I Love Baseball 主砲の一振り 6

3月・4月 ペナントレース開幕

開幕戦はアウェイ

開幕戦当日を迎えた。


Glanzは京都の西京極フィールドで京都Super Phoenixとの3連戦を行う。

これから約半年にも及ぶ長いペナントレースがスタートする。



「今さらジタバタしてもしゃあない…
泣いても笑っても、今日からペナントレースがスタートする！
プロならキッチリ結果を残してくれ、以上！」


試合前のミーティングで中田は手短に言った。



開幕投手は中邑か片山のどちらかで迷ったが
中邑は開幕戦の勝率が悪い。


開幕戦は単なる140分の１ではない。


チームに勢いをつけるには 開幕戦を勝たねばならない。


となると ここは中邑よりも強心臓の片山が相応しいという事で 片山を開幕投手にした。



片や京都Super Phoenixの開幕投手は 去年12勝を挙げた齋藤 雪斗（さいとうゆきと）


元々は東京KINGDOMの二軍だったが 球団拡張による分配ドラフトで京都Super Phoenixに入団。


152km/hのストレートと カットボール スライダー チェンジアップを武器にテンポ良く投げるのが持ち味。



Glanzの開幕スタメンは


1 RF 武藤 5
2 SS 石川 8
3 LF 唐澤 1
4 CF 森高 7
5 3B ロビンソン 2
6  C  毒島 6
7 DH 財前 10
8 1B 庵野 4
9 2B 筧    24


P 片山  19



トップバッターは昨年3割をマークした武藤。

4番は今年からセンターを守る森高。

注目のロビンソンは5番サードで出場。

ファーストは徳川ではなく 右の庵野がスタメン出場。



西京極フィールドは人工芝という事もあって 徳川はスタメンを外れた。


人工芝の球場でプレーをすると膝に負担がかかり 選手生命が短くなってしまうという 持論で頑なに出場を拒んだ。




後攻Super Phoenixのスタメン


1 RF 刀根 9
2 CF 姫野 3
3 1B 清武 8
4 LF 飯伏 6
5 DH足達 1
6 C   丸藤 2
7 SS 鷹村 7
8 2B 北斗 31
9 3B 兼本 12


P 齋藤 11


Super Phoenixは16球団で最も戦力補強を積極的に行ったチームでもある。


リードオフマンの刀根は昨年56盗塁で盗塁王を獲得。


2番の姫野は3割をマークしてゴールドグラブ賞を受賞。

走攻守共に高いスキルを持つマルチプレイヤー。


3番清武は 打率.287 本塁打30 打点97で新人王を獲得。


そして4番には 昨年までメジャーリーグ  フロリダ・シーホースに所属していた飯伏 貴紀（いぶしたかのり）が7年ぶりに日本球界に復帰。


飯伏はドラフト3位で大阪ドルフィンズ（当時は奈良ドルフィンズ）に入団。


パンチ力のあるスイッチヒッターとして 30本塁打100打点を3度マーク。


ポスティングシステムでメジャーに渡り 地区優勝に貢献。


シーホースとの契約が切れたのを機にSuper Phoenixが獲得に名乗りを上げた。



下位打線には 昨年ドラフト2位で入団した北斗 結弦（ほくとゆづる）が開幕スタメンを果たし 
創立2年目で優勝に向けて万全の体制で挑む。