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next day 学校にて
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「あっ、おはよう。ち。…ち…」
「緊張して話せないの?フフっ!面白ーい!あんだけ、私のことバカにしたくせに。」
「ほ。…んとそれは謝る……花梨ちゃんだって…知らなくて…」
彼女は、突然、睨んできた。
「学校でそんな話しないで。」
「あっ。…ごめん…」
やべー。格好は地味なのにこの子が花梨ちゃんだって思うだけで話せない…
「おーい、けーーいーー!」
梨咲だ。
「えっえっ?千鶴ちゃんと仲良くなったの!??あたしも、ろくに話さないのに。宜しくねー!千鶴ちゃん!」
「は。い…」
こんな事でもキャラ設定を忘れない花梨ちゃん。
LOVE!!!泣けてくるぜ!
「圭、あっちで、先生が呼んでる。」
「あっ、そう」
俺は足早に梨咲の指差す方へ向かう。
「おーい、けーい!先生なんて、嘘!なんで、圭がこんな地味な子と話すの?圭らしくないなぁ?」
「もしかして、地味な子がタイプな の?…」
タイプも何も、花梨ちゃんだもんね。クククッ!
「そ、そんな感じかな」
「圭、にやけてる。
あの子に色仕掛けでもされたの?」
「あいつ、どうやって……」
梨咲は考えると、親指をかむ癖がある。
「はいはい。千鶴ちゃんのことは、いいでしょ?」
「よくない!!!」
梨咲が大声で叫んだため多くの人が振り返り僕たちをみた。
「りーさー!しーー。」
僕は人差し指を自分の口に当てる。
キーンーコーンーカーンーコーンー
あっ、なった。
「梨咲、戻ろう。」
僕はとっさに手を引く。
「う、うん。」
はぁー。女子って。
大変。
「緊張して話せないの?フフっ!面白ーい!あんだけ、私のことバカにしたくせに。」
「ほ。…んとそれは謝る……花梨ちゃんだって…知らなくて…」
彼女は、突然、睨んできた。
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「あっ。…ごめん…」
やべー。格好は地味なのにこの子が花梨ちゃんだって思うだけで話せない…
「おーい、けーーいーー!」
梨咲だ。
「えっえっ?千鶴ちゃんと仲良くなったの!??あたしも、ろくに話さないのに。宜しくねー!千鶴ちゃん!」
「は。い…」
こんな事でもキャラ設定を忘れない花梨ちゃん。
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「あっ、そう」
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