獣のボスだった。
あなた今でも勝てる気する?
それをあの2人は倒したわ。
6歳でね。
もしこの2人…
ちゃんとした依頼でさ、ギルドが認めたものだったら…
僅か10歳で、上位の狩人になったと言う事になるの。
意味分かる?
最低でも1週間に一匹…
多くて毎日…
龍達を狩って来た。
そうしてこの村を…
親達を、狩人達を守って来たのよ…
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