I Love Baseball 主砲の一振り 6

キャンプイン

戦力

Glanzの戦力だが、投打のバランスは決して悪くない。

昨年19勝で最多勝を獲得した左腕の片山、エース中邑は14勝を挙げ、抑えの降谷は38セーブでセーブ王を獲得。

野手では、一昨年のMVP唐澤 斗真が打率2位の.337、出塁率.413、198安打で最高出塁率と最多安打を獲得。

4番を打つ若き主砲の森高 祐樹は48本塁打でタイトルを獲得。

去年レギュラーに定着した徳川  宗矩と武藤 和哉は共に打率3割をマークして今年飛躍が期待される。


「それじゃあ、優勝出来る可能性高いじゃん！」


と思われるだろうが、そんな簡単なモンじゃない。



各チームは年が変わるごとに戦力を補強する。


トレードやFA、ドラフトによる選手獲得。


そして、海外からの助っ人外国人選手等など。


Glanzは戦力補強がイマイチだった。


と言うのも、昨年まで投打の要として活躍したクレイグ・マクダウェルと中山 数人が揃ってメジャーに復帰した。


マクダウェルは13勝6敗、防御率1.98で最優秀防御率を獲得。

中山は主にGlanzのリードオフマンとして、打率.308 本塁打27 打点78 盗塁26という成績を挙げた。


この2人がいなくなるというのは、Glanzにとってかなりの痛手だ。


その穴埋めというワケではないが、昨年助監督を兼任した財前 貴博とブルペンコーチを兼任していた真咲 光寿の2人が今年は選手に専念する。


財前は3年前の三冠王でMVPを受賞。

真咲は過去に最優秀防御率、最多奪三振のタイトルホルダーと実績は申し分ないが、2人とも30代中盤とあって、往年の活躍は期待薄だ。


そうなると、新戦力に頼らざるを得ないところだが、ドラフトでは即戦力となる黄金ルーキーを逃し、FAはおろか、トレードもままならぬ状態。


ならば、海外からの助っ人を…と調査してみたものの、めぼしい助っ人はいなかった。


そんなワケで、戦力的には去年と同じ、もしくはややダウンという見方だ。