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第二章 彼女
楓と初デート
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結局弁当を持ったまま家を出た。
何で弁当なんて作ったんだ?
しかもオレのいない隙を見て楓とのLINEのやり取りを覗くなんて姑息な事しやがって!
この弁当、どっかのゴミ箱に棄てようか。
腹立たしい気分で駅に着き、電車に乗った。
スマホには楓からのLINEがきていた。
【おはよう(^-^)v今日はいつもより早く起きてお弁当作ったよ(絵文字)】
いつもならこのLINEのやり取りが退屈な電車の中での一番の楽しみなのに、今日は何だかブルーな気分だ。
【おはよう、ありがとう】
このぐらいしか返事を返す事が思い浮かばない。
【昼になったら自販機の側にあるベンチに来てね(ハート)】
…はぁ~、この弁当さえ無ければ。
【うん、分かった】
返事を送り、バッグに入っている弁当の処分をどうするか考えていた。
今まで一度も弁当なんか作った事無いクセに、よりによってこんな時に…
そんなにオレが他の女に弁当を作ってもらうのがイヤなのか?
オレは他の女と普通に会話して、話の流れでオレに弁当を作ってくれるって言ってきたんだ。
なのに、朝になってみればテーブルに弁当が置いてあった。
明太子のおにぎりに、唐揚げと玉子焼き、楓が作る弁当と全く一緒だろ!
オレは母親に何も言わずに弁当を受け取って家を出たが、勝手にスマホを覗き見する母親が許せなかった。
こんな弁当絶対に食わない。
誰かにあげよう!
ん、誰か…?
そうだ、ヒロトに食ってもらえばいいんだ。
アイツ、いつも食堂でお代わりしてるから、この弁当代わりに食ってくれって言えば喜んで食うだろう。
棄てるよりはマシだ。オレは楓の作った弁当を食うし、こんな頼んでもいない弁当なんかいらない。
よし、そうしよう!
そう考えたら徐々にテンションが上がってきた。
オレは電車を降り、キャンパスまで走っていった。
…講義中はまだ昼にならないかとソワソワしていた。
さっきから時計ばかり見ていて、昼が待ち遠しい。
昼になったらソッコーでヒロトに弁当を渡し、ベンチで待ってようと。
そして講義が終わり、昼飯タイムになった。
いつものようにヒロトがオレの所に来る。
「リョースケ、早く食堂行こうぜ」
今日も腹一杯食うんだろうな、お前は。
オレはバッグの中にある弁当箱をヒロトに渡した。
「何だ、これ弁当?」
ヒロトはキョトンとしている。
「悪ぃけど、今日何か朝から腹の調子が良くなくてさ。
お前食堂の飯だけじゃ足りないだろ?これ代わりに食ってくれよ。オレ今日は飯食う気になんねえからさ」
そう言って無理矢理ヒロトに弁当を持たせ、肩をパンと叩いた。
「おい、大丈夫なのか?」
オレは腹を押さえながら調子悪そうなフリをした。
「あぁ、大丈夫。じゃ悪いけど今日は一人で食堂に行ってくれ。それと食い終わったら弁当箱返してな」
オレは腹を押さえながら教室を出た。
階段を降りてヒロトがいないのを確認してダッシュで楓が言ってた自販機の側にあるベンチへ向かった。
校舎から少し離れの場所にある自販機の側のベンチはあまり人がこない所で、楓はベンチに座って待っていた。膝の上に置いてあるのは弁当だろうか。
「ハァ…いや~、遅くなってゴメン…ハァハァ、待った?」
オレはハアハアと息を切らせながら楓に声を掛けた。
ピンクのパーカーにデニムのミニスカートに黒のニーハイを履いている。
よく見ると、楓って美脚だよな。
それなのか、いつもニーハイというスタイルだ。
「どうしたの、そんなに息切らせて?私も今来たばかり。はい、これ古賀くんのお弁当」
可愛らしいプリントをあしらった巾着の袋に弁当箱が2つ重なっていた。
これが手作り弁当か…何て可愛らしいんだ。
早く食べてみたい。
「おーっ、ありがとう!まさかホントに持ってきてくれるなんて…あ、じゃあ何か飲む?」
お礼に飲み物でも買ってあげよう。オレはデニムのポケットから財布を取り出した。
「え、奢ってくれるの?」
「そりゃわざわざ弁当を作ってくれたんだから、当然でしょ。
何がいい?」
オレは自販機に小銭を入れた。
「うーん、やっぱりお弁当にはお茶なかぁ」
「お茶ね、ちょっと待って」
オレはペットボトルのお茶のボタンを押した。
ガタンと音がして、受けとり口のプラスチック製の蓋を開け、ペットボトルのお茶を楓に渡した。
オレはお茶というよりミネラルウォーターの方がいいな。
ミネラルウォーターのボタンを押してペットボトルを取り出し、再びベンチにすわった。
「…古賀くんさぁ、今日かなり暖かいよ。なのにホットって?」
あ…先に聞けば良かった…
テンパってたせいもあるが、お茶=暖かいという先入観故についホットのボタンを押してしまった。
「あぁ、ゴメンゴメン。じゃ、オレのミネラルウォーターと交換する?」
秋にしては少し日差しが強い。
この陽気じゃホットよりも冷たい方がいいに決まってる。
「ううん、ホットでも大丈夫。
ただ今日ポカポカ日和で、外で食べるには絶好の天気よね」
楓は優しいな。オレはますます楓に惹かれていった。
楓は弁当箱の蓋を開け、オレに割り箸を渡した。
「じゃあ、いただきます」
海苔が巻いているおにぎりが3個入っていて、一番大きなおにぎりから食べた。
「美味いっ!」
思わず声が出た…手作りはサイコーだ!
初めて食べた手作り弁当にオレは感動した。
「ホント?良かった~。口に合うかどうか不安だったけど、作ってきた甲斐があったわ」
楓が喜んでくれた。
もう1つの弁当箱には唐揚げと少し焦げ目のついた玉子焼き、それとミニトマトが入ってあった。
オレは何度も美味いと言いながら食べた。
あっという間に食べ終わり、ペットボトルの水を一気に飲み干した。
「あぁ~ご馳走さまでした。美味い、美味かったよ。ありがとう」
「そんな何度も美味いって言わなくても…でもそう言われると嬉しくなっちゃうな」
楓は少し照れながらホットのお茶を飲んでいた。
「あぁ~、いい天気だなぁ。
午後からの講義バックレてぇなぁ。こんな天気のいい日に勉強なんてやってらんねぇよ」
雲一つない空を見上げた。太陽が眩しい。
このまま楓と何処かへ行きたい気分だ。
「そうだ!これからバックレてどっか行かない?」
意を決して聞いてみた。
「えぇ、これから?…うーん。どうしようか?」
楓は返答に困っていた。
別に1日ぐらいバックレても単位には響かない。
「何か勿体無いじゃん?こんないい天気に室内で勉強なんて。たまにはいいじゃん?」
自分でも驚く程、強引な誘い方をした。
やっぱりダメだろうか…?
ちょっとドキドキしてきた。
楓は無言のまま弁当を食べている。
あぁ、やっぱダメか…少し調子にのり過ぎたかもな。
そして弁当を食べ終え、お茶を一口飲んだ。
楓は「うーん」と少し伸びをして空を見上げながら「ホント、いい天気だね。…いいかな、今日ぐらいは」
と言った。
「ホントに?」
頷きながら楓は立ち上がり、オレの手を引っ張った。
「行こうよ、何処かに」
楓の笑顔が眩しかった。
「うん」
オレは返事をした。
「何処へ行く?」
そう言われてると何処に行こうか迷う。
「じゃあ、とりあえず駅前に行ってみようか」
「うん」
頷く楓の横顔が可愛くて愛おしい。
あ、そうだ!ヒロトに弁当渡したんだ…ったくめんどくせぇな、わざわざ弁当箱取りに行くなんて…
急に思い出した。
「あ、じゃあ、先に門の前で待っててくれる?オレちょっと用済ませてくるから」
「うん、わかった」
屈託のない笑顔だ。
オレは食堂まで走っていった。
ヒロトはもうあの弁当を食い終わった頃だろう。
食堂に着くと、ヒロトは食後のデザートの杏仁豆腐を食べていた。
コイツ、どんだけ食えば満腹になるんだ?
「もう食い終わった?」
「うん、弁当スゲー美味かったぜ、ありがとう」
ヒロトは満足そうだ。
「オレ、まだ調子悪いから今日はこれで帰るわ」
オレはさっきと同じく腹を押さえている。
「何だよ、そんなに具合悪いのかよ?」
「うん…ちょっと病院にでも行ってみる」
オレはしんどそうな表情をして、テーブルに置いてあった弁当箱をバッグに入れた。
「大丈夫なのか?」
「わからんけど…じゃあな」
あまり長話すると仮病がバレるので、オレはすぐに食堂を出た。
すぐ様ダッシュで楓が待つ校門へ向かった。
門の外では楓が待っていた。
「お待たせ、それじゃ行こうか?」
「うん」
よし、これから楓とデートだ!
オレの胸は高鳴っていた。
何で弁当なんて作ったんだ?
しかもオレのいない隙を見て楓とのLINEのやり取りを覗くなんて姑息な事しやがって!
この弁当、どっかのゴミ箱に棄てようか。
腹立たしい気分で駅に着き、電車に乗った。
スマホには楓からのLINEがきていた。
【おはよう(^-^)v今日はいつもより早く起きてお弁当作ったよ(絵文字)】
いつもならこのLINEのやり取りが退屈な電車の中での一番の楽しみなのに、今日は何だかブルーな気分だ。
【おはよう、ありがとう】
このぐらいしか返事を返す事が思い浮かばない。
【昼になったら自販機の側にあるベンチに来てね(ハート)】
…はぁ~、この弁当さえ無ければ。
【うん、分かった】
返事を送り、バッグに入っている弁当の処分をどうするか考えていた。
今まで一度も弁当なんか作った事無いクセに、よりによってこんな時に…
そんなにオレが他の女に弁当を作ってもらうのがイヤなのか?
オレは他の女と普通に会話して、話の流れでオレに弁当を作ってくれるって言ってきたんだ。
なのに、朝になってみればテーブルに弁当が置いてあった。
明太子のおにぎりに、唐揚げと玉子焼き、楓が作る弁当と全く一緒だろ!
オレは母親に何も言わずに弁当を受け取って家を出たが、勝手にスマホを覗き見する母親が許せなかった。
こんな弁当絶対に食わない。
誰かにあげよう!
ん、誰か…?
そうだ、ヒロトに食ってもらえばいいんだ。
アイツ、いつも食堂でお代わりしてるから、この弁当代わりに食ってくれって言えば喜んで食うだろう。
棄てるよりはマシだ。オレは楓の作った弁当を食うし、こんな頼んでもいない弁当なんかいらない。
よし、そうしよう!
そう考えたら徐々にテンションが上がってきた。
オレは電車を降り、キャンパスまで走っていった。
…講義中はまだ昼にならないかとソワソワしていた。
さっきから時計ばかり見ていて、昼が待ち遠しい。
昼になったらソッコーでヒロトに弁当を渡し、ベンチで待ってようと。
そして講義が終わり、昼飯タイムになった。
いつものようにヒロトがオレの所に来る。
「リョースケ、早く食堂行こうぜ」
今日も腹一杯食うんだろうな、お前は。
オレはバッグの中にある弁当箱をヒロトに渡した。
「何だ、これ弁当?」
ヒロトはキョトンとしている。
「悪ぃけど、今日何か朝から腹の調子が良くなくてさ。
お前食堂の飯だけじゃ足りないだろ?これ代わりに食ってくれよ。オレ今日は飯食う気になんねえからさ」
そう言って無理矢理ヒロトに弁当を持たせ、肩をパンと叩いた。
「おい、大丈夫なのか?」
オレは腹を押さえながら調子悪そうなフリをした。
「あぁ、大丈夫。じゃ悪いけど今日は一人で食堂に行ってくれ。それと食い終わったら弁当箱返してな」
オレは腹を押さえながら教室を出た。
階段を降りてヒロトがいないのを確認してダッシュで楓が言ってた自販機の側にあるベンチへ向かった。
校舎から少し離れの場所にある自販機の側のベンチはあまり人がこない所で、楓はベンチに座って待っていた。膝の上に置いてあるのは弁当だろうか。
「ハァ…いや~、遅くなってゴメン…ハァハァ、待った?」
オレはハアハアと息を切らせながら楓に声を掛けた。
ピンクのパーカーにデニムのミニスカートに黒のニーハイを履いている。
よく見ると、楓って美脚だよな。
それなのか、いつもニーハイというスタイルだ。
「どうしたの、そんなに息切らせて?私も今来たばかり。はい、これ古賀くんのお弁当」
可愛らしいプリントをあしらった巾着の袋に弁当箱が2つ重なっていた。
これが手作り弁当か…何て可愛らしいんだ。
早く食べてみたい。
「おーっ、ありがとう!まさかホントに持ってきてくれるなんて…あ、じゃあ何か飲む?」
お礼に飲み物でも買ってあげよう。オレはデニムのポケットから財布を取り出した。
「え、奢ってくれるの?」
「そりゃわざわざ弁当を作ってくれたんだから、当然でしょ。
何がいい?」
オレは自販機に小銭を入れた。
「うーん、やっぱりお弁当にはお茶なかぁ」
「お茶ね、ちょっと待って」
オレはペットボトルのお茶のボタンを押した。
ガタンと音がして、受けとり口のプラスチック製の蓋を開け、ペットボトルのお茶を楓に渡した。
オレはお茶というよりミネラルウォーターの方がいいな。
ミネラルウォーターのボタンを押してペットボトルを取り出し、再びベンチにすわった。
「…古賀くんさぁ、今日かなり暖かいよ。なのにホットって?」
あ…先に聞けば良かった…
テンパってたせいもあるが、お茶=暖かいという先入観故についホットのボタンを押してしまった。
「あぁ、ゴメンゴメン。じゃ、オレのミネラルウォーターと交換する?」
秋にしては少し日差しが強い。
この陽気じゃホットよりも冷たい方がいいに決まってる。
「ううん、ホットでも大丈夫。
ただ今日ポカポカ日和で、外で食べるには絶好の天気よね」
楓は優しいな。オレはますます楓に惹かれていった。
楓は弁当箱の蓋を開け、オレに割り箸を渡した。
「じゃあ、いただきます」
海苔が巻いているおにぎりが3個入っていて、一番大きなおにぎりから食べた。
「美味いっ!」
思わず声が出た…手作りはサイコーだ!
初めて食べた手作り弁当にオレは感動した。
「ホント?良かった~。口に合うかどうか不安だったけど、作ってきた甲斐があったわ」
楓が喜んでくれた。
もう1つの弁当箱には唐揚げと少し焦げ目のついた玉子焼き、それとミニトマトが入ってあった。
オレは何度も美味いと言いながら食べた。
あっという間に食べ終わり、ペットボトルの水を一気に飲み干した。
「あぁ~ご馳走さまでした。美味い、美味かったよ。ありがとう」
「そんな何度も美味いって言わなくても…でもそう言われると嬉しくなっちゃうな」
楓は少し照れながらホットのお茶を飲んでいた。
「あぁ~、いい天気だなぁ。
午後からの講義バックレてぇなぁ。こんな天気のいい日に勉強なんてやってらんねぇよ」
雲一つない空を見上げた。太陽が眩しい。
このまま楓と何処かへ行きたい気分だ。
「そうだ!これからバックレてどっか行かない?」
意を決して聞いてみた。
「えぇ、これから?…うーん。どうしようか?」
楓は返答に困っていた。
別に1日ぐらいバックレても単位には響かない。
「何か勿体無いじゃん?こんないい天気に室内で勉強なんて。たまにはいいじゃん?」
自分でも驚く程、強引な誘い方をした。
やっぱりダメだろうか…?
ちょっとドキドキしてきた。
楓は無言のまま弁当を食べている。
あぁ、やっぱダメか…少し調子にのり過ぎたかもな。
そして弁当を食べ終え、お茶を一口飲んだ。
楓は「うーん」と少し伸びをして空を見上げながら「ホント、いい天気だね。…いいかな、今日ぐらいは」
と言った。
「ホントに?」
頷きながら楓は立ち上がり、オレの手を引っ張った。
「行こうよ、何処かに」
楓の笑顔が眩しかった。
「うん」
オレは返事をした。
「何処へ行く?」
そう言われてると何処に行こうか迷う。
「じゃあ、とりあえず駅前に行ってみようか」
「うん」
頷く楓の横顔が可愛くて愛おしい。
あ、そうだ!ヒロトに弁当渡したんだ…ったくめんどくせぇな、わざわざ弁当箱取りに行くなんて…
急に思い出した。
「あ、じゃあ、先に門の前で待っててくれる?オレちょっと用済ませてくるから」
「うん、わかった」
屈託のない笑顔だ。
オレは食堂まで走っていった。
ヒロトはもうあの弁当を食い終わった頃だろう。
食堂に着くと、ヒロトは食後のデザートの杏仁豆腐を食べていた。
コイツ、どんだけ食えば満腹になるんだ?
「もう食い終わった?」
「うん、弁当スゲー美味かったぜ、ありがとう」
ヒロトは満足そうだ。
「オレ、まだ調子悪いから今日はこれで帰るわ」
オレはさっきと同じく腹を押さえている。
「何だよ、そんなに具合悪いのかよ?」
「うん…ちょっと病院にでも行ってみる」
オレはしんどそうな表情をして、テーブルに置いてあった弁当箱をバッグに入れた。
「大丈夫なのか?」
「わからんけど…じゃあな」
あまり長話すると仮病がバレるので、オレはすぐに食堂を出た。
すぐ様ダッシュで楓が待つ校門へ向かった。
門の外では楓が待っていた。
「お待たせ、それじゃ行こうか?」
「うん」
よし、これから楓とデートだ!
オレの胸は高鳴っていた。
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