I Love Baseball 主砲の一振り 6

8月灼熱の後半戦

両チームの分析

白石がチームに合流した。

チームメイトを前に白石は緊張の面持ちながら しっかりとした自己紹介をして チームメイトからは歓迎の拍手で迎えた。

そして今日から名古屋で西地区首位をキープする99ersとの3連戦がスタートする。


Glanzの先発は中6日で現在4連勝中の降谷。

対する99ersはメジャーから日本球界に復帰して2年目を迎える 右のエース畝。


Glanzのスターティングメンバー

1 RF ルイス 39
2 SS 白石      5
3 LF 唐澤      1
4 CF 森高      7
5 3B ロビンソン 2
6 2B 石川      8
7 1B 徳川      23
8 DH 来栖     55
9 C    滝沢      9

    P    降谷    14


注目の白石は2番ショートでスタメン出場。

2番白石 3番唐澤の天才コンビで後半戦に勢いをつけたいところ。


白石の加入でショートからセカンドにコンバートされた石川だが 中田は石川がセカンドのポジションに向いている事を本人に上手く説明。

かつての名二塁手と謳われた中田がそう言うんだから
間違いは無いだろうという事で 石川本人も納得してセカンドに回った。


キャッチャー毒島（滝沢）―セカンド石川・ショート白石―センター森高というセンターラインが確立し
守備力でも格段にパワーアップした新生Glanz。

野手だけではなく 投手の起用法も衣替えした。


終盤のレフティ3の一人であるアクーニャがマーリンズにトレードされ ヘッドコーチの勅使川原はアクーニャの後釜に左腕の冴島を抜擢。


冴島は3年前のドラフトで8球団が競合の末 Glanz（当時は武蔵野スカイウォーカーズ）が抽選券を獲得した鳴り物入りの大型左腕だったが プロ入り後はパッとしない成績。

そこで勅使川原は冴島を先発ではなく リリーフ専門で短いイニングを全力投球するよう指示。


それが功を奏し 最近10試合のうち7試合に登板し
6回3分の1を投げて2勝0敗4ホールド 防御率は1.00と好成績を挙げた。


アクーニャよりスピードは落ちるが MAX157km/hのストレートに鋭角的に曲がるスライダーと140を超える高速チェンジアップは 終盤の1イニング限定ならばかなり効果的になると読んだ。


7回冴島 8回ジェイク 9回真咲という 新レフティ3で強打の99ers打線を封じ込むつもりだ。




後攻99ersのスターティングメンバー

1 CF 城戸 7
2 SS 飛鳥 5
3 DH 吉川 3
4 1B 風間 55
5 3B 比嘉  1
6 2B 秋山  4
7  C  外崎  27
8 RF 佐々木 9
9 LF 嶋       2


   P   畝   17



チーム打率.272はリーグトップの99ers。

1番城戸から7番外崎まで 20本前後のホームランを打つ長打力と確実性を兼ね備えたバッター揃いは相手投手にとって嫌な打線だ。


中でも クリーンアップの吉川 風間 比嘉の三人の破壊力は脅威で 得点圏にランナーがいる時はツーストライクに追い込まれても高い確率で安打を放つ。


守備の方では 扇の要とも言える外崎の頭脳で野手がフォーメーションを何パターンも変えて ヒット性の当たりを難なくアウトにしてしまう。


そして投手陣は那須川 畝の左右のエースを軸に
左腕の松井 3年目で2年連続2桁勝利を狙う衛藤 2年目の岡村のローテーションに加え リリーフ陣は鉄腕加藤 
左の高橋 パワーピッチャーの朝丘が今年も健在。

そして最後は守護神の霧島が落差の大きいフォークで試合を締め括る。



ネプチューンリーグの西地区首位99ersと 東地区の首位で白石が加わり更にパワーアップしたGlanzの激突はどちらに凱歌が上がるのか。