伝説となった狩人達

さいぞう

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三十八人目 KNIFE OF LOVE

八話

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あんたに…

あんたに…
あんたに奴の何が解るって言うんですか…


ブチ…ブチ…














その狩人は悔しそうに、本当に悔しそうにね。
口唇を血が出るまで噛み締めて、怒りを必死に抑えていました。














これまで奴は、狩人しかして来なかったんです。


愛するあんたがいて、愛する娘ができて…


危険な上位の狩りを辞めたのは、何もあんたに言われたからだけじゃない。


それでも奴は迷ってた。


俺は…俺達は冷たくしてね。
あんた達の元へ帰りやすいようにしたんです。



お前らを裏切る事になると…

そう言って泣いてましたから…




家族がいるんだから、友など裏切ればいいと…

何度そう言っても聞かないんです。



あんたは…
そういうのわかりますか?


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