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新団体設立
オレがレフェリーをやる!
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リング上、いやこの会場は不穏な空気が漂う。
オレもギガンテスもコーナーを背にして、微動だにしない。
【青コーナー、186㌢108㌔、神宮寺直人~っ!】
リングアナウンサーのコールを受け、オレは右手を上げた。
場内からは割れんばかりの歓声が送られ、観客はオレがまた不穏な試合をやるのか期待を寄せていた。
【赤コーナー、203㌢172㌔、ザ・ギガンテス~っ!】
ギガンテスは不敵な笑みを浮かべ、オレと同じくコーナーを背にし、オープンフィンガーグローブをはめた手でロープを掴んでいた。
レフェリーの金村さんが互いのボディチェックをする。
特にギガンテスのグローブに何か仕込まれているか、入念に調べた。
中央で対峙し、巨漢のギガンテスはオレを見下ろすようにして、薄ら笑いを浮かべている。
コーナーに戻る際、オレはギガンテスに握手を求めた。
当然握手などしない。
そして金村さんが合図してゴングがなった。
【カァーン!】
場内は静まり返り、オレとギガンテスの一挙手一投足に注目している。
どうやって攻めるか…相手はプロレスをする気が全く無い。
その相手とどうやってプロレスを展開するか、これはオレのプロレスラーとしての真価が問われる試合でもある。
オレはリングの中央へ歩みより、重心を低く前傾に構えるレスリングスタイルでギガンテスの様子を伺った。
ギガンテスはゴングが鳴ってもコーナーから動かない。
ただ薄ら笑いを浮かべ、構えもせず、立っている。
参ったな…迂闊に近づく事も出来ない。
あのオープンフィンガーグローブを手にはめてるって事は顔面パンチを狙っているのだろう。
あの巨体でまともにパンチを食らったら一発でKOだ。
オレは中央で構えたまま、その先へは進めない。
どうする?…どういうファーストコンタクトをとればいいんだ?
まるで見えないバリアーの前で一歩踏み込む事が出来ない。
金村さんは互いに試合をするよう、「ファイッ!」
と組み合うようにジェスチャーをする。
だが、ギガンテスは全く動かない。
オレは中央で「来いっ!」とアピールしてみたが、びくともしない大木の様に動かない。
【神宮寺、行け~っ!】
【ギガンテスヤル気あんのかよ!】
【動けよ、おいっ!】
客席がヤジが飛び交う。
オレは中央より少し前に近より、来い、と両手でアピールするが、コーナーにもたれかかり、《お前が来い》と言わんばかりに何もせずにただ時間が経過するばかりだ。
とにかく何でもいい、動かなきゃ始まらない、オレは少々のダメージぐらいなら食らっても構わない、と思い、ギガンテスの目の前まで近づいた。
デカイ、一年前と比べてウエイトアップしているせいか、ギガンテスがより大きく感じる。
「カマン、ビッグシット」
オレは敢えてギガンテスを挑発した。
ギガンテスの表情が一変した。
「You bastard! (この野郎!)」
ギガンテスは顔を高潮させ、大振りの右のパンチを放ってきたが、モーションが大きいので、かわすと同時に膝目掛けて低空ドロップキックをヒットさせた。
だがドロップキックを放った後、体勢を整える間もなく、ギガンテスにボディプレスを食らうような形で押し潰された。
「グッ…」
170㌔を越える体重がモロにのし掛かり、息が出来ない程の苦しさだ…
まるで岩の様に重い身体を浴びせられ、身動き出来ない。
何とか抜け出そうして体勢を変えたが、ギガンテスはオレをフルネルソンに捕らえた。
うつ伏せの状態で羽交い締めにされ、おまけに全体重を浴びせられ、全く身動きが取れない…
ドロップキックなんてやるんじゃなかった、オレは久しぶりの試合で勘が鈍ったのか。
しかも相手は巨漢でオレを潰しにかかってくる。
ロープ際が幸いしたのか、オレは足を動かし、ロープにかけた。
「ブレイク、ブレイクだ、ギガンテス!」
金村さんがロープブレイクで離れろと言うがギガンテスは無視をしてフルネルソンを解こうとしない。
「ギガンテス、反則負けにするぞ!離れろっ!」
金村さんが無理矢理ギガンテスの腕を掴み、フルネルソンを外そうとする。
「シャラップ!」
ギガンテスは金村さんを突き飛ばした。
その隙にオレは素早く転がるように場外へ落ちた。
セコンドの連中がオレに駆け寄り、オレを起こそうとした。
「大丈夫だ、いいから何があってもリングに上がるなよ」
ダメージはあるが、動けない状態ではない。
リングの上では金村さんがギガンテスに突き飛ばされて倒れたままだ。
ギガンテスはオレを追って場外へ下りてきたが、セコンドが制止する。
邪魔だ!とばかりにセコンドの若手レスラーを振り払い、その間にオレはリングへ上がった。
金村さんはどうにか立ち上がったが、ゴングを要請した。
【カンカンカンカン】
「ギガンテスの反則敗けだ!」
金村さんはこれ以上試合を続けるのは不可能と判断してゴングを鳴らしたが、納得いかないのは観客だ。
【おい、ふざけんなよ!これで終わりかよ!】
【レフェリーゴング鳴らすのまだ早いだろ!】
【冗談じゃねぇぞ、対戦カード急遽変更して、この判定かよ、金返せ!】
またしても場内が騒然としている。
リングにはセコンドが上がり、荒れ狂うギガンテスを必死になって止めている。
オレはこのままで試合を終わらせるつもりは無い。
「アツシ、このままじゃ客は納得しない、他のレフェリーを呼んでくれ!」
オレはリングサイドにいる真田に他のレフェリーを呼んで、再試合するつもりでいた。
「ふざけるな!これ以上試合なんて出来るか!この試合はもう無理だ!」
金村さんは無理矢理試合を終わらせたが、オレもギガンテスも、そして何より会場に来ているファンが一番納得いかない。
「冗談じゃないのはこっちだ!金村さん、アンタこの状況で試合終わらせて平気なのか?」
オレは金村さんに詰めより、再試合するよう頼んだが、ダメだ、の一点張りだ。
案の定観客がこの結果に怒り、リングサイドに再びなだれ込んで来た。
中には物を投げつける客もいた。
【早く試合再開させろよ!】
【テメーらいい加減しろ!こっちは高い金払ってわざわざ観に来てんだぞ!】
【金返せ!】
もう、メチャクチャだ…
何ともやるせない気分で後味の悪い結果に終わってしまった。
リングではギガンテスがまだ暴れている。
そしてリングサイドでは観客が押し寄せ、異常な事態になっている。
すると花道から一人の男が走ってきて、マイクを持った。
【財前だ!】
首の負傷で欠場していた財前がジャージ姿で現れ、マイクを持つと思いもよらない事を口にした。
「この試合のレフェリーはオレがやる!全員下がれ、再試合だ!」
財前の言葉に暴動寸前だった観客はウォーっ!と沸き上がり、騒ぎを沈静化させた。
納得いかないのは金村さんだ。
レフェリーであり、マッチメーカーという立場でありながら、団体のエースが代わりにレフェリーをやると言ってしまったから、金村さんの立場は無い。
「お前までこの二人の潰し合いを続けるつもりなのか!」
金村さんは猛反対したが、財前はそれを黙らせた。
「この状況を見ろ!このまま試合を終わらせていいのか?
アンタそれでもレフェリーなのか?なぁ皆、再試合観たいよな?」
財前のマイクに観客は大歓声で応え、財前コールまで巻き起こった。
金村さんの面目を潰すような形になったが、財前の一言で再試合を行う事となった。
財前はセコンド陣をリングに下りるよう指示した。
オレはリングに下りた若手レスラーに例の物を出してくれ、と頼んだ。
若手レスラーはリング下のエプロンに隠してあったオープンフィンガーグローブをオレに渡した。
オレがオープンフィンガーグローブをはめると観客は一斉にどよめいた。
【おい、これガチじゃねえか?】
【プロレスじゃないのかよ】
【ガチでも何でもいいから決着つけろ!】
ギガンテスはオレがオープンフィンガーグローブを着用したのを見て、高々と右手を上げてピストルのポーズをとった。
「オレはもう知らん!後はお前らが勝手にやれ!」
憮然とした表情で金村さんは去っていった。
再試合に持ち込んだのはいいが、まさかギガンテスがシュートサインを出すとは…
「よし、いいか?じゃゴング鳴らすぞ!」
財前の合図で再試合のゴングが鳴った。
オレもギガンテスもコーナーを背にして、微動だにしない。
【青コーナー、186㌢108㌔、神宮寺直人~っ!】
リングアナウンサーのコールを受け、オレは右手を上げた。
場内からは割れんばかりの歓声が送られ、観客はオレがまた不穏な試合をやるのか期待を寄せていた。
【赤コーナー、203㌢172㌔、ザ・ギガンテス~っ!】
ギガンテスは不敵な笑みを浮かべ、オレと同じくコーナーを背にし、オープンフィンガーグローブをはめた手でロープを掴んでいた。
レフェリーの金村さんが互いのボディチェックをする。
特にギガンテスのグローブに何か仕込まれているか、入念に調べた。
中央で対峙し、巨漢のギガンテスはオレを見下ろすようにして、薄ら笑いを浮かべている。
コーナーに戻る際、オレはギガンテスに握手を求めた。
当然握手などしない。
そして金村さんが合図してゴングがなった。
【カァーン!】
場内は静まり返り、オレとギガンテスの一挙手一投足に注目している。
どうやって攻めるか…相手はプロレスをする気が全く無い。
その相手とどうやってプロレスを展開するか、これはオレのプロレスラーとしての真価が問われる試合でもある。
オレはリングの中央へ歩みより、重心を低く前傾に構えるレスリングスタイルでギガンテスの様子を伺った。
ギガンテスはゴングが鳴ってもコーナーから動かない。
ただ薄ら笑いを浮かべ、構えもせず、立っている。
参ったな…迂闊に近づく事も出来ない。
あのオープンフィンガーグローブを手にはめてるって事は顔面パンチを狙っているのだろう。
あの巨体でまともにパンチを食らったら一発でKOだ。
オレは中央で構えたまま、その先へは進めない。
どうする?…どういうファーストコンタクトをとればいいんだ?
まるで見えないバリアーの前で一歩踏み込む事が出来ない。
金村さんは互いに試合をするよう、「ファイッ!」
と組み合うようにジェスチャーをする。
だが、ギガンテスは全く動かない。
オレは中央で「来いっ!」とアピールしてみたが、びくともしない大木の様に動かない。
【神宮寺、行け~っ!】
【ギガンテスヤル気あんのかよ!】
【動けよ、おいっ!】
客席がヤジが飛び交う。
オレは中央より少し前に近より、来い、と両手でアピールするが、コーナーにもたれかかり、《お前が来い》と言わんばかりに何もせずにただ時間が経過するばかりだ。
とにかく何でもいい、動かなきゃ始まらない、オレは少々のダメージぐらいなら食らっても構わない、と思い、ギガンテスの目の前まで近づいた。
デカイ、一年前と比べてウエイトアップしているせいか、ギガンテスがより大きく感じる。
「カマン、ビッグシット」
オレは敢えてギガンテスを挑発した。
ギガンテスの表情が一変した。
「You bastard! (この野郎!)」
ギガンテスは顔を高潮させ、大振りの右のパンチを放ってきたが、モーションが大きいので、かわすと同時に膝目掛けて低空ドロップキックをヒットさせた。
だがドロップキックを放った後、体勢を整える間もなく、ギガンテスにボディプレスを食らうような形で押し潰された。
「グッ…」
170㌔を越える体重がモロにのし掛かり、息が出来ない程の苦しさだ…
まるで岩の様に重い身体を浴びせられ、身動き出来ない。
何とか抜け出そうして体勢を変えたが、ギガンテスはオレをフルネルソンに捕らえた。
うつ伏せの状態で羽交い締めにされ、おまけに全体重を浴びせられ、全く身動きが取れない…
ドロップキックなんてやるんじゃなかった、オレは久しぶりの試合で勘が鈍ったのか。
しかも相手は巨漢でオレを潰しにかかってくる。
ロープ際が幸いしたのか、オレは足を動かし、ロープにかけた。
「ブレイク、ブレイクだ、ギガンテス!」
金村さんがロープブレイクで離れろと言うがギガンテスは無視をしてフルネルソンを解こうとしない。
「ギガンテス、反則負けにするぞ!離れろっ!」
金村さんが無理矢理ギガンテスの腕を掴み、フルネルソンを外そうとする。
「シャラップ!」
ギガンテスは金村さんを突き飛ばした。
その隙にオレは素早く転がるように場外へ落ちた。
セコンドの連中がオレに駆け寄り、オレを起こそうとした。
「大丈夫だ、いいから何があってもリングに上がるなよ」
ダメージはあるが、動けない状態ではない。
リングの上では金村さんがギガンテスに突き飛ばされて倒れたままだ。
ギガンテスはオレを追って場外へ下りてきたが、セコンドが制止する。
邪魔だ!とばかりにセコンドの若手レスラーを振り払い、その間にオレはリングへ上がった。
金村さんはどうにか立ち上がったが、ゴングを要請した。
【カンカンカンカン】
「ギガンテスの反則敗けだ!」
金村さんはこれ以上試合を続けるのは不可能と判断してゴングを鳴らしたが、納得いかないのは観客だ。
【おい、ふざけんなよ!これで終わりかよ!】
【レフェリーゴング鳴らすのまだ早いだろ!】
【冗談じゃねぇぞ、対戦カード急遽変更して、この判定かよ、金返せ!】
またしても場内が騒然としている。
リングにはセコンドが上がり、荒れ狂うギガンテスを必死になって止めている。
オレはこのままで試合を終わらせるつもりは無い。
「アツシ、このままじゃ客は納得しない、他のレフェリーを呼んでくれ!」
オレはリングサイドにいる真田に他のレフェリーを呼んで、再試合するつもりでいた。
「ふざけるな!これ以上試合なんて出来るか!この試合はもう無理だ!」
金村さんは無理矢理試合を終わらせたが、オレもギガンテスも、そして何より会場に来ているファンが一番納得いかない。
「冗談じゃないのはこっちだ!金村さん、アンタこの状況で試合終わらせて平気なのか?」
オレは金村さんに詰めより、再試合するよう頼んだが、ダメだ、の一点張りだ。
案の定観客がこの結果に怒り、リングサイドに再びなだれ込んで来た。
中には物を投げつける客もいた。
【早く試合再開させろよ!】
【テメーらいい加減しろ!こっちは高い金払ってわざわざ観に来てんだぞ!】
【金返せ!】
もう、メチャクチャだ…
何ともやるせない気分で後味の悪い結果に終わってしまった。
リングではギガンテスがまだ暴れている。
そしてリングサイドでは観客が押し寄せ、異常な事態になっている。
すると花道から一人の男が走ってきて、マイクを持った。
【財前だ!】
首の負傷で欠場していた財前がジャージ姿で現れ、マイクを持つと思いもよらない事を口にした。
「この試合のレフェリーはオレがやる!全員下がれ、再試合だ!」
財前の言葉に暴動寸前だった観客はウォーっ!と沸き上がり、騒ぎを沈静化させた。
納得いかないのは金村さんだ。
レフェリーであり、マッチメーカーという立場でありながら、団体のエースが代わりにレフェリーをやると言ってしまったから、金村さんの立場は無い。
「お前までこの二人の潰し合いを続けるつもりなのか!」
金村さんは猛反対したが、財前はそれを黙らせた。
「この状況を見ろ!このまま試合を終わらせていいのか?
アンタそれでもレフェリーなのか?なぁ皆、再試合観たいよな?」
財前のマイクに観客は大歓声で応え、財前コールまで巻き起こった。
金村さんの面目を潰すような形になったが、財前の一言で再試合を行う事となった。
財前はセコンド陣をリングに下りるよう指示した。
オレはリングに下りた若手レスラーに例の物を出してくれ、と頼んだ。
若手レスラーはリング下のエプロンに隠してあったオープンフィンガーグローブをオレに渡した。
オレがオープンフィンガーグローブをはめると観客は一斉にどよめいた。
【おい、これガチじゃねえか?】
【プロレスじゃないのかよ】
【ガチでも何でもいいから決着つけろ!】
ギガンテスはオレがオープンフィンガーグローブを着用したのを見て、高々と右手を上げてピストルのポーズをとった。
「オレはもう知らん!後はお前らが勝手にやれ!」
憮然とした表情で金村さんは去っていった。
再試合に持ち込んだのはいいが、まさかギガンテスがシュートサインを出すとは…
「よし、いいか?じゃゴング鳴らすぞ!」
財前の合図で再試合のゴングが鳴った。
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