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二十九人目 BLADE 5th
八話
しおりを挟むベロ~~~ン
ベロ~~ン…
いつも舐めると音楽を聴かせてくれる少女が…
何回舐めても、ずっと寝たままでした。
龍は…
少女の死を悟りました…
ギイィィヤアアァ…
霞龍は本気で怒りました。
あの温厚な龍がね…
人間など今まで何とも思わず、動物の中の一種だと思っていたのを…
古き龍は、違う…と認識したのです。
それは殺すべき動物だという意味でした。
本気になった霞龍に…
腕も未熟な、欲だけの狩人ごときがねえ。
勝てるはずもありませんよ。
その狩人は、数分で殺されました。
尚も龍は…
もう死んでいる狩人をグチャグチャにし…
肉の塊にして…
それでもまだ…
古き龍はその怒りが治まる事はありませんでした。
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