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三十四人目 STARS
三話
しおりを挟むおい!頼んだ物と違うじゃないか!
申し訳ありません!
すみません!ペコペコ…
そんな事なら契約無しにするぞ?
腕もないんなら、もう辞めてしまえ!
申し訳ありません…
それだけは……
それだけは…
本当に申し訳ありません!!
小さい頃は…
かっこ悪い……
ダサい…
って思ってた。
毎日毎日ペコペコ頭下げてさ。
子供なりに…
父さんを馬鹿にしてたなあ…
あれがさ。
あのダサいのが…
あのかっこ悪い父さんの積み重ねが…
俺の血肉になって行ったんだよね。
はは…
命を賭ける狩人って仕事を始めてから…
やっとわかったんだ。
ほんと、僕の方がダサいよね……
.
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