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二十八人目 BLOOD WORK
七話
しおりを挟むえへへ…
今も好きっ。
最後に…
好きっ!好きっ!ってよ。
俺にちびの頃から、いつもくっついて離れなかった…
ただ一人の女のあいつが任務を果たした。
さあ。
死ぬ時は一緒だ。
隊長は、この期に及んで意外な言葉を言う。
はなから邪龍に勝てるなんて思ってないさ。
だが、これは命令だ。
俺が死んだら、後の始末はお前に託す。
隊長…
あいつらくらい、誰かの為に死なせてやりたかった。
物や、動物や…
クソ以外の為になあ。
見たか?あいつらの顔。
嬉しそうに笑ってよ…
俺は、あいつらをほっとけねえ。
それによ。
あんな馬鹿の側近になるなら、死んだ方がましだ。
ははは。
俺らの任務は、あのクソ王子様の護衛。
その命令は…
隊長が死んで、やっと解かれたんだ…
.
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