Baseball Freak 主砲の一振り 7

最後の交流戦

VSパイレーツ

試合は午後6時にプレーボール。

パイレーツ先発ブラッドはやや制球力が不安定ながらも、荒れ球でバッターに的を絞らせず、初回を三者凡退に抑える。


対するGlanzの先発中邑も立ち上がりから158 km/hのストレートを軸に、縦に割れるカーブ、落差のあるフォークを交えてこちらも三者凡退。



4回の裏に、桜庭 宇佐美の連続ヒットで一塁三塁のピンチになったものの、中邑は後続を打ち取り、先取点を与えず。


Glanzもブラッドのスイーパー、チェンジアップに苦戦し、いまだノーヒット。


0対0のまま8回の裏、パイレーツは先頭バッターの葛城が二塁ランナー三原を置いた場面で、センターへのタイムリーヒットで1点を先制。


この1点が決勝点となり、9回は今年から抑えに任命された小川が切れ味鋭いシンカーで眞田 乃木 南方の三人を打ち取りゲームセット。


初戦は1対0でパイレーツが辛勝。



2戦目はGlanzがルーキーの楠木、パイレーツはプロ12年目の右腕伊沢。



スターティングメンバーは、


Glanz


1 (二) 石川 8
2 (一) 徳川 23
3 (左) 菅原 3
4 (遊) 白石 5
5 (右) 眞田 25
6 (中) ｸﾛﾌｫｰﾄﾞ24
7 (指) 麻生 22
8 (三) 乃木 10
9 (捕) 南方 1


(投) 楠木 29



体調不良の森高はこの日もベンチスタートで、ライトには眞田を起用。


指名打者は、今季打者としては初打席となる麻生が座る。




後攻 パイレーツのスターティングメンバー。


1 (右) 前田 8
2 (三) 橋本 41
3 (中) 葛城 5
4 (一) キース 44
5 (左) 桜庭 10
6 (捕) 成田 2
7 (遊) 安西 1
8 (指) マーフィ66
9 (二) 広石 0


(投) 伊沢 17


パイレーツは打順を変更。


リードオフマンの葛城が3番に入り、前田が1番に入れ替え。


8番指名打者のマーフィはシーズン途中からパイレーツに加入。


二塁打を量産する中距離型の左打者で、下位打線の軸として期待がかかる。


先発の伊沢はチームトップの6勝をマーク。


サイドスローからのツーシーム、スライダーと横の揺さぶりで打者を打ち取る。



この日はデーゲーム。


曇り空の中、午後2時プレーボール。


立ち上がり両先発共に順調な滑り出し。



楠木は自慢のコークスクリューが冴え、3回までに4個の三振を奪う。


伊沢はグラウンドボーラーらしく、スライダーでゴロの山を築く。


4回の裏、パイレーツは8番マーフィがレフト線を破るツーベースヒットで出塁。


広石は三振に倒れたが、トップに返って前田が楠木のストレートをセンター前に弾き返し1点を先制。


6回の表、Glanzは5番眞田、6番クロフォードの連続ヒットでワンアウト一塁三塁のチャンス。


ここで7番麻生が伊沢のツーシームを完璧に捕え、今シーズン第1号の逆転スリーラン。


この3点が決勝点となり、最後は守護神東山が締めくくり1対3でGlanzが勝利。



3戦目、この日もデーゲームで、Glanzは降谷、パイレーツはエースの黒澤が先発。



降谷は初回に葛城の先制8号ソロで失点するも、その後は要所を締めるピッチングで追加点を許さず。


黒澤は自慢のツーシームで打者一巡目をノーヒットで抑えたものの、5回の表にフォアボールとエラーでランナー一塁二塁とピンチに陥る。


ここでこの日指名打者に入った7番小早川がライトオーバーの走者一掃ツーベースで試合をひっくり返す。


パイレーツも負けじと7回にキース、桜庭の連続ツーベースで同点に追いつく。


Glanzはここで降谷から新外国人のゴールドバーグに交代。


ゴールドバーグは得意のスイーパーで後続を打ち取り、ピンチを脱出。


このまま延長戦に突入かと思われたが、9回の表に4番白石が3番手ピッチャー三上のカーブをレフトスタンドへ勝ち越しの14号ソロ。


最終回は東山が3人で抑え、Glanzが1点差で勝利。


降谷は4勝、東山は16セーブをマーク。



パイレーツ戦を2勝1敗と勝ち越し、お次は札幌へ移動し、ウォーリアーズとの三連戦がスタートする。