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本編2
準備※
しおりを挟むまだおわらないって…そうですよね、俺が煽ったからな。
「今度は2人でイこっか」
「?」
そう言うと彼は、俺の萎えたものと、自分のものの2つを握りこんだ。
「まとめてってこと?」
「うん。だから優里も手、貸して」
俺の右手を取り、それを握らせる。その上から彼の手が被さる。
そして一緒に動かしていく。
こんなので気持ちよくなるのかと思っていたが、さっきまで萎えていた俺のものがだんだん元気になっていく。
春樹の太くて熱いものが擦れあって今までにない感覚。
「ま、まって、さっきいった、ばっか、だから」
一回出したせいで敏感になった俺のものを容赦なく攻め立てる。
「大丈夫、気持ちいいだけでしょ」
「やぁっ…まって…」
俺は力が入らず、手はただ添えられた状態。
とにかく春樹は上手い…のはわかった。
「んぁ…も、いっちゃう」
「俺もそろそろかも」
より強い快楽を求め、手の力を強くする春樹。
「…キ、スして」
「ん」
俺がキスを求めると春樹はそれに応えた。
「いく」
「俺も」
そして二人同時に果てた。
そのあとの記憶はない。
どうやら力尽きて気絶したらしい。
目が覚めると、隣にものすごいイケメンが眠っていた。
切れ長の目が閉じられていて、長く揃ったまつげの美しさが際立っている。
ふとんをめくると、俺は全裸。ただしベタベタは一切ない。
俺が気絶したあと、隣のイケメンがきれいに拭いてくれたらしい。
はあ~かっこいい。
寝ててもイケメン。
と、穴が開くんじゃないかってくらいじっと見つめていると、芸術かな?っていうくらい美しくまぶたが開いた。
「なにじっと見てるの?」
どうやら俺がずっと見ていたことに気づいていたらしい。
「べつに…ゲホッゲホッ」
「喉が乾燥してるよね、お水持ってくるね」
「い、や、俺が……うわぁ!」
ベッドから降りようとして見事、顔面から落下。
腰から下、全く力が入りません!!
「え、なんで」
「いつもと違う体勢で、違う筋肉使ったからじゃない?」
ドア付近にいた春樹は、こちらに戻ってきて俺を抱き上げる。
現在完全乙女状態。
立てない、腰痛い、って乙女のやつですよね?
優しく俺をベッドに下ろすと
「待っててね」
と言って水を取りに行った。
ものすごく!腰が痛い。
というか、腰付近の筋肉が全部筋肉痛みたいな感じ。
確かに、ひとりでするいつもとは違って春樹の膝の上で…ね?まあ、体勢はそうですけど。
言ってしまえば、まだ本番じゃないわけですよ。出しただけ。
こんなんで本番、大丈夫ですかね?
「はいこれ、水。」
ペットボトルを俺に渡す…かと思いきやその水を春樹は口に含み、口移しで俺に飲ませてきた。
……甘っ。
雛のように何回かに分けて水を飲みきると
「お風呂入ろっか」
と彼は言って、大変ナチュラルに俺をお姫様抱っこ(俺全裸、なんなら春樹も全裸)で風呂場に運ばれた。
抵抗なんてできません!歩けないんだもん。
そしてそのままお風呂場に……いや
「待て待て待て!一緒に入るの?」
「そうだけど?」
「なんで?」
「だってきっとひとりじゃ身体洗えないでしょ?」
「うぐっ」
お風呂場はすごく明るいので身体がよく見える。出来れば一緒に入りたくない…が!今日は仕方がない。
俺はお風呂の椅子に座り、支えられながらちょっと腰を上げ、春樹に身体を隅々まで洗われ…ってちょっとお尻のところ洗いすぎじゃないですかね?
「なにしてんの?」
「ナカをほぐしてるんだよ」
「は?」
ボディーソープから何か別の匂いの何かに変わったな、とは思ったけど。ちょっと後ろの穴に指が入ってるような気がしたけれども。
「今手に付けてるそれは…?」
聞くのも恐怖だが、知らないのもまた恐怖。
「あーこれは優里のナカをほぐすのに痛くないように使うやつだよ、ちゃんとしたやつ」
んー?んー?俺の耳が悪いのかな?俺の頭が悪いのかな?違うよね?
「なに勝手にほぐしてんの??」
「今度こそ本番でしょ?そのためだよ」
「答えになってない!」
このやり取り中でも春樹の指の先は俺の穴をクニクニと広げています。
「余裕そうだね、もう少し奥までいれるね」
「いやいや、抜けよ!!」
そして謎の液体の量を増やされる。
抵抗できません。なぜなら立てないので。
ーーー待てよ…これが目的か?抵抗できないっていうのを狙って……
「うわぁっ」
「ここが優里のいいとこ?」
「ち、ちがっ、あっ」
何かあるらしいそこをしつこく押され、味わったことのない気持ちのよさに俺はなんと白濁を出した。
そこで再び、体力の限界を迎え、春樹の胸の上に気絶した。
……俺、体力無さすぎじゃん?
っていうかほぐすとか、先に教えてよ。
もう腹はくくってるんだからさ、受け入れるって。
その日から毎晩、お風呂は一緒に入り、ほぐされるようになった。
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