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自由の魔獣召喚編
突然の理不尽
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どこにでもある貧しい村。そこのとある一家が日中に現れたエロい服装天使の話をしていた。
「露出の多い服を着た天使?んなもんいるわけねえだろうが」
「そうよ。天使がそんな下品な格好するはずないでしょ。第一なんでこんな田舎に天使が来るのよ」
「そういうこった。もしかしてお前欲求不満じゃねえのか?だからそういう妄想して幻みたんじゃねえのか?」
「もう!そんなんじゃないってお父さん!」
どこにでもあるような父母と娘の世間話。なんてことはない、ありふれた光景だ。……ほんの数秒前までは。
「きゃあああああああああああああああ!!!」
「に…逃げるんだサナ!」
突如襲ってきた不幸。一瞬にして彼らの日常は地獄へと塗り替えられた。
「こんなとこに村があるとかラッキーだぜ!」
「今のうちに英気養ってこうか!」
村を襲う魔族たち。彼らはつい先日まで近くの村で略奪を仕掛けようとしていた。
しかし街の警備が思っていた以上に厳重だったため襲撃は断念。諦めて逃げていった。
彼らは鬱憤が溜まっていた。ここ数日全く収益がない。
そんな時に偶然見つけた村。しけた村だがないよりはマシだ。そうでも言いたげに彼らは略奪を開始した。
戸を蹴破ってズカズカと中に入り、めぼしい物を奪う。
奪えるものは全てだ。女も含めて彼らは欲望のままに略奪した。
「な、なんだお前は……ぐわッ!?」
軽くぶん殴るだけで終わった。
相手はノロマで弱い人間だ。そんな相手など素手でも十分殺せる。
そしていつも通り奪って自身の力を証明するかのように家屋を破壊。槌を振り回してレンガや木の家を破壊する。
ああ、いい感覚だ。クソ人間どもの居場所を壊すのはいつでも快感だ。俺はこのために盗賊をやっていると言ってもいい。
「や、やめてください!」
「もういいでしょ!渡すものは渡したんだから帰って!」
人間がうざかったので蹴り飛ばす。
黙れ。お前らに俺を指図する権利はない。俺はお前よりも強いんだからな。
クソ雑魚い人間は俺から奪われるだけの存在だ。俺がお前らから奪い、指図するのは当然だ。だがその逆は絶対に許さねえ。
この俺に生意気な口をきいた奴は誰であろうと殺す。そのために俺は盗賊になったんだ。
「カシラ、この娘かなりの上玉ですぜ」
手下のオークが引き連れたメスに目を向ける。
たしかになかなかの上玉だ。まだガキだから体つきはちとアレだが、顔はなかなか良い。貴族のガキにも匹敵する。
「俺はコイツを犯す。お前らは好きにやれ」
「へい! お前ら、カシラのお許しが出たぜ!」
「「「ヒャッハーーーー!!」」」
「いやあああああああ!!!」
部下の歓喜の声を上回るメスの悲鳴。
無駄だ。どんなに泣き喚こうとも助けなんてこねえ。既に男共はそこで伸びてる。衛兵がこんな辺鄙な村に来るわけがねえ。お前らは俺らに犯されるしかねえんだよ!
「やめて!誰か助けて!」
「無駄だってんのが分かんねえのかガキが!! 助けなんて来るわけねえだろ!」
「ここにいるぜ!」
瞬間カシラの腕が跳ね飛ばされた。
「露出の多い服を着た天使?んなもんいるわけねえだろうが」
「そうよ。天使がそんな下品な格好するはずないでしょ。第一なんでこんな田舎に天使が来るのよ」
「そういうこった。もしかしてお前欲求不満じゃねえのか?だからそういう妄想して幻みたんじゃねえのか?」
「もう!そんなんじゃないってお父さん!」
どこにでもあるような父母と娘の世間話。なんてことはない、ありふれた光景だ。……ほんの数秒前までは。
「きゃあああああああああああああああ!!!」
「に…逃げるんだサナ!」
突如襲ってきた不幸。一瞬にして彼らの日常は地獄へと塗り替えられた。
「こんなとこに村があるとかラッキーだぜ!」
「今のうちに英気養ってこうか!」
村を襲う魔族たち。彼らはつい先日まで近くの村で略奪を仕掛けようとしていた。
しかし街の警備が思っていた以上に厳重だったため襲撃は断念。諦めて逃げていった。
彼らは鬱憤が溜まっていた。ここ数日全く収益がない。
そんな時に偶然見つけた村。しけた村だがないよりはマシだ。そうでも言いたげに彼らは略奪を開始した。
戸を蹴破ってズカズカと中に入り、めぼしい物を奪う。
奪えるものは全てだ。女も含めて彼らは欲望のままに略奪した。
「な、なんだお前は……ぐわッ!?」
軽くぶん殴るだけで終わった。
相手はノロマで弱い人間だ。そんな相手など素手でも十分殺せる。
そしていつも通り奪って自身の力を証明するかのように家屋を破壊。槌を振り回してレンガや木の家を破壊する。
ああ、いい感覚だ。クソ人間どもの居場所を壊すのはいつでも快感だ。俺はこのために盗賊をやっていると言ってもいい。
「や、やめてください!」
「もういいでしょ!渡すものは渡したんだから帰って!」
人間がうざかったので蹴り飛ばす。
黙れ。お前らに俺を指図する権利はない。俺はお前よりも強いんだからな。
クソ雑魚い人間は俺から奪われるだけの存在だ。俺がお前らから奪い、指図するのは当然だ。だがその逆は絶対に許さねえ。
この俺に生意気な口をきいた奴は誰であろうと殺す。そのために俺は盗賊になったんだ。
「カシラ、この娘かなりの上玉ですぜ」
手下のオークが引き連れたメスに目を向ける。
たしかになかなかの上玉だ。まだガキだから体つきはちとアレだが、顔はなかなか良い。貴族のガキにも匹敵する。
「俺はコイツを犯す。お前らは好きにやれ」
「へい! お前ら、カシラのお許しが出たぜ!」
「「「ヒャッハーーーー!!」」」
「いやあああああああ!!!」
部下の歓喜の声を上回るメスの悲鳴。
無駄だ。どんなに泣き喚こうとも助けなんてこねえ。既に男共はそこで伸びてる。衛兵がこんな辺鄙な村に来るわけがねえ。お前らは俺らに犯されるしかねえんだよ!
「やめて!誰か助けて!」
「無駄だってんのが分かんねえのかガキが!! 助けなんて来るわけねえだろ!」
「ここにいるぜ!」
瞬間カシラの腕が跳ね飛ばされた。
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