32 / 124
どうやったら卒業できるか
ホームランだ!
しおりを挟む
何が悲しくて、飲んだ後にバッティングセンターに行かなきゃならないんだ。
飲んだ後にバット振ってられっかよ。
沙織はジャケットを脱ぎ、120㎞のバッティングゲージに入ると、右打席でバットを構えた。
バッティングマシーンはプロのピッチャーが投球フォームをスクリーンに映し出していた。
カーーン!
沙織は上手くバットを振り抜く。
スゲエ!
女で120㎞の球打てるなんて、そうそういないぞ。
フォームがサマになってる。
野球経験者?
しかし、あの短めのスカートでよく打てるもんだ。
それにしても…いいケツしてるな!
やっぱスタイルいいな、沙織はwww
ホームランは打てなかったが、全球ヒット性の当たりだ。
「スゲエ!高橋さん野球やってたんですか?」
「うん、ソフトボールだけどね。これでもショート守ってたのよ」
ソフトボール経験者か、どおりで上手いと思った。
「仲村君も打ってみなよ。スカッとするから」
「お、オレすか…」
「うん、見てみたいな、仲村君が打つ姿」
かつてオレは小学生の頃、少年野球チームに所属していた。
ポジションはセカンド。
でも、バット持つの何年ぶりだろ。
上手く打てればいいんだが、果たしてどうか。
「仲村君、野球の経験はあんの?」
「ハイ、小学生の時に少年野球チームに入ってました」
「じゃあ、大丈夫ね。ほら、早く打って」
オレは100㎞の左打席専用のゲージに入った。
沙織が120 km/hで、オレは100 km/h…
何年かぶりだし、初めはここで打ってみよう。
「へぇ~、左バッターなんだ」
そう、オレはいっちょ前に右投げ左打ちだ。
小学校卒業して以来、バットを持った事がないから打てるかな。
そう言えば、少年野球チームの監督に【オマエは後ろ足に重心がかかり過ぎるからアッパースイングになるんだ】って言われた事を思い出した。
あの頃、素振りばかりやらされたな…
だから中学入ったら野球止めたんだっけ。
何だか…後ろの視線が気になる。
沙織がオレのバッティングに注目してやがる。
空振りしたら恥ずかしいなぁ~。
うぉっ、きた!
カーーン!
当たった。
しかし、ボテボテのゴロだ…
何か、球の出所が判りにくいな。
スクリーンのピッチャーが投げると共に球が出てくるんだが、タイミングが掴めない。
2球目。
ブーーン!
恥ずかしい、空振りした。
沙織は?
思わず後ろを見た。
くそっ、ニヤニヤ笑ってやがる。
よくこんな球打てたよな…
タイミングだ、タイミングを掴もう。
ボールが来た、オレはバットを合わせた。
コンッ!
「www何でバントしてんのよwww」
沙織が腹抱えて笑ってやがる。
タイミングを掴むにはバントが一番なんだよ。
次もバントを続けた。
これでタイミングは掴めた。
次の球からフルスイングだ。
マシンがボールを投げた。
ストレートだ、タイミングを合わせフルスイング!
カーーーーン!
おっ、いい当たり!
バサッ!
エッ!今、的に当たったよな?
ホームランだ、ホームラン!
「スッゴーい、ホームランだよ。今の凄くいいバッティングだったよ!」
「やったー、ホームランだ!」
思わずバンザイをした。
やったーーーっ!
ホームランを打ったオレは調子に乗った。
次はこうだ!
…コンッ!
「だから、何でまたバントなのよwww」
沙織が爆笑していた。
何故かホームランを打った後にバントしてみたくなった。
結局ホームランはこの一本のみで、後はヒット性の当たりだった。
ホームラン賞はスタンプを押してもらい、スタンプ10回で景品が貰えるらしい。
「スゴいじゃん、ホームランなんて!ワタシなんか、まだ一回も打った事ないのに…仲村君、何か持ってそうかもね」
「え、持ってる?」
「うん。何か、運もそうだけど、本来の力というか。
そんな感じがする」
持ってるねえ。
確かにここまで童貞なのは、ある意味持ってるかもな。
そんな運なんかいらないけどな…
その後もオレたちは打ちまくり、帰った頃は握力がなくなる程、バットを振った。
飲んだ後にバット振ってられっかよ。
沙織はジャケットを脱ぎ、120㎞のバッティングゲージに入ると、右打席でバットを構えた。
バッティングマシーンはプロのピッチャーが投球フォームをスクリーンに映し出していた。
カーーン!
沙織は上手くバットを振り抜く。
スゲエ!
女で120㎞の球打てるなんて、そうそういないぞ。
フォームがサマになってる。
野球経験者?
しかし、あの短めのスカートでよく打てるもんだ。
それにしても…いいケツしてるな!
やっぱスタイルいいな、沙織はwww
ホームランは打てなかったが、全球ヒット性の当たりだ。
「スゲエ!高橋さん野球やってたんですか?」
「うん、ソフトボールだけどね。これでもショート守ってたのよ」
ソフトボール経験者か、どおりで上手いと思った。
「仲村君も打ってみなよ。スカッとするから」
「お、オレすか…」
「うん、見てみたいな、仲村君が打つ姿」
かつてオレは小学生の頃、少年野球チームに所属していた。
ポジションはセカンド。
でも、バット持つの何年ぶりだろ。
上手く打てればいいんだが、果たしてどうか。
「仲村君、野球の経験はあんの?」
「ハイ、小学生の時に少年野球チームに入ってました」
「じゃあ、大丈夫ね。ほら、早く打って」
オレは100㎞の左打席専用のゲージに入った。
沙織が120 km/hで、オレは100 km/h…
何年かぶりだし、初めはここで打ってみよう。
「へぇ~、左バッターなんだ」
そう、オレはいっちょ前に右投げ左打ちだ。
小学校卒業して以来、バットを持った事がないから打てるかな。
そう言えば、少年野球チームの監督に【オマエは後ろ足に重心がかかり過ぎるからアッパースイングになるんだ】って言われた事を思い出した。
あの頃、素振りばかりやらされたな…
だから中学入ったら野球止めたんだっけ。
何だか…後ろの視線が気になる。
沙織がオレのバッティングに注目してやがる。
空振りしたら恥ずかしいなぁ~。
うぉっ、きた!
カーーン!
当たった。
しかし、ボテボテのゴロだ…
何か、球の出所が判りにくいな。
スクリーンのピッチャーが投げると共に球が出てくるんだが、タイミングが掴めない。
2球目。
ブーーン!
恥ずかしい、空振りした。
沙織は?
思わず後ろを見た。
くそっ、ニヤニヤ笑ってやがる。
よくこんな球打てたよな…
タイミングだ、タイミングを掴もう。
ボールが来た、オレはバットを合わせた。
コンッ!
「www何でバントしてんのよwww」
沙織が腹抱えて笑ってやがる。
タイミングを掴むにはバントが一番なんだよ。
次もバントを続けた。
これでタイミングは掴めた。
次の球からフルスイングだ。
マシンがボールを投げた。
ストレートだ、タイミングを合わせフルスイング!
カーーーーン!
おっ、いい当たり!
バサッ!
エッ!今、的に当たったよな?
ホームランだ、ホームラン!
「スッゴーい、ホームランだよ。今の凄くいいバッティングだったよ!」
「やったー、ホームランだ!」
思わずバンザイをした。
やったーーーっ!
ホームランを打ったオレは調子に乗った。
次はこうだ!
…コンッ!
「だから、何でまたバントなのよwww」
沙織が爆笑していた。
何故かホームランを打った後にバントしてみたくなった。
結局ホームランはこの一本のみで、後はヒット性の当たりだった。
ホームラン賞はスタンプを押してもらい、スタンプ10回で景品が貰えるらしい。
「スゴいじゃん、ホームランなんて!ワタシなんか、まだ一回も打った事ないのに…仲村君、何か持ってそうかもね」
「え、持ってる?」
「うん。何か、運もそうだけど、本来の力というか。
そんな感じがする」
持ってるねえ。
確かにここまで童貞なのは、ある意味持ってるかもな。
そんな運なんかいらないけどな…
その後もオレたちは打ちまくり、帰った頃は握力がなくなる程、バットを振った。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる